ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ!
山村智美の『未来ゲーム Travelers』

  • 記事タイトル
    ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ!
    山村智美の『未来ゲーム Travelers』
  • 公開日
    2023年07月07日
  • 記事番号
    9909
  • ライター
    山村智美

いいですか、落ち着いて聞いてください。

2023年はすでに半分が終わってしまったのです。

もう7月なんです。

あっという間に。

暑い夏がきているんですヨ。

こんな暑い夏にはエアコンをガンガンに効かせた涼しい部屋でメロンソーダのアイスフロートでも飲みながら優雅にゲームを……と言いたいところなんですけど、

昨今だと電気代とか物価の上昇なんか気になっちゃったりして。世知辛いですねー。

電気代だけじゃなく、いろんなものが値上がりしてるから

「高っ! この値上がり分で安いゲーム1本ぐらい買えちゃうのでは!?」

と、何でもかんでも“ゲームが買えるかどうか計算しちゃう脳”、いわゆるゲーム買える算が発動する日々です。

いろんなもので換算する人がいますよね。マンガ1冊分とか、うまい棒何本分とか。

ゲームは何も考えずにほいほい買うのに、同じ金額のほかのものを買うのにはかなり躊躇したり。

それこそエアコン代を我慢して電気代を節約してそのぶんセール時にゲームを……とか思いがちですけど、ゲーム体験は健康な体ありきですので。あまり我慢せず、適度にエアコンつかってください。

というわけで、今月の曲~。

まずは、7月2日に最終回を迎えた「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のオープニング主題歌であるYOASOBIの「祝福」。そのライブ映像です。
この動画は最終回の放送が終了した17時30分に公開されました。放送を見てもう一度フルで「祝福」を聴きたいとYoutubeにいったらこのライブ映像が待っていたと。粋なことをしますよねー。
  

   
2曲目もYOASOBIのボーカリストの幾田りらさん繋がり。佐藤千亜妃さんの「線香花火 feat.幾田りら」。
2人の透明感のある歌声と、期待感で弾みつつもメロウな気持ちを感じさせるメロディーが、夏の夜にぴったりですよ
   

  

今年はファミコン誕生からついに40周年! 7月15日に特設サイトが公開!

© 2023 Nintendo

6月21日、年内に発売を予定しているタイトルを中心にNintendo Switchソフトの情報を伝えるニンテンドーダイレクトが配信されました。

今回も話題独占な感じの新作があれやこれやと発表されましたが、

そんな新作たちの合間に告知されたのが、

ファミコン40周年イヤー!

2023年の7月15日で、ファミコンは1983年の同日に発売されてから40周年を迎えるんですね。

任天堂ではこれを記念して、7月15日に特設サイトを公開。

1年間をファミコン40周年イヤーとして盛り上げていくとのこと。
  

それにしても、ファミコンが家庭用ゲーム機の時代を本格的に切り開いてから、ついに40年ですヨ。
ボクも幼少期にファミコンで遊んだリアルタイム世代ですが、

思えば遠くまできたもんだなぁと思います。

ボクらリアルタイム世代が去ってからも、任天堂という会社がある限り、100周年も200周年も祝われたりするんでしょうか。

いずれは“昔”という言葉も越えて、当時を知る人は誰もいないレジェンダリーかつレガシーな存在として記録ベースに語られる存在になるのでしょうか。そういう意味では、今を生きるボクらは未来の人が楽しく正確に学べるように情報を残していかなければいけないですね。

……とまぁ、遠い未来に思いを馳せるのはほどほどにして、まずは40周年ですよ。

何しろ1年を通じて取り組むということですから、単発の企画だけではなく、定期的かつ継続的な何かがあるのかもしれないですね。

これまでも節目にミニハードが販売されたり、当時のゲームキッズを描いたドラマが制作されたりしてきましたが、そこまで大きなものでなくても、何か楽しいものを見せてくれたら嬉しいですよね。

Nintendo Direct 2023.6.21 | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct/20230621/index.html

E3ウィークで発表された今年後半~2024年の注目タイトルたち! 10月は看板タイトル激突!

世界最大のゲーム見本市であったE3が中止となった今年でしたが、

フタを開けてみれば、いわゆるE3ウィークには数多くのオンライン発表イベントが開催されて、怒涛の如くな新作ラッシュになりました。

さらに、E3ウィークから少しあとにはニンテンドーダイレクトも開催されて、

今年後半から来年にかけての注目作が一気に出揃った感じですね。

というわけで、今年後半の8月~12月、それに2024年発売予定のものまで、

今回のE3ウィークに発表された注目作をまとめてみました。
   

◆ 8月
『ヴァンパイアサバイバーズ』Nintendo Switch
8月17日発売。最大4人のマルチプレイで楽しめる。価格は499円

◆ 9月
『Starfield』9月6日
『ザ クルー:モーターフェス』9月14日
『サイバーパンク2077』新拡張コンテンツ“仮初めの自由”9月26日
『Fate/サムライレムナント』9月28日

◆ 10月
『帰ってきた名探偵ピカチュウ』10月6日
『Forza Motorsport』10月10日
『アサシンクリード ミラージュ』10月12日
『アランウェイク2』10月17日
『Marvel’s スパイダーマン2』10月20日
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』10月20日
『シティーズ:スカイライン2』10月24日
『ジャストダンス2024』10月24日
『メタルギアソリッド マスターコレクション』10月24日

◆ 11月
『スターオーシャン2』リメイク 11月2日
『超おどる メイド イン ワリオ』11月3日
『龍が如く7 外伝』11月9日
『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』11月16日
『ペルソナ5 タクティカ』11月17日
『スーパーマリオRPG』リメイク 11月17日

◆ 12月
『ドラクエモンスターズ3』12月1日

◆ 2023年秋
『ソニックスーパースターズ』2023年秋

◆ 2024年
『スター・ウォーズ アウトローズ』
『マイクロソフト フライトシミュレーター2024』
『ルイージマンション2』リメイク
『ピーチ姫が主役の完全新作』
『ウマ娘 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
『ファイナルファンタジーVII リバース』2024年初頭。ディスク2枚組
『龍が如く8』
『メタファー:リファンタジオ』アトラス新作RPG

◆ 未定
『祇 – Path of the Goddess -』カプコン新作
『FOAMSTARS』スクウェア・エニックスの泡バトルシューター
『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』メタルギアソリッド3リメイク
『SAND LAND』漫画家・鳥山明氏の手掛ける漫画作品『SAND LAND』のゲーム化
   

……こうして発売日順で並べてみると、なかなか興味深いところがありますよね。

9月が意外と薄めで、ベセスダの宇宙オープンワールド『Starfield』がやはり大きくあり、そこに『サイバーパンク2077』新拡張コンテンツが月末にというところ。

ホリデーシーズンに向けて加速する10月や11月はかなり密集していますね。

特に10月20日は、プレイステーション陣営の看板と言える『Marvel’s スパイダーマン2』と、任天堂の顔と言える『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』が同日発売であり、いわば直接対決。バトルです。

『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』が来たことで、2Dソニックの新作である『ソニックスーパースターズ』が2023年秋発売予定のままでいるところも、何だか困っているような印象を受けなくもないような。

11月は、まさかの発表で話題となった『スーパーマリオRPG』のリメイクがありますし、『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』もホリデーシーズンにかなり強い存在ですし、世界版の今作がどれぐらい人気となるか注目です。
   

というわけで、今年のE3ウィークの発表ラッシュもなかなか盛り上がったわけなんですけど、肝心のゲーム見本市であるE3そのものは、どうやら今後の開催も雲行きが怪しいようなんですよね。

E3が開催されてきたロサンゼルス市の観光開発の会議資料によると、会場であるコンベンションセンターの売上げ高予想に「E3 2024と2025のキャンセルを含む」が明記されていたとのこと。

このことから、少なくともコンベンションセンターでの従来の開催は2024年、2025年ともに予定されていないことが想像されるというわけですね。

実際のところ今年においては、各社がオンライン中心に発表を行いつつ、現地ではメディア及び関係者向けの体験会を個別に行っていたわけですが、それで十分となっている感じはありますかね。

とりあえずボクとしては、この6月上旬のゲーム発表ラッシュ時期の呼び名が何か出てきてほしいですねー。
E3ウィークっていうしか今のところないんですよ。E3ないのに。

そのあたりも含めて来年はどうなるのか、また楽しみですね。

超名作ミステリーアドベンチャー『ゴーストトリック』リマスター発売!高フレームレートでテンテコの舞!

© CAPCOM CO., LTD. 2010, 2023 ALL RIGHTS RESERVED.

6月のE3ウィークによる発表ラッシュ、『ファイナルファンタジーXVI』の発売と、話題が続きましたが、その反動もあってか6月末から7月は静かなんですよね。

今年前半に発売されたあれこれを消化していきましょうというところでしょうか。

そんななか未プレイの人にぜひオススメしたいのが、

『ゴーストトリック』!

元々は2010年にニンテンドーDS用ソフトとして発売されましたが、この2023年6月30日に高解像度化&高フレームレート対応がされて、Nintendo Switch / PS4 / Xbox One / PC(Steam)にて発売されました。

『ゴーストトリック』は『逆転裁判』シリーズの巧舟氏が手掛けたミステリーアドベンチャー。プレイヤーは画面上にあるいろんなものに『トリツキ』、そして『アヤツル』ことで、物語の謎を辿っていく。

現行機種でプレイできるということだけでなく、今回は高解像度化&高フレームレート化されていることが非常に大きくて、『ゴーストトリック』はキャラクターのコミカルな動きも大きな魅力なので、このリマスター版を大画面でヌルヌルの動きで楽しむと、名作っぷりがさらに高まるんですよ。

ミサイルのかわいい動きも、あの“テンテコの舞”も、ヌルヌルの動きで楽しめますからね。

13年も前の作品ではありますが、ボクは当時にDS版をまずプレイして某メディアでレビューを書き、のちに発売されたiOS版も購入して、ふと思い出したときに定期的に繰り返しプレイしてまして、名作として迷いなくオススメできる1本なのですよ。
   

「『ゴーストトリック』なんて超名作はとっくに購入済みだ!」という人には、

『超探偵事件簿 レインコード』も要チェックですよね。

ダンガンロンパ制作陣が再集結したダークファンタジー推理アクションです。

こちらはボクもまだ時間が足りなくてプレイできていないので、ちゃんとプレイした上でオススメしているというわけではないのですが、プレイした知人の評価は高いので、ボクも今月にプレイ予定です。
   

   

7月発売のゲーム数はちょっと控えめ。注目は『ピクミン4』

最後は7月に発売されるゲームです。

といっても前述のとおり、今月発売の新作はあんまり数が多くないんですよ。1年の折り返しの隙間みたいな感じなんですかね。

まぁ、何しろ5月から6月の間はビッグタイトルラッシュの大怪獣バトルみたいな流れでしたからね。それらをどんどんプレイしていきましょう。

というわけで、今月のピックアップは3本です。少ない。

カプコンのオンラインチーム対戦アクション『エグゾプライマル』、EAの「魔法ファンタジー版CoD」というコンセプトのFPS『アヴェウムの騎士団』、そして『ピクミン4』です。

・『エグゾプライマル』
7月14日発売
[PS5] [PS4][Xbox Series X/S][Xbox One][Windows PC(Steam)][Xbox/PC Game Pass]

© CAPCOM CO., LTD. 2023 ALL RIGHTS RESERVED.

    

・『アヴェウムの騎士団』
7月20日発売
[PS5][Xbox Series X/S][Windows PC(Steam/EA/Epic)]

© 2023 Electronic Arts Inc.

   

・『ピクミン4』
7月21日発売
[Nintendo Switch]

© 2023 Nintendo

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