餅月あんこのゲーセンに行きたい!

  • 記事タイトル
    餅月あんこのゲーセンに行きたい!
  • 公開日
    2020年10月16日
  • 記事番号
    3868
  • ライター
    餅月あんこ

第14回「STG好きコスプレイヤー女子のお話を聞きたい!」

前回はジャック・チェン(Jack Chen)さんと冴島裕幸さんがご夫婦でやられているゲーム系アパレル&グッズブランド『GAMES GLORIOUS』についてインタビューさせていただきましたが、今回は奥様の冴島さんに、じっくりお話を聞かせていただきました。
コスプレやシューティングなど、女子ネタが盛りだくさんです。ぜひどうぞ!

※前回のインタビューは、こちら

はじめてのコスプレは『ぷよぷよ』の「ドラコ」

―― 前回は凄くいいお話をいっぱい聞かせていただいてしまって。冴島さんはジャックさんと知り合う以前もゲーム女子って感じだったんでしょうか。

冴島裕幸さん(以下、冴): まあ、普通の……ただのゲーム好きです(笑)。

―― でもっ、コスプレをやられてるあたりをちょっとお聞きしたいんですけど……!

冴:コスプレは、しょっちゅうやってるわけではないんですけど(笑)。

―― でもサラッとたまにできるっていうのも凄いと思うんですが……!

冴:年に数回みたいな感じですね。

―― 凄いやってるじゃないですか! 衣装はご自分で作るんですか?

冴:だいたい基本は自作ですね。裁縫とか手芸とかが好きだったので。

―― ちなみに今までコスプレをしたキャラを聞かせていただいていいでしょうか。

冴:いろいろあるんですけど、はじめてやったのが高校卒業した直後の春休み、『ぷよぷよ』の「ドラコ」というキャラをやりました。

Switch版 SEGA AGES『ぷよぷよ』にて撮影

―― 可愛い~! イベントとかでですか?

冴:『ぷよぷよ』の大会か何かだったかな。当時コンパイルが主催したイベントがあって、それに行ったんですよね。幕張メッセかどっかだったかな……それに友だちと「コスプレしに行こうぜ」みたいな感じで、友だちがアルル(主人公)をやって2人で。

―― おお、可愛い~! 凄いイイですね。そのときの衣装もご自分で作ったんですか?

冴:作りました。はじめて衣装を作るんで、今見るとショボイ出来なんですけどね(笑)。それ以降は色々……『ONE PIECE』がちょうど連載はじまったくらいだったんで、ルフィとかやったりしましたね。

―― 今、誰が来るのかなと思って女性を想像してたら、まさかのルフィ(笑)。

冴:しかも冬コミで真冬にノースリーブに短パンっていう(笑)。

―― さすがにココ(胸)ははだけてないですよね。

冴:初期の頃のスタイルで、前は閉じてました(笑)。でも真冬にあの格好をして、メチャメチャ寒かったです。当時は若かったんですけど、今はさすがに無理だなって(笑)。

―― スゴイですね~。何だかジャンル的にはかなり幅広いキャラクターをやられてる印象ですが。

冴:種類はそこそこやってますが、就職して忙しくて全然コスプレをやらない期間もあったんですけど。

―― そうなんですか。「ガラ婦人」(『エスプレイド』(ケイブ/1998年)のラスボス)ってけっこう最近ですよね。

冴:去年がはじめてです。

ケイブ系シューティング女子!

―― 冴島さんのTwitterアカウントをフォローさせてもらって、ガラ婦人のコスプレの写真を見て「あっ、コスプレする人なんだ!」って。そんなに頻繁にコスプレのツイートはしてないですよね。

冴:頻繁にはコスプレのツイートしてないですね。

―― しかもガラ婦人って凄いな! って。

冴:他の人と被らなさそうなキャラクターをやりたかったんですよね。『エスプレイド』の別のキャラはよく見ますけど、ガラ婦人は私は他にやってる人は見たことはないですね(笑)。

―― あえて自分から老婆に寄ってくって凄いですよね……! 『エスプレイド』は実際プレイされてるんでしょうか?

冴:やってました、ゲーセンで。私、ゲームが好きなんですけど、凄いヘタなので(笑)。自分で楽しければいいやみたいな感じの腕前なんですけど、『エスプレイド』は、確か3面ぐらいで死んでましたね。

―― じゃあまだガラ婦人は出てこないみたいな……!

冴:全然、会ったこともないです(笑)。

―― 会ったこともない(笑)。
  
  

―― シューティングゲームは、けっこうやられるんですか?

冴:シューティングが好きなんですけど、ヘタなので(笑)、基本的にコンティニューしないじゃないですか。

―― あっ、そうなんですか?

冴:私はゲーセンでコンティニューってあんまりしない……後ろで誰か待ってたらいけないな、とか思って。

―― チラッと見て連コインとかしないんですね。

冴:何となく……しないですね。だからだいたい2~3面で終わりみたいな。

―― 私もシューティングってコンティニューすることもあるイメージでした。

冴:人によりますよね。私はあんまり連コインしないです。

―― 他にはどんなゲームをプレイするんですか?

冴:最近はあんまりゲーセンに行けてないのですけど、当時だと、あとは『虫姫さま』(2004年)とか『デススマイルズ』(2007年)とかですね。

―― すっごいシューティングばっかりですね!

冴:シューティングですね。しかもケイブさんのばっかりですね!

いやー、さがしましたよ

―― 男兄弟とかいます?

冴:弟がいて、弟もゲームは好きですけど、弟からの影響ではないですね。

―― ゲーセンは友だちと一緒にですか? 1人で行ったりすることありました?

冴:学生の頃はだいたい1人で行って、行ったら常連さんがいる、みたいな。

―― えー学生の頃から行ってたんですか?

冴:専門学生の頃からですね。

―― なるほど、中高生ではなく、ちょっと大人になってから。

冴:中高生の頃は近所にゲーセンがなかったんですよ。あとはわりと田舎だったんで、不良のたまり場みたいなイメージがまだちょっとある頃で(笑)。高校のときは、ちょっと大きい街にたまに行ってました。専門学校に行くようになると、高田馬場で乗り換えだったんですけど、高田馬場ってゲーセンがたくさんあるので、そこで遊んでました。

―― そっかー、立地条件メッチャいいっていう。

冴:そうですね、そのときから……今『ミカド』ってありますよね。あそこは前からゲーセンがあったので、そこにずっと通ってましたね。

―― ずっとシューティング中心ですか?

冴:当時、『beatmania』(コナミ/1997年)が出たばっかりで、とにかく流行ってたので、格ゲーとか音ゲーとかをやったりしつつ、シューティングもおもしろそうだからやってみようかな……と。

―― へえ! 一番プレイしたタイトルは何ですか?

冴:その頃は格ゲーも凄いブームだったのですけど、私、一番好きな格ゲー、『ソウルエッジ』(ナムコ/1996年)っていうゲームなんですよ。あんこ先生もやってましたよね。漫画(ドラネコシアター)に描いてて、私、それで興味持ってはじめたんですよ!

―― あっ、私ソフィーティア使ってたやつですね! あの頃って格闘ゲーム、いろいろありましたよね。

冴:たくさんありましたね。対戦台に人だかりが凄いみたいな。

PS版『ソウルエッジ』のジャケット

―― そういえばエムツーさんのイベント(2019年12月7日に開催された『エスプレイド クリスマスパーティ エムツーショットトリガーズ 弩感謝祭II』)でビンゴで『十三機兵防衛圏』(アトラス/2019年 開発:ヴァニラウェア)、当たってましたよね。

冴:ああ、当たりました(笑)。

―― あのツイートも見て、ああ、来てたんだー! と思って。

冴:そうなんですよね、またニアミス! みたいな。ニアミス何回もしたんですよね。

―― まさにサマルトリアの王子状態ですよね。2019年9月のゲームショーでやっと会えたとき、ちゃんとあのセリフを言ってくれてありがとうございました(笑)。

冴:言わなきゃと思って(笑)。

―― 今はどんなゲーム、プレイしてますか?

冴:最近はスマホゲームをけっこうやってて、『トロとパズル~どこでもいっしょ』(フォワードワークス/2019年)とか、あと『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』(ケイブ/2015年)っていう、これもシューティングゲームなんですけど。

―― やっぱりケイブさんだ(笑)。『ゴ魔乙』ですね。あれ、じゃあ、もしかしてケイブさんの社員の「したっぱ」さんとかお知り合いですか?

冴:いやいや、全然。ただのファンなので。

―― 意外とつながってないんですね! そのうち何か機会があったら。

冴:ぜひ!

―― 私、去年仕事復帰して、Twitterフォロワーさんのセガさんファンの多さにもビックリしたんですけど、ココ1年ぐらいは、シューティング好きの女子がこんなにいるんだっていうのもかなりビックリして。冴島さんもシューティングやられるから……私、シューティングって男子がやるものだというイメージを、勝手に持ってたんですよ。

冴:そうですよね。

―― 私自身も、以前はあんまりやってなかったんですよ。難しいし。

冴:難しいですよね。私も好きなんですけど、全然ヘタなんで。やっぱり昔ってシューティングっていったら、自機って飛行機じゃないですか。

―― うんうん。

冴:でも最近って、キャラクターものが多いじゃないですか。『エスプレイド』や『デススマイルズ』、『赤い刀』(ケイブ/2010年)とか、自機が人間なんですよ。

―― 自機が人間って凄いですよね! シュールですもん!

冴:そう、人が弾を出す、みたいな。

―― (笑)。

冴:だから、それでけっこう女性がとっつきやすくなったのかなと。

―― (笑)そうかぁ!!

冴:いや、ただの推測なんですけど(笑)。

―― 確かにそうですよね、女子的に入っていきやすいかもしれないですけど。それでもシューティングって難しいから、凄いなーと思うんですよ。私、今までロクにやってなくて、すっごいヘタッピなんですけど……。

冴:いきなり『ガレッガ』(『バトルガレッガ』エイティング/1996年 開発:ライジング)からはじめるって大変じゃないですか? あのゲーム、めちゃくちゃ難しいって話ですよね(笑)。

※参考リンク:「餅月あんこのガレッガクリアチャレンジ

―― ねぇ……だからビリギャルみたいに、偏差値の凄く低い人が慶應合格目指すみたいな感じで……10年スパンぐらいで……。

冴:長いスパンで見ていくんですね(笑)。クリアまでがんばってください(笑)。

手作りゲーム系アクセサリー

―― あと、アクセサリーのお話を聞きたかったんでした。ゲームレジェンドでもお店を出されてたアクセサリーのブランド(『Ridiculous』(リディキュラス))はおひとりでやられてるんですか??

冴:そうですね、完全にひとりで趣味でやってます。レトロゲームのカセットとかをモチーフにして、ふだん使いできるようなアクセサリーを、自分で使いたかったので。

―― それもオンラインで買えますか?

冴:minneっていうハンドメイドアクセサリーを売ってるサイトがあって、そこで売ってます。ブローチとか、缶バッジとか。
  
  

―― あと最後に、今までやったコスプレの写真を紹介させてもらっていいですか?

冴:ああ、私のでよければ。最近写真を撮ったのはガラ婦人とか……有野課長は載せてもいいのかな?

―― えっ、有野課長やったんですか! あの作業服みたいな?

冴:何年か前、オフィシャルで発売されてたんですよ、作業服。ココ(胸)に『ゲームセンターCX』って刺繍が入った作業服、出してて。番組のイベントに行ったノリで買っちゃったんです(笑)。

―― ふぉぉ! レディースサイズあったんですか?

冴:男性サイズしかなかったんですけど、買っちゃいました(笑)。しかもタグのところにフジテレビのロゴとか入ってて、けっこう高かったです(笑)。そのとき、たまたまお財布にお金が入ってて……。

―― 冴島さんけっこうノリがいいタイプですね! おもしろい~。

冴:買ったあと、家で「これ、いつ着よう……」って(笑)。

―― その後、着る機会はあったんですか?

冴:コミケとかで何回か着たりしましたね。

―― その写真もあったらお願いします! 本日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

で……こちらが有野課長ほか、冴島さんのコスプレ写真!
餅月はコスプレは企画でしかやったことがなかったのですが(『ときメモ』の早乙女優美とPostPetの「モモガール」)、「いつか一緒にコスプレしたいですね」とおっしゃっていただきました!
死ぬまでにあと弁天様やりたいんですよね……何かのイベントのときに、IGCCのスタッフの皆さんで七福神の他のメンバーやってくれないかな……(寿老人争奪戦ですね)。
  
  

  

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