餅月あんこのゲーセンに行きたい!
第84回 『カンガルー』で遊びたい!
1982年サン電子(現サンソフト)さんのカンガルーアクション!
今回は大好きなサンソフトさんの作品の中でアーケードアーカイブスで復刻されているタイトルから、『カンガルー』を遊んでみたいと思います。何てシンプルなタイトル!
1982年とのことなので私は6歳かそこら。生まれ育った町に唯一あったゲームセンターが何年にできたのか知りませんが、駅の反対側にあったため6歳の私にとっては未踏の地。ゲームセンター及びアーケードゲームの存在を知る由もありません。
その当時に稼働していたアーケードゲームが現在、しかもお手持ちの現行機で遊べるわけですからアーケードアーカイブス様様です!
今日もハムスターさんに足を向けて寝れませんので、ハムスターさんの方角がわかるアプリをダウンロードして方角を確認して寝たいと思いますが、驚くべきことにそのようなアプリがありません! 老後に作ろうかな……。

正気に戻ってタイトル画面。
フォントが後年のゲームによく見られるものではなく、パソコンのゲームを彷彿とさせる細めのフォントでグッときます。

オープニングムービー的なストーリー解説的な場面。2組のカンガルーの親子は無事に会えたようですが、1匹の母カンガルーは穴に落ちてしまいました。
画面がサスペンスゲーム演出の如く赤く点滅したので最悪の事態になってしまったのかと心配してしまいましたが、その後もゲームが続くことを考慮するとこの個体が主人公の母カンガルーであり子カンガルーを助けに行くようで安心しました。どうやらちょっぴりうっかり母さんが主人公のようで、他人とは思えません!
自機であるカンガルーのキャラクターのドット数が多くてサイズも大きくてさすがアーケードゲーム! と唸ってしまいます。一体いつの時代の感覚なんでしょうか。
操作は移動とパンチのみ。ちゃんとボクシンググローブを着用していてスポーツマンシップを感じます。

敵のサルはりんごの芯を投げて攻撃してきて、当たるとあっけなくやられてしまいます。食べカスと思われるりんごの芯を投げてくるという行為が大変腹立たしいですが、大きな体なのにそんなリンゴの芯に当たるとやられてしまう母カンガルーはデリケート。
移動キーを下に入力するとしゃがむことができるので、よけてやるぜ……としゃがんだところ、

何とサルが先ほどは普通に投げてきたりんごの芯を、今度は下段で投げてきて当たってしまいました! マジかよ! まさかの格闘要素です。上段・下段を見極めて避けなければいけなくなりました。
ちなみにWikiを読んだら中段もあると書いてあったのですが、インターネットに書いてあることを鵜呑みにしてはいけないとよく叱られるので見なかったことにします。サル、球種が3種類もあるのかよ……。

サルの球種を見極めつつ、何とか子カンガルーを助けていきます。
子カンガルーと同じフロアにお母さん来たのに、子カンガルーはウロウロしてて数フレームロスすることがありお母さんは納得がいきません。その間にやられちゃうじゃんよ!!

ステージが進むと、段差が出てきました。カンガルーなのだから、そもそもこの大きな1段くらい1回のジャンプで飛び乗ってくれそうなものですが、何とこのわずかな段差を少しずつ登って(その間もサルの猛攻は続きます)行かなければなりません。
はやる気持ちをおさえて落ち着いた操作が求められるシーンで、高い精神力が必要となります(私は高い精神性があるので乗り越えられました)。ところがこのわずかなすき間から落ちたら1ミスとなってしまいました。ギャァァァァ!!
家にジャンプ力のある犬がいるので、こんな段差でミスとなってしまうカンガルーに驚きを隠せません。うちの犬を見習ってほしい!!

それでも子カンガルーのところまでたどり着いてステージをクリアすると「ママー!!」という文字が出るので母性本能が全開にとっても嬉しい気持ちになります。
ついついこの画面ばかりたくさんスクリーンショットを撮ってしまいました。
可愛いグラフィックでとても心が満たされる『カンガルー』、出会えてよかったです!

なにこの面……。
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