本日もHey日和 07日目

  • 記事タイトル
    本日もHey日和 07日目
  • 公開日
    2023年09月08日
  • 記事番号
    10247
  • ライター
    きらり屋

秋葉原Heyには、現在52台の2in1台が稼働しています(MV-4、MV-6も含めると64台! ですが、変動するので数はご参考までに)。今回は1台でふたつ、もしくはそれ以上のゲームを選択して遊べる台についてクローズアップしたいと思います。

※店内や筐体の写真などは、お店の許可をいただき撮影しております。

2in1の魅力を再発見!

プレイヤーにとって2in1台のメリットは、何と言っても設置されるゲームが増えることでしょう。遊べるゲームがたくさんあるのは嬉しいことですよね。
ここで改めて2in1台について軽くおさらいしましょう!

Heyでは、2in1台で動かすゲームと、単体で動かすゲームをどういう基準で選んでいるのでしょうか? 聞いてみました。

・人気と画面比率

単体で動いているゲームは、人気の高いゲームでした(そりゃそうだ)!
それに対して2in1台に入るゲームは、いろいろな条件からその組み合わせが決められていました。

詳細は長くなるので省きますが、基板や筐体の仕組み的に、ペアとなるゲームは画面比率が同じものを組み合わせるのだそうです。そのため、必然的に同じ基板(マザーボードなど)のゲームがペアになっていることが多いんですって。

同じメーカーの近い年代のタイトルが組み合わせてあるのは、そういう理由からだったんですね~! 筆者は、博物館的なノリでメーカーでまとめて探しやすくしてあるのかな、親切だなーと思っていました(『R-TYPE』と『R-TYPE II』、『アームドポリス バトライダー」と『バトルバクレイド』、『BATSUGUNスペシャルバージョン』と『フィグゼイト』など……店内を改めて見渡して納得)。

また、複数の装置が必要なゲームは、ボタンが多くなりすぎないよう意識しているそうです。ボタンの数が増えすぎると、端っこに追いやられたボタンは使いづらいので、そうならないようにゲームの組み合わせに気をつけているとのこと。

Heyでは、お客さんに多くのゲームを遊んでもらいたいという想いで、試行錯誤しながら2in1台を設けているということがわかりました。

皆さんも、ときどきお店を隅々まで探索してみてください! いつの間にかゲームが入れ替わって、意外な場所に好みのゲームが隠れているかもしれませんよ。
  

MV-4は主に3階にあります。壁際にズラリと並んだ『キング・オブ・ファイターズ』シリーズの列は壮観です!
MV-6は3階にあります。タイトル数が多くてインストラクションカードが小さいので、ポップが役に立ちますね。

海外のシューティングプレイヤーと知り合った話

昨年末(2022年12月)いつもどおり“Hey活”していると、知人がシューティングゲームのうまい韓国人プレイヤーを紹介してくれました。当時『怒首領蜂最大往生』タイプB・エキスパート・陽蜂で、5.8兆というスコアを達成した「かやる」さん(https://twitter.com/lmt_enche)が偶然、日本を訪れていたのです。

近くのCOCO’Sでスイーツを食べながら、みんなで5.8兆動画を観戦し、日本の知人にそのパターンの緻密さを解説してもらい(でないと理解できませんでした……)、鳥肌が立ちました!

驚いたことにその後の2023年ゴールデンウィーク、更には夏休みにも、Heyに居るんですよ彼……いや、来すぎじゃない? 大丈夫!?(毎日通ってる筆者が心配するのも変ですが、ママチャリの距離と飛行機の距離はスケールが違うワケで……)。

日本では秋葉原Hey、高田馬場ゲーセンミカド、ゲームセンター富士見台ワイワイ、ネオアミューズメントスペース a-choなど、いろいろなお店で『怒首領蜂最大往生』を楽しむのが彼流です。

なぜ、こんなにも頻繁に日本を訪れるのか尋ねたところ、
「シューティング好きのプレイヤーとの交流が楽しいから」とのお返事。
確かに! Heyで見かける彼は、いつもギャラリーを背負ってプレイしていたり、多くのプレイヤーと楽しそうに話していたなぁ。

韓国にはシューティングを遊べるお店が1軒しかなく、シューティングの話で盛り上がれる友人は圧倒的に日本人が多いと教えてくれました。

国籍にかかわらずゲーム好き同士が交流して遊べる場所、ゲームセンター! 永続してほしい! そのためにも、今晩もちょいとママチャリ漕いでHey活に行ってきます〜。

昨年末見せてもらった、かやるさんの『怒首領蜂最大往生』5.8兆はこちら(時間がない人は最後の陽蜂戦だけでもご覧ください、圧巻です)!

かやるさんは日本語がとても上手です。それもまたゲームと同じく、彼が好きなことのために努力を続けた結果なのでしょう。近いうちに再び日本を訪れ、シューターの集まるお店を訪問すると話してくれました(かやるさんらしい)!

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