餅月あんこのゲーセンに行きたい!
第85回 『BREAK-AGE』を読みたい!(前編)
近未来ゲーセンが舞台のメカバトルゲー漫画の金字塔、ラブコメもあり!

1992年から月刊アスキーコミック創刊後、間もなく連載スタートした、馬頭ちーめい先生+STUDIOねむによる『BREAK-AGE(ブレイクエイジ)』。リアルで夢のある楽しい設定とキャラクターたちの織り成す人間ドラマに魅了された人も多いのではないでしょうか。
当時はまだ実現していなかった技術がかなりの確率で現実のものとなった今、描かれたときを思うと予言書のようでビックリします!
何と今回、馬頭ちーめい先生にたっぷりの作品場面の掲載のご承諾と、インタビューにもお答えいただきました!
若い世代などでまだ読んだことがないというかたがいらっしゃったら、魅力的なキャラクターの織り成す人間ドラマの面白さも熱く語りたいところなんですが、それは本編を読んでいただくお楽しみとして、ちーめい先生の貴重なコメントとともに、作品の中から特にゲーム要素の濃い場面にスポットを当てて振り返っていきたいと思います!






ちーめい先生特別インタビュー!
―― 『BREAK-AGE』の物語の中心となる、『D.P.』の設定、本当におもしろいです。ちなみに、執筆当時にちーめい先生がよくプレイしていたゲームはありますか?
ちーめい先生 当時、ゲームショップ「わんぱくこぞう」さんのお仕事(「月刊ぱっくんぽっけ」の編集と漫画連載)をさせていただいてましたので、いろいろなゲームに触れる機会がありました。メーカーさんが持っていらした発売前のゲームにも触れさせていただいたり、本当にたくさん楽しい思いをさせていただきました。
当時で特に印象深いのはサターンの『バーチャファイター』でしょうか。アーケードでもよく遊んでいましたよ。推しはジャッキー&サラです!
―― ブライアント兄妹! 金髪の兄妹ということでトーマス&ジェラルディンを彷彿とさせます!


―― 他にも好きなゲーム、よくプレイしたゲーム、思い入れのあるゲームがあればアーケード・家庭用を問わず教えてください!
ちーめい先生 一番はファミコンの『ウィザードリィ』シリーズです。ASCIIの(笑)。ものすごく影響を受けていたようで、連載当時の読者様にも「『デンジャープラネット』のゲームシステムには『ウィザードリィ』の匂いがする」と言われておりました。
他には『ドラクエIII』、メガドライブの『ファンタシースターII』、スーファミの『ファイナルファンタジー』シリーズも大好きでした。RPGばかりですね。
―― それはすごい……! 『ウィザードリィ』はRPGで私には『デンジャープラネット』のシステムとの共通点を嗅ぎとることができないです……! ファンのみなさまも相当なゲーム好きが多そうですね。『デンジャープラネット』から、アクション系のゲームがお好きなのかなと想像していたので、ちーめい先生がRPGを多く遊ばれてるとは意外でした!




後編に続きます!