ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ!
山村智美の『未来ゲーム Travelers』

  • 記事タイトル
    ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ!
    山村智美の『未来ゲーム Travelers』
  • 公開日
    2024年05月10日
  • 記事番号
    11191
  • ライター
    山村智美

ゲームやエンタメの最新の話題を伝える月刊連載コラム『未来ゲーム Travelers』です。

ゴールデンウィークはいかがでしたか?

全力で楽しみましたか?

今年のゴールデンウィークは、

有明GYM-EXで開催された格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2024」をはじめ、

幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2024」、

東京ビッグサイトで開催された『遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』の大会「Yu-Gi-Oh! CHAMPIONSHIP SERIES JAPAN TOKYO 2024」、

さいたまスーパーアリーナではプロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」のフェスイベント「CR FES 2024」などなど、

ゲームやサブカル系の大型イベントが各所で目白押しでした。来場者数の過去最多を更新したというイベントも多数で、大盛況だったようです。

オンライン上のコミュニティが増えて活発になっていくことで、オフラインのリアルイベントで交流したいという流れも、より加速しているなと感じますね。

さて、そんなイベントづくしなゴールデンウィークを経ての5月のゲーム関係の動きはというと、今年は結構静かな感じになりそうですかね。

といっても、6月は「Summer Game Fest」をはじめとした、E3のタイミングを受け継ぐゲーム発表シーズン。いろんな事前情報などが出てくることかと思います。

もうすでにいくつか噂レベルなものも流れてきていますが、はたして実際にどんなゲームが今年のこれからを彩ってくれるのか? 楽しみですね。

では、今月の曲~。

大きな盛り上がりを見せた格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2024」より、テーマソングの梅田サイファー「CONTINUE」。
これまでの大会シーンがふんだんに使われているShort ver.と、ゲーム映像素材がメインのINSPIRATION from PlayStationの2種類ともどうぞ。
   

   

続いてもう1曲。
ゲーム系チップチューンなどでゲームファンにも知られる音楽Producer、DJ、TrackmakerのDÉ DÉ MOUSEさんと、Jazz HiphopマエストロのShin-Skiさんのユニット「Tiny Griffi」の1st アルバム「Dawn Milky」です。
ピクセルアートのビジュアルとともに楽しめるローファイな楽曲は、作業のお供にも眠る前の安らぎにもぴったりですよ。
   

「EVO Japan 2024」格闘ゲームの今が200%わかる祭典が開催! 有料イベントとなったが来場者は過去最多を更新

©EVO Japan 2024 実行委員会

格闘ゲームの祭典「EVO」の日本開催版「EVO Japan 2024 presented by ROHTO」が、東京・江東区の有明GYM-EXで2024年4月27日~29日に開催されました。

3日ともに取材をさせていただいたのですが、いやー想像以上の盛況ぶりとなっていました。

今回の注目ポイントのひとつに“完全有料制”というものがありました。

「EVO Japan」はこれまで過去4回開催され、今までは最終日以外は入場・出場が無料だったのですが、今大会は初日から完全に有料チケット制となりました。

さすがに完全有料となると、来場者数や大会出場のエントリー数は前回より減るのでは思われましたが、蓋を開けてみると、約2万5千枚のチケットは事前に完売、3日間の来場者も過去最多を記録したとのことです。

また、出場選手についても昨年は延べエントリー数が約7,000人だったのに対し、今回は約9,000人と大幅に増加。最多数の『ストリートファイター6』は約4,851名と全体参加者数の約半分を占め、昨年の『ストリートファイターV』のときの約1,800人から圧倒的な増加幅となりました。

というか、完全有料の大会で約9,000人エントリーですよ。

本当にすごい時代になりました。
   

会場となった有明GYM-EXの広さは東京ビッグサイトの西ホール1つぶんより少し広いというぐらい(有明GYM-EXの展示面積は9,400㎡、ビッグサイトの西1ホールは8,880㎡)。

このスペースで述べエントリー数9,000人の大会をやっていくとなると、大会やイベント経験者からは「かなりの混乱や時間のズレが生じるのでは……」と危惧されていましたし、ぶっちゃけボクも不安視していたのですが、

これがほぼ目立った混乱や遅延はなく、大会参加者からはとても快適だったと称賛の声が多数寄せられるという結果に!

特に個人的に素晴らしいなと感じたのは、機器の熱対策。

かつて東京ゲームショウの某ブースでは熱問題で試遊が続行不能になったこともあったりと、熱気の中でのハードウェアの連続稼働はそれぐらい過酷なのですが、今回の会場では小まめな電源のオンオフをしていたり、試合呼び込み前の動作チェックも合間に的確に行っているのが見受けられました。

そうしたところも含め、とても実践的でハイレベルな運営がなされていたのが印象的でした。

もちろん、運営スタッフの方だけでなく、観戦している人も選手の呼び込み時に声をかけあっていたりなどなど、参加者側も一丸となって良い大会になるよう協力していたからこそだと思います。素晴らしかったですね。
   

   

  

この連載の掲載時にはもう開催からだいぶ日が経っていますので試合内容のについてはリザルト程度にします。各ゲームタイトルの上位入賞者および優勝者のコメントは以下のようになりました。
   

   

   

印象的だったのは、まずは2024年1月に発売されてから最初の国際的な大会になったと言っていい『鉄拳8』。
『鉄拳』の大会シーンと言えば、やはり韓国、そしてパキスタンの選手の強さが知られるところですが、今回見事に優勝したのは日本の「ちくりん」選手!

トップ6に残ったのは韓国の選手と日本の選手のみとなり、会場からは日本の選手を応援する熱い熱い熱い声援が。
迎えたグランドファイナル、韓国のLowHigh選手にちくりん選手が見事勝利した瞬間、熱い声援がスタンディングオベーションで爆発! 『EVO Japan』での日本人選手優勝への歓喜が湧き上がっていました。

©EVO Japan 2024 実行委員会

参加者数最多の『ストリートファイター6』では、優勝したMenaRD選手の強さはもう言うことがないというぐらいのもの。観る者すべてを圧倒しました。

また、優勝コメントでは「格闘ゲームが生まれた日本は私にとって第2の故郷のようなもの。なぜなら『ストリートファイター』は私のすべてであり、私そのものだからです」と素晴らしい言葉を伝え、場内は大歓声に湧きました。

準優勝にして日本人選手最高順位だった翔選手の振る舞いも、とても印象的でした。

昨年にサウジアラビアで開催されたGamers8で優勝したことでも知られる翔選手ですが、試合前に会場からの声援に笑顔で応えたりなど、随所に笑顔が見られることが印象的。
試合を、ひいてはゲームを楽しむことを大事にされている様子が伝わってきます。“楽しんでいる人こそが強い”という理想形を体現できている、新世代のプレイヤーだなと感じますね。

©EVO Japan 2024 実行委員会
©EVO Japan 2024 実行委員会
©EVO Japan 2024 実行委員会
©EVO Japan 2024 実行委員会
©EVO Japan 2024 実行委員会
©EVO Japan 2024 実行委員会

来場者、参加者ともに最多を更新し、進行も素晴らしい結果となった今回の「EVO Japan 2024 presented by ROHTO」。
今年の盛り上がりを配信やSNS等でみて来年こそはという人も多いのではないでしょうか。今後さらに拡大していくのか、規模や盛り上がりがどのように進んでいくのか、格闘ゲームシーンの今後にも注目ですね。
   

   

   

なお、今年は7月~8月にサウジアラビアにて「Esports World Cup」が開催されます。
昨年までGamers8という名称で招待選手のマッチを行っていましたが、今年はそれを引き継ぎつつかなり大規模な高いへと進化しました。

種目ゲームは計19作品、イベント全体の賞金総額は6,000万ドル(約92億円)超ということで、今回「EVO Japan 2024」での上位成績選手も招待されます。賞金額はまさに人生が変わるレベルということで、こちらがどのような結果になっていくのかも、大注目ですね。

ちなみに「EVO Japan 2024」の会場に入ってすぐのところに、きらびやかなレジェンドラウンジのブースを出していたQiddiya Gamingもサウジアラビアの企業。「ドラゴンボール」のテーマパークがサウジアラビアに建設されるプロジェクトも、このQiddiyaが手掛けているものなんです。

サウジアラビアの政府をあげてのゲームやエンタメへの取り組みの本気度はすごいんですよね。今後どうなっていくのか、そちらも注目かもしれません。

「EVO Japan 2024」の会場で、写真のようにMenaRD選手など有名プレイヤーを招いての対戦会などを定期的に開催していた「Qiddiya レジェンドラウンジ」。Qiddiya Gamingは「Esports World Cup」の開催や運営においても中心的な存在となるそうだ
©EVO Japan 2024 実行委員会

「EVO Japan 2024」会場に今後発売されるレバーアケコン/レバーレス、独自開発中の最新ボタンなど、注目のデバイスが集結!

「EVO Japan 2024」ではアケコンをはじめとした入力デバイスや周辺機器・パーツの販売や展示がたくさんありました。

購入を検討しているデバイスを実際に触れたり、メーカーのかたにくわしく質問できたり、

さらにはネット通販だと競争率が高すぎてなかなか買えない製品も購入できたので、こちらもリアルイベントならではの大きな魅力となっていました。

というわけで、会場で触れることのできた、今後に発売される注目デバイスやパーツを、写真とともにご紹介していきましょう。

◆「PUNK WORKSHOP」人気レバーレスのメーカーが手掛ける“レバーアケコン”

レバーレスコントローラーの定番メーカーのひとつであり、愛用しているプロやストリーマーも多い「パンクワークショップ」。

そんなPWSの新製品は何とレバーアケコンということで、レバー派のプレイヤーからも注目が集まっていましたが、会場ではそのレバーアケコンを展示、試遊することができました。

気になるレバーは、レバー軸に着脱式を採用。何とレバーはPWSで開発しているオリジナルのユニットとのこと。会場では2台置いていた試遊のうち、左は三和電子のレバーを、右にはPWSオリジナルレバーを搭載し、触り比べができるようになっていました。

実際に触ってみると、PWSのレバーは倒したときの抵抗が少なくてかなり軽かったですね。レバーの重さはレバー軸につけているバネの硬さで決まってくるわけですが、おそらく三和電子の標準的なバネよりもかなり柔らかく、それでいてセンターにはしっかり戻ってくれるギリギリを攻めたものになっていると感じました。

お話を伺ったところ、レバーレスと同様に、レバーもプロのニーズにも応えられる最高の操作感を追求するというコンセプトのもとに開発したものとのこと。レバー単体も交換用として販売予定とのことなので、例えば、他のアケコンにPWSのレバーを換装してもらうのも当然ありとのこと。

ちなみに、着脱式のレバー軸を標準で採用しているのは持ち運びの利便性もありますが、レバーレス同様に天板がマグネットで固定されていてメンテナンスの際には上にガパっと開けられるようになっていて、そのときにレバーボールがひっかかってしまうからレバー軸を着脱式にしたとのこと。

発売予定は夏。こちらも人気の製品となりそうです。

・PUNK WORKSHOP Japan公式サイト
https://punkworkshop.jp/

   

◆「HIT BOX」新開発の「C.O.M.B.O. Arcade Button」、ボタン増設ができるExtensionを展示

「C.O.M.B.O. Extension」
https://www.hitboxarcade.com/collections/mod-store/products/combo-extension

1つのボタン穴に2ボタンを設置できる「C.O.M.B.O. Extension」。こちらはメインのボタンは従来のファストン端子ですが、サイドの四角いボタンは基板に繋げる用の銅線をそのまま出しているという作り。確かにいろいろなケースを想定すると銅線そのままのほうがいっそ扱いやすいのですが、ちょっと工作が必要なところがありますね。

ちなみに使用感のほうはだいぶ良くて、こちらシンプルな作りなぶん、追加ボタンの位置や角度の調節が容易なんですよね。例えば、レバーレス配置のジャンプボタンのところに使えば、左に追加ボタンを持ってきてもいいし、回して右にしてもいい。微妙な角度も変えられます。

穴を開けたりせずにボタン増設できる手軽な選択肢として注目ですね。発売予定は夏頃とのことです。

『C.O.M.B.O. Arcade Button』
https://www.hitboxarcade.com/products/combo

Cherry MX ロープロファイル Speed Silverを採用した薄型ボタン「C.O.M.B.O. Arcade Button」も実際の製品が展示されていました。

ストロークとアクチュエーションポイントが異なる3種類あり、ボタンの押下音を軽減するサイレントオプティマイザーも搭載。端子もL字型のロースペース形状と、最新のニーズにしっかり応えた仕様となっています。

◆「OneFrame」ときど氏が使用しているマウス用マイクロスイッチを採用した噂のボタンを体験!

プロ格闘ゲーマーときど選手も開発に協力し、試作品を実際に使用しているボタン「OneFrame」。

こちらはマウス用のマイクロスイッチを使うことで、従来のキースイッチ搭載ボタンとはまったく異なる、極限まで少なくしたストロークと圧倒的な入力速度の速さを実現したというもの。

会場で実際に触らせてもらったのですが、これはもう従来の他のボタンと比較ができないぐらいフィーリングが異なるものですね。単純に言えばマウスをカチカチとクリックするのとほぼ同じ感触なので、押し込むという動作のストロークがそもそもありません。もちろんキーの戻り(ボタン離し)も速いです。

押下圧、いわゆるスイッチを押す重さという点においても、従来のボタンやキースイッチでは“ボタンを押して沈み込む距離を経てからスイッチのバネを縮めていく重さ”を指が感じているわけですが、「OneFrame」は押し込みストロークがなく、バネを縮ませていく抵抗の重さもなくて、クリッキーなスイッチの感触だけなので、従来のキースイッチの押下圧との単純比較は難しいですね。それでも無理やりに比較して表現するなら、押下圧はかなり軽いです(35g換算とかかも)。

いろいろと感触を文章化してみましたが、ざっくり言うとマウスクリックそのもの。従来のキースイッチとは異なる違うアプローチであり、今後のボタンの種類の新しい選択肢になることは間違いないと思います。その上で性能を考慮しつつ、感触の好みでも選ぶような感じになっていくかもしれませんね。

・OneFRAME公式サイト
https://www.oneframe-gaming.com/

◆プロゲーマーTony Shuai氏が開発するマウス用マイクロスイッチ採用ボタン「Flexigear」

会場でお会いすることは残念ながらできなかったのですが、台湾出身で現在は日本在住のプロゲーマーTony Shuai氏も、上の「OneFrame」同様にマウス用マイクロスイッチを採用したオリジナルボタン「Flexigear」を制作中とのこと。

約半年にわたって開発を行い、いよいよ工場での生産に入るとのこと。こちらもマウス用マイクロスイッチ採用ボタンのひとつとして注目したいですね。

◆「ふもっふのおみせ/VARMILO」ついに“ラピッドトリガー”搭載のレバーレスが登場

“ラピッドトリガー搭載”レバーレス「VARMILO FK2(不屈)」

入力のアクチュエーションポイントとリセットポイント、いわゆる入力されるオン/オフのポイントを細かに設定できるラピッドトリガー機能を搭載した、初めてのレバーレスコントローラー「VARMILO FK2(不屈)」。

7月~8月頃に発送予定のこちらも、ブースでの試遊および予約受付を行っていました。

24mmボタンでの14ボタンで、ボタン同士の距離も詰めているレイアウト。個人的にはそれでいて『ストリートファイター』シリーズで言うところの弱K中Kの下にある追加ボタンを少し左下にずらしていて、指が窮屈にならない配慮になっているところが好印象。PUNK WORKSHOPのレバーレスの上ボタンなし版というようなレイアウトですね。筐体も適度に厚みと重量を持たせていて、全体にバランスの良い作りと感じました。

ラピッドトリガー機能については、自分好みにカスタマイズできるのが醍醐味だったりするところもあり、会場の試遊だけではその良し悪しの言及が難しいのですが、触った限りは押下の感触もレスポンスも良好。ボタン音も控えめで静音性も良好でした。

制御基板やソフトウェアによる入力遅延がどうなのかも気になるポイントなので、そちらについても伺ってみたところ、処理基板はオリジナルで開発しているもので、もちろん処理遅延の少なさもしっかりと意識しているとのこと。今後そちらにおいても性能を公開してアピールしていきたいとのことです。

・ふもっふのおみせ/VARMILO『VARMILO FK2(不屈)』公式サイト
https://www.fumo-shop.com/varmilo-leverless-arcade-controller/

◆「GRAPHT」セミオーダースタイルのアケコン販売を企画検討中!

ファッショナブルかつアーティスティックなアイテムで知られる「GRAPHT」では、それらアクセサリー系アイテムの展示や販売をしているのと同時に、本格的なデバイス関連の展開をアピールしていたのが印象的でした。

そのなかでも注目したいのは“セミオーダースタイルのアケコン販売”。

アケコンの筐体、いわゆるガワを「アルミ」、「スチール」、そして「木材」など素材を選択して、ボタンやレバーも選んで注文するという、BTO的なセミオーダー制作販売を行っていきたいとのことです。

現段階ではあくまで参考出展とのことですが、木材の筐体では湿気や温度などで木が膨張したり歪んでしまうことを考慮し、それらの対策をした合板を採用しているなど、かなり実践的な研究もされているなどお話を伺うことができました。

日本でもこうしたセミオーダースタイルのアケコン販売の選択肢が増えるのは嬉しい限り。今後のアナウンスを楽しみに待ちたいですね。

ボタンをより押しやすくする「クイックアクションボタン」も、セミオーダーアケコンに装着された状態で試すことができるようになっていました。

こちらは三和電子のボタンOBSF-30/24のボタントップを特殊な形状のボタンに交換するキャップになっていて、例えば『ストリートファイター6』ならドライブインパクトに割り当てているボタンを巨大なキャップにしたり、指をひっかけておきやすい形状のキャップにしたり。押しやすくするのと同時に、指でわかるぐらい他のボタンと形状や大きさに違いをつけると、誤操作も減っていきますね。こちらは現在もネット通販等で販売中です。

・GRAPHT 公式サイト
https://store.grapht.tokyo/

◆『三和電子』

レバーやボタン、さらにカスタマイズ用のオプションパーツも販売

◆『セイミツ工業』

◆『VICTRIX』

高品質なレバーやパッドを手掛けるVICTRIXでは、『鉄拳8』コラボレーションモデルを販売

◆『QANBA』

アケコン内蔵のデスク「Qanba 2009 Arcade」を出展

ついに任天堂が“Nintendo Switchの後継機”の存在を正式にアナウンス!

かねてから噂だけが飛び交いまくっていた任天堂の新ハードですが、ついに任天堂より公式のアナウンスがなされました。

社長である古川俊太郎氏のご挨拶と発信であることが前置きされ、「Switchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います」と明言しています。

Nintendo Switchの後継機種という表現は受け取りかたがいろいろとありますが、現行のNintendo Switch用ソフトウェアに互換があるかなど、気になるところですねー。

ちなみに、「2015年3月にNintendo Switchの存在を公表して以来9年ぶり」という文言もありますが、そうなんです。覚えていますか?
Nintendo Switchは最初期は「NX(開発コード名)」として存在が明かされてから、実際の発売は約2年後だったんですよね。

初報から発売時期の告知、そして実際の発売日までの流れはどうなっていたかというと、以下のようになっていました。

●2015年3月17日
任天堂株式会社 株式会社ディー・エヌ・エー 業務・資本提携共同記者発表にて、
「全く新しいコンセプトのゲーム専用機プラットフォームを開発コード名NXとして現在開発中」と説明
https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2015/150317/03.html

●2016年4月27日
「ゲーム機NX(開発コード名)の発売時期は2017年3月を予定」とX(旧Twitter)にて発表
https://twitter.com/Nintendo/status/725219957395447808?ref_src=twsrc%5Etfw

●2016年10月20日
正式名称『Nintendo Switch』を発表
https://twitter.com/Nintendo/status/789105530010636289?ref_src=twsrc%5Etfw

●2017年1月13日
“Nintendo Switch プレゼンテーション 2017”にて発売日と価格を発表
https://twitter.com/Nintendo/status/819756606845894656?ref_src=twsrc%5Etfw

●2017年3月3日
『Nintendo Switch』発売!

というわけで、Nintendo Switchの場合は、初めて正式にアナウンスされたのは2015年の約9年前。そこから2年後に発売となり、2024年の今はNintendo Switch発売から7年というわけですね。

やはり後継機となる新型ハードも3月あたり発売になってくるのでしょうか……?

もちろん、これはあくまでNintendo Switchの当時のものなので、今回アナウンスされた後継機も同じような流れになるとは限りません。あくまで参考にというところで。

まずは、今期中のアナウンスを楽しみに、かつ、気長に待ちましょう。

5月の注目はついに日本語化&CS版発売される『Wizardry』! 各タイトルの大型アップデートにも注目

2024年5月に発売されるタイトルから注目作をピックアップ!

5月は先月同様に新作タイトルの発売が控えめですねー。

来月の6月がE3の流れを汲む、いわゆる発表&発売の時期となっているので、いろいろと6月に集まっているという印象もあり、そのぶん5月は静かかな、というところ。

そんな中、注目は、

『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord』。

初代ウィザードリィのリメイクとして、Steamではアーリーアクセスで提供されていましたが、今月はついに日本語化されて各種コンシューマー機で5月23日に発売となります。

また、同日には2004年にゲームキューブで発売された『ペーパーマリオRPG』がリマスターされてNintendo Switchで発売。昨年に『スーパーマリオRPG』を楽しんだ人はその流れでこちらもいいかもですね。

アップデート関連で言うと、5月22日は『ストリートファイター6』に新キャラ『豪鬼』が追加されるとともにキャラクターバランスの調整も入るということでそちらもまた盛り上がること間違いなし。

また、5月15日にはベセスダ・ソフトワークスの『Starfield』に最新アップデート“1.11.33”が導入され、ゲームシステムにも大幅なアップデートが行われますので、こちらも注目していきたいところ。

さらに、昨年末に流行したインディーゲーム『8番出口』開発者のコタケノトケケ氏による続編、『8番のりば』も、4月末~5月のリリース予定とのことですが、本校執筆の5月3日時点ではまだリリースされていませんので、近日リリースが期待されるのではないでしょうか。

それでは、良いゲームライフを!

   
『フォーエバーブルー ルミナス』

2024年05月02日発売
[Switch]

   
『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord』

2024年05月23日発売
[Nintendo Switch][PS5][PS4][Xbox Series X/S][Xbox One][Windows PC(Steam)]

   
『ペーパーマリオRPG』

2024年5月23日
[Nintendo Switch]

   
『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』

2024年5月30日発売
[Nintendo Switch][PS5][PS4][Windows PC(Steam)]

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