本日もHey日和 12日目(番外編)
今回は秋葉原を離れて、2024年1月12日に新宿で開催された、タイトーの「接客スタァ誕生!!コンテスト」を観戦してきました。
全国津々浦々のタイトーステーションから集結した精鋭クルーたちが繰り広げた接客コンテストの様子をお届けします!
スタァ誕生の瞬間を目撃したよ!
「接客スタァ誕生!!コンテスト」は、全国のタイトーのアミューズメント施設・各店舗のクルーが出場する接客コンテストです。お客様へのおもてなし精神をロールプレイング形式で表現し、競い合うことでさらなる接客レベルの向上を目指しています。
審査は、出場クルー「個人」と出場クルーの「店舗」自体の評価による総合評価方式で、その年の「接客スタァ」として表彰するとのこと。
17回目の開催となる今回は、全国のタイトーステーション(一部を除く)約160店舗、約2,100名のクルーの中から勝ち上がった21名の代表が本選の舞台に出場しました。
そんな本戦の様子を、筆者と編集T氏で取材観戦してきたのでご紹介します!
※普段「店員さん」と書くところを、今回は公式リリースの「クルー」という表現に統一してお届けします。
審査の流れに沿って説明すると……。
最初に競技者となるクルーがステージに登場して、自己紹介をします。すると客席に居る所属店舗やエリアから駆けつけた仲間たちから、気合の入った応援メッセージが送られます。
ステージに上がるのはひとりでも、店舗一丸となって参加しているというのが伝わってきます。
競技者とお客さん役の人たちがそれぞれ定位置に付いたら、競技スタート。
開始直後はクレーンゲームで遊ぶなど動き少なめのお客さんですが、徐々に人が増えるにつれて、よくゲーセンで発生するシチュエーションが起こり始めます。
メダル貸し・両替機の使い方がわからず立ち尽くしている人、メダルゲーム機につっぷして寝始める人、落とした小銭を探している人……場の状況はどんどん変化していき、終盤には英語で話しかける人が現れて競技者のパニックを誘います!
審査のポイントは、お客さんが「大切な人と一緒にまた来たい」と感じるおもてなしができているかどうか。具体的なチェック項目は以下のとおり。
・スタンダード ……身だしなみや、言葉遣いなどの基本項目
・サポート ……声掛けのタイミングや、話し方・聴き方などのサポート項目
・ストーリー ……商品の勧め方や、適切なアドバイスなどのプラスアルファの項目
審査を行うのは、タイトーの会長、社長、統括本部長1名、副統括本部長1名、本部長2名の合計6名です。
5分の持ち時間が終了すると、審査員からひとこと講評が行われます。
落ちたコインを拾ってお客さんに渡すときに丁寧に拭いてから渡していて良かったなど、かなり細かい点もチェックされていて、「ゴマカシの接客は通用しないんだな……!」と思いました。
講評の後、競技者から客席の仲間たちへのひとこと感想が述べられて、次の競技者と入れ替わり。
という具合で21人が順番に接客を披露しました。
店舗の雰囲気や、競技者それぞれ接客の仕方も違っていて、いろいろと考えさせられるところがあり、見ていてずっとおもしろかったです!
No.1接客スタァは「タイトーステーションBIGBOX高田馬場店」!
受賞コメント「皆様、本当にありがとうございました。今伝えたいのは一言だけで、本当に嬉しいです」。
こちらの店舗は、2007年タイトーステーションの看板リニューアル後にオープンした第1号店です。スタッフ一丸となって底力を見せつけました!
喜びを語ると共に1位になれなかった悔しさを滲ませ、嬉し泣きとも悔し泣きともとれる姿には、筆者も思わずもらい泣き(最近涙腺が緩くて……)。
実際に出場のチャンスをつかんで結果を出すなんて、本当にカッコイイ!
最後に岩木社長からメッセージが送られました。
「ブランド活動を17年やり続けているが、毎年最後の集大成がこのイベント。強みがこれならば、今後も続けていかなければならない」
こうして第17回「接客スタァ誕生!!コンテスト」は幕を閉じました。
35年前からゲーセンに通っている筆者ですが、接客にこんなに注目したのは初めてで、いつもの遊び場を違う角度から見られて新鮮でした。
タイトーが店舗での接客にこんなに力を入れているなんて知らなかった……客側としては、いつも心地良く過ごさせてもらってありがたい限りです!
クルーの皆さんのおもてなしシャワーを浴びまくったら、ホームゲーセン「Hey」が恋しくなりました。
次回は、また「Hey」についてお届けしたいと思います!