餅月あんこのゲーセンに行きたい!
第83回 『タイトーマイルストーン3』で遊びたい!
タイトーの名作ゲームをまとめて遊べる!
ぱよんぱ~!
タイトーの1980年代~1990年前半の名作アーケードゲームがまとめて収録されている『タイトーマイルストーン』シリーズに、第3弾の『タイトーマイルストーン3』が発売されました!
ちなみにマイルストーンとは「道標」の意味ですが、歴史や人生でポイントとなる大きな出来事や節目を言うそうで、過去の名作セレクションでありながら、「超名作ぞろいだがあくまで通過点……これからもタイトーの進化は続くぜ!」という感じがかっこいいです。
前作『タイトーマイルストーン2』には大好きな『ダイノレックス』や、私は2画面筐体でしか見たことがなかった『ダライアスII』の、一部店舗で稼働していたという3画面版というマニアックなバージョンも収録されていて話題でしたが、『タイトーマイルストーン3』はイベントなどでお姿を拝見できる人気キャラクター、バブルンが活躍する『バブルボブル』が収録されています!
緑色がバブルン、水色がボブルン。
もともとは人間の兄弟のバビーとボビーが魔法使いの呪いで姿を変えられてしまったということで、『バブルボブル』をクリアして無事に人間の姿に戻った後の活躍が『レインボーアイランド』なのですね!
『レインボーアイランド』も収録されているので、ここはやはり『バブルボブル』をクリアして名実共に(?)気持ちよく『レインボーアイランド』を遊びたい!
というわけでクリアを目指してがんばってみたいと思います!
『バブルボブル』をクリアしたい!
『バブルボブル』は、とにかく画面内の敵をすべて倒したらラウンドクリアです。
攻撃方法は泡! 泡を吐いて敵を閉じ込めて、その泡を割ると倒すことができるのですが、わりと粘度が高い泡のようで、普通にさわっただけでは割れないのに最初は苦戦しました。
ある程度勢いをつけて上から飛び降りるなり下からジャンプするなりしてツノや背びれで割ると、近くに浮いてた泡も連鎖してはじけてくれて爽快!
しかも高得点になるので、夢中で泡を吐きすぎて身に危険が及ばない程度に積極的に余計な泡を吐いていきたいです。
敵を倒すと食べ物が出てきます。
これを取ると得点になって、これまた全部おいしそう。バブルンは食いしんぼうなんだね!
フルーツやケーキなどのスイーツが多いのですが、たまにお寿司などの食事系が出てくると、「しょっぱいものも食べたかったのよー!」という感じでぜひ取りたい気持ちになります。
たまにものすごいでっかい食べ物も落ちてきてかなり高得点なので嬉しい!
食べ物は一定時間で消えてしまうので、安全に配慮した範囲で急いで取れ~!
バビーとボビーはさらわれた彼女を救出するべく、どうやら洞窟の地下100階まで行かないといけないらしいので、ラウンドをクリアするとどんどん下に降りていきます。
アクションゲームがあんまり得意でないというかたも序盤は比較的サクサク進めて気持ち良いのではないでしょうか。
しかしだんだんと行きたい所に行くにはパズルのように頭を使わないと移動できないラウンドが出てきました。
ここらへんでアーケードゲームの厳しさを感じます。
でも家庭用はクレジット入れ放題、しかも『タイトーマイルストーン』シリーズはゲームを中断してセーブすることができるから無敵なのじゃ~!(進めれば)
しかし悔しいことに、私のテクニックでは太刀打ちできないレベルに達してきました。
Aボタンなどを押しっぱなしにすると泡に乗ることができるので、どうやらそのテクニックを使わないと打破できない段階に来たようだな……(上手に泡に乗れない)。
それでも私にしてはけっこうハイスコアを出すことができて、この原稿を書いてる時点のオンラインランキングでは4ケタの順位に入ることができたので良かったです! 4ケタて! うわーん!
途中のラウンドで、バビーとボビーのさらわれたガールフレンドがチラ見えします。
「助けてあげなければ!」という気持ちが増すか、「こいつらリア充か……」という気持ちが起きるかは心持ち次第!
見た目はかわいいのになかなかエグいハートのラウンド。
下から入っても敵に瞬殺されがち。2人プレイでボブルンと一緒にプレイするとマンパワー……じゃなくてドラゴンパワー倍増でたいていのラウンドはラクラク(食べ物を取る小競り合いはある)なのですが、この時は2人して仲良くやられました。
タイトー外山雄一さんにお話をうかがいたい!
というわけでバビーとボビーの彼女を助けることはできていませんが、リア充なのできっとこの状況もなんかホラあの、吊り橋効果とやらで愛が深まったりするんじゃないの~、と気に病まないというか何なら気を利かせてバビーとボビーの彼女にはちょっと気長に待っていただくことにして、タイトーの外山雄一さんに色々と『マイルストーン』シリーズ、そして今作の『マイルストーン3』についてお話を聞かせていただきました。
タイトー 外山雄一さん
多数の名作シューティングゲームの開発を手がけ、プログラム、企画、ディレクションもどんと来い。
広告塔としても大活躍でマルチタスクすぎるマン。
『タイトーマイルストーン』シリーズは、ダウンロードだけではなくパッケージ版も出されていますニャ。
Switchでゲームを買うお客様のうち、DL版を買わない、eShopにアクセスしたことがないという方が少なからずいます。せっかくハムスター様がアーケードアーカイブスとして、各社の過去タイトルを多数移植してくださっているので、そういったお客様にタイトーのゲームを届ける手段を増やしたい……というのが商品企画のきっかけです。過去に『タイトーメモリーズ』という商品もありましたが、今それを遊ぶのもハードルが高いので、現行機種で手軽に手に取れる商品を作りたかった……という理由もあります。
今回の『3』の見どころはどのあたりでしょうかニャ。
前作『2』で『ガンフロンティア』をはじめとする仙波さん三部作を収録し、シューティングゲーム多めだったのに対し、今回の『3』では、『ラスタン』三部作含め、あえてアクションゲームばかりにしました。シューティング要素がある『デッドコネクション』『サンダーフォックス』もありますが……。
続編の予定はありますかニャ。
今後の展望などもありましたら教えてくださいニャ。
ハムスター様へのライセンスアウトで、大体月イチのペースでリリースが続いているアーケードアーカイブスの移植タイトルがある限り、何らかの形で続けたいです。このシリーズは共同事業ですので、ハムスター様と良い関係を継続したいです。またHORI様が2022年に構想を明らかにした「レトロゲームコントローラー(仮)」の動きによっては、タイトーでもリリースできるタイトルが増えますので、そちらにも注目しています。
「レトロゲームコントローラー(仮)」!
タイトーさんのゲームと相性が良さそうで激しく楽しみですニャ!
ということで今後の展開にも期待です!
外山さん、どうもありがとうございました!
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