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山村智美の『未来ゲーム Travelers』
目次
ついに12月になってしまいました!
早いですねー。もう2022年も終わりですよ。
みなさんにとって今年1年はどんな1年でしたか?
いっぱいゲームしましたか?
それとも、忙しくていっぱい積んじゃいましたか?
“ゲーム好きとしての幸せのカタチ”は人それぞれにあると思いますが、
「今年はこれをプレイしたことが一番心に残っている」とすぐに頭に浮かぶような、そんなゲームと出会えた人はとても幸運だと思います。
今年はまだそういう気持ちになれていないんだよねーという人も、まだ間に合いますから。気になっているゲームをぜひプレイしていきましょう。
今回は1年のまとめ的な振り返りをしつつ、この年末年始のチャンスにプレイしておきたいゲームも紹介していきますぞい。
というわけで、今年最後の曲です~。
今年最後なので、ちょっと多めに載せときましょう。
まずは、aikoさんで、2022年10月11日に開催されたライブ「Love Like Rock Limited vol.2」より、『果てしない二人』。ちなみにaikoさんは11月22日のお誕生日で47歳になられたとのことで。こんなにかわいらしい47歳はおかしいバグなのでは? という気持ちでぜひ。
続いては、新しい世代の音楽も聴いていきましょう枠で、2022年6月28日に開催されたライブツアー“OOPARTS”より、羊文学で『キャロル』です。羊文学の神秘的な雰囲気、透明感はいいですぞ。
3曲目は12月の大大大定番。山下達郎さんの「クリスマス・イブ」です。ちなみに山下達郎さんの「クリスマス・イブ」はYoutubeやサブスクリプションに公式な提供がなく、Youtubeではこの映画PVの動画が、ほとんど唯一の公式許可的なものになります。
……さてさて、最後の曲です。人生にはいろいろありますが、12月といえばクリスマスですし。オールドゲームファンにとってクリスマスと言えばこれであり、これと言えばこの曲ですよね。
『NiGHTS into dreams… 』より『Dreams Dreams』。
2022年のゲームシーンを振り返り。Nintendo Switchとインディーゲームが元気
年末ですから、ベタな話題ですけれど1年を振り返ってみましょう。
今年もまた、難しい1年だったなと思いますねー。
ゲームシーンだけでなく世の中全体としても依然として難しい1年だったなと感じます。
やはり懸念としては、プレイステーションの不振が気にかかるところでしょうか。
「いろんな種類のゲームがたくさん出てほしい」というのがボクの前提にある気持ちなのですが、
日本のゲームシーンの現状はここ数年Nintendo Switchがほぼ1強で、ハイエンド嗜好なゲーム機は購入したくてもできないという事情から、そのぶんゲーミングPCが伸びているという流れがあり。ちょっとアンバランスかなとも感じます。
まぁ、それもまた自然の流れや変化であると捉えられなくもないのですが。
それでもやっぱり手軽に楽しめるコンシューマーハードの選択肢はあってほしいですよね。
歴代のプレイステーションハードにもこれまで浮き沈みはありましたし、例えばPS3のロンチから1年あまりの頃もかなり厳しい評価となっていましたけれど、今のPS5の現状はその頃よりも厳しいと感じます。何かしらの大胆な施策を行わないと、この状況を覆すのは難しいのではないでしょうか。
また、先日には『PlayStation VR2』の先行予約応募受付が開始されましたが、税込79,980円という価格の高さが話題になってしまって、その先の中身や性能にまで興味が向いていないのを感じます。
PS5本体の6万円+PSVR2が8万円となると、さすがに軽い気持ちではオススメしづらいですかねー……。
ですが、価格はさておき『PSVR2』の予約応募には、
“日本のソニーアカウントをお持ちの方”
“ご応募するソニーアカウントでサインインしたPS5またはPS4で2021年11月1日から2022年10月31日までの期間に20時間以上のゲームプレイがあること”
と、転売目的ではなくゲームプレイ履歴が存在していることが条件になりました。これは良いことですよね。
プレイ履歴20時間は少ないという意見もありそうですが、これは応募条件を告知する前の“10月31日まで”なので、まぁ充分ではないでしょうか。
PS5本体もこうした“転売を排除する施策”をより強固にして、いつでも買える状況を作ってもらいたいですね(できれば価格ももう少し控えめにしてもらって、本体サイズもスリムにしていただいて……)。
ソフトウェアに目を向けますと、
中規模~大規模なゲームの本数は基本的にはまだまだ控えめでしたね。コロナ禍による開発ペースダウンの影響がまだまだ出ているという印象です。一方で、Steam販売を基本としたインディーズ規模のゲームが注目されることが増えたなと思います。
小粒だけど尖ったインディーゲームを楽しみつつ、数ヶ月に1本やってくる大型タイトルの発売を待つような。そういうスタイルになっているゲーマーは多いかなと思います。
大型タイトルを振り返ってみますと、以下のあたりが今年の注目どころでした。
『Pokemon LEGENDS アルセウス』
『エルデンリング』
『モンスターハンターライズ:サンブレイク』
『Horizon Forbidden West』
『Xenoblade3(ゼノブレイド3)』
『Nintendo Switch Sports』
『ウルトラ怪獣モンスターファーム』
『Stray』
『スプラトゥーン3』
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』
『バイオハザード ヴィレッジ ゴールドエディション』
『ベヨネッタ3』
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』
やはりNintendo Switchのタイトルが強いですね。
ただ、その任天堂も、『ゼノブレイド3』や『スプラトゥーン3』の発売時期を入れ替えつつ、ユーザーの注目をうまく繋げていくという努力をかなり行った結果であり、各タイトルの開発スケジュールは実際のところ非常にタイトだったのではないかと、想像させるものがあります。
そうした努力もあってか、9月に発売された『スプラトゥーン3』は発売3日間での販売本数が任天堂の最高記録を叩き出しましたが、11月発売の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』はその記録をさらに上回ったということで、恐ろしい勢いです。
インディーズ規模のタイトルも話題になる良作がどんどん増えていますねー。
特に要チェックなタイトルはこのあたり!
『NEEDY GIRL OVERDOSE』
『Vampire Survivors』
『デイヴ・ザ・ダイバー』
昼はダイバー、獲った魚で夜は寿司屋! 一風変わったテイストながら作り込みがしっかりされています。PC、Steamで2022年10月27日からアーリーアクセス中。SwitchやiOS/Androidにも提供予定。
『パワーウォッシュ シミュレーター』
掃除は命の洗濯! さまざまな汚れているものをキレイに洗う。ただそれだけ。無心で洗っていると、心が落ち着いて人生もキレイになっていくとかいかないとか。
『Core Keeper』
最大8人で遊べる採掘サンドボックスアドベンチャー。採掘してクラフトして、まったり楽しめます。
『CULT OF THE LAMB』
信者を集めて教団を築き上げよう! カルトでブラック、でも何かかわいらしいアクション・アドベンチャー。PC版のほかNintendo Switchにも提供中。
SteamからスタートしたPCインディーなタイトルたちですが、家庭用機でもプレイできるようになっているタイトルが多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。はっきり言ってハズレなし。どれもおもしろいです。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』発売3日で1,000万本を販売!
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』やってますか?
上にも書きましたが、『ポケモンSV』さんが、またとんでもない記録を打ち立てたんですよ。
9月には『スプラトゥーン3』が発売後3日間で345万本の販売を達成したとして、任天堂の過去最高記録を出していたのですが、なんと2ヶ月後の『ポケモンSV』は発売後3日間で1,000万本(うち国内販売本数405万本)を達成して上回りました。
化け物か。
怪物かー。
『スプラトゥーン3』の記録のときにも書きましたが、昭和にあったゲームの社会現象の代名詞と言えるファミコン版『ドラゴンクエストIII』の国内販売本数は380万本ですので、今年はそれに匹敵する、もしくはそれを超える販売本数を3日間で達成したゲームが2本もあったわけです。
時代は進んでいきますし、変わっていきますよ。ね。
さてさて、そんな『ポケモンSV』さんですが、
「で、ゲームとしてはどうなの? おもしろいの?」
というところが気になりますよね。
これが、やばいんですよ。
めちゃくちゃおもしろいんです。『ポケモンSV』さん。
今作はシリーズ完全新作として、完全な3Dグラフィックス化にマップのオープンワールド化を実現。
ポケモンもそれぞれのサイズをしっかり目で楽しめる形にして、フィールドに生息している様子も楽しめるようになりました。
ハードウェアスペックの問題からフレームレートが低めなところや、バグ報告の多さなど、アプリケーションとして気になるところはあるものの、ゲームとしてのおもしろさはそれを補って余りあるほどにとてつもなく良いです。
オープンワールド特有の“探索すればするほどに新しい発見や考えが浮かんでプレイが止まらない良さ”は、そもそも“未開拓のマップに行けば新しいポケモンとの出会いがある”というポケモンそのものの要素と相性が良いですし、
今作では軸となるストーリーラインが3つあって“自由度の高さ”もあり、
さらに、“シナリオの魅力”も非常に素晴らしいものになっています。
ポケモンファンな人から「シリーズ最高傑作」の呼び声も。
ボクもゲームとしての楽しさに満ちている今作はシリーズの新境地を切り開いていると感じています。
『ポケモンSV』は、これまであまりポケモンを遊んでいない人や、シリーズ作がご無沙汰な人にもぜひプレイしてみてもらいたいですね。
RPG好き、オープンワールド好きな人なら、『ポケモンSV』プレイ体験の良さは今年のゲームの中でもトップクラスではないかと思いますよ。
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
※画面は開発中のものです。
下世話なことを言うと、もう少しフレームレートが高くヌルヌルと快適に動いてほしいナーっていう欲求は、もし今後にNintendo Switchの高機能版が発売されるとすると、“高機能版ならポケモンSVもヌルヌルで快適にプレイできるよ”って言われたら、すぐに買い替えちゃうだろうなーって思うんですよね。
“おもしろいゲームがより快適にプレイできる”っていうアピールの代表格に『ポケモンSV』が、アクションだと『ベヨネッタ3』とか、来年なら『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』があがってくるのではないかなという感じですね。
なお、これはあくまでボクの想像している話であって、Nintendo Switchの高機能版が発売されるかはまったく未定の話です。あしからず。
2022年の「Game of the Year」が決まっていく時期となりました!
“その年のGame of the Year”が発表される時期になってきました。
現地時間11月22日には、イギリスで1983年より続く歴史あるゲームアワード『Golden Joystick Awards 2022』が発表されました。
Ultimate Game of the Yearに輝いたのは、
『ELDEN RING』!
そして、いわゆる“期待の新作”の「Most Wanted Game」に輝いたのは、
Nintendo Switch『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』!
2023年5月12日(金)発売予定。
また、12月8日には、アメリカの権威である『The Game Awards』のGame of the Yearが発表されます!
ノミネート作品は以下の6タイトル!
こちらでも『ELDEN RING』が濃厚じゃないかなーと思うのですが……どうなるでしょうね。
以下の動画からたどれるthegameawardsチャンネルでは、12月8日にライブ配信もされるということですので、気になるかたはぜひチェックしてみてください。
12月発売のタイトルはこちら! 注目は『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』!?
さぁ、最後は今月発売の注目タイトル。個人的なオススメどころをピックアップしてみました!
今回はちょっとレトロよりなものも入れてみましたよ。
2022年12月8日(木)
『It Takes Two』
『アイドル雀士スーチーパイ サターントリビュート』
『ワンダーボーイ アルティメット コレクション』
2022年12月9日(金)
『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』
2022年12月13日(火)
『クライシス コア – ファイナルファンタジーVII – リユニオン』
2022年12月15日(木)
『赤い刀 真』
2022年12月22日(木)
『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』
上記の『It Takes Two』はThe Game Awards 2021の「Game of The Year」、「Best Family」、「Best Multiplayer」3部門を受賞したタイトル。何しろ誰かと一緒に遊ぶことが前提なCo-op限定プラットフォームアドベンチャーですので、Nintendo Switch版がリリースされるこの年末年始に、親戚の集まりなどでプレイしてみたりすると、良いかもしれませんね。
©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証EB-212
JASRAC許諾番号:9014112005Y43030
ちょっと変わったところで注目されているのは、
『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』!
年末年始の暴飲暴食ーーー!! 退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!! の精神で、一片の悔いのない生涯をその手に!
俺との愛を守るためー! お前はエクササイズーーー!
健康ーをー取り戻せー!!
……という感じで、こちらで鍛えてみてはいかがでしょうか。
というわけで、今年最後の『未来ゲーム Travelers』はこれにて閉幕。
年末年始、よいゲームライフをお過ごしください。
それでは、また来年にお会いしましょうー!!