本日もHey日和 15日目

  • 記事タイトル
    本日もHey日和 15日目
  • 公開日
    2024年05月17日
  • 記事番号
    11262
  • ライター
    きらり屋

イタリアからやってきた、イタリア人ゲーマーとHeyで出会いました。彼がわざわざ海を超えて日本のゲームセンターを訪れた理由とは……?

※店内や筐体の写真などは、お店の許可をいただき撮影しております。

これはHeyの玄関ではありません。イタリアのゲームマニア、ニコラさんの自宅ゲーム部屋の入口です。Heyを訪れていたく感動した彼は、自宅をこのように改造してしまいました。すごい作り込みですよね、Hey好きにも程がある!

はるばる日本のゲーセンに来て遊ぶイタリア人

3月某日、アーケードゲームとゲームセンターが大好きなイタリア人のニコラさんとHeyで知り合いました。彼は日本のゲームセンターが好きで、これまでに4回も日本を訪れたことがあるマニアです。

ニコラさんはゲームセンター好きが高じて自宅にプライベートゲーセンを構築、所有している98種類のゲーム基板のうち8割がシューティングゲームというシューターです。
所有する筐体は、つい先日タイトーのビューリックス筐体が加わって9台となりました。まだ増やすんですね……!

大好きなゲームは『ライデンファイターズ2』と『ケツイ』というニコラさん。Heyで偶然見かけて、『ケツイ』をプレイし終わったところに話しかけたら、気さくに対応してくれました。

彼は、なぜこうなったのか?

イタリアのヴェローナという街に住むニコラさんは、子どもの頃10台ほどの筐体が並んだ近所の小さいゲームセンターでよく遊んでいました。大人になって車の免許を取り、都会のゲームセンターに足を伸ばして衝撃を受けます。

『ライデンファイターズ2』を始め『海底大戦争』、『ネビュラスレイ』、『アルティメットエコロジー』、『ブレイジングスター』など、見たことがない多くのゲームと出会い、ニコラさんのゲーム熱はより燃え上がりました。『ライデンファイターズ2』は、Raiden mk-II betaで1億点までやり込んだそうです。

そんなニコラさんのプレイ動画がこちら

基板を買い始めた理由は、多くのシューティングゲームが家庭用ゲーム機に移植されないから。そして、当時イタリアのゲームセンターに遊びたいゲームが入荷していなかったためだといいます。

初めて基板を購入したのは2000年、ナムコの『ネビュラスレイ』でした。そして初めて日本のゲームセンターを訪れた2004年、彼の中のゲーム熱はさらに盛り上がります。

ゲームは集めるだけじゃなく、しっかり遊ぶタイプ。写真は『超時空要塞マクロス』をプレイ中。約2週間の日本滞在中、さまざまなゲーセンを訪れてたくさんのゲームを遊びました。

筆者が現在『ギガウイング2』を遊んでいることを話すと、
「基板もドリームキャスト版も両方持ってるよ!」
と返すニコラさん。『ギガウイング2』は確かにドリームキャスト版も存在しますが、即座にそこに言及する辺り(しかも持ってる)、本当にシューティングゲームが好きなんだなぁと感心しました。

このように、Heyにあるゲームの多くを所有している彼に質問をぶつけました。たくさんのゲームを持っているのに、わざわざ日本に出向いてゲームセンターで遊ぶのはなぜか?

「私の家にはビデオゲームがたくさんあるプライベートゲーセンがありますが、この種のゲームが好きな友だちはいません。私は熱いアーケードシーンを見るために、そして何よりも熱意をもってゲームをプレイする日本人を見るために日本のゲームセンターに来ています。お互い超やり込みで高得点を叩き出しましょう!(意訳)」

イタリアでは日本よりもゲームセンターの閉店が加速して、ほとんどなくなってしまったため寂しい思いをしているとのこと。そんなニコラさんにとって、遊んだり、プレイを見たり、同好の士と交流を持つことができる日本のゲームセンターは、特別な存在なのだそうです。

イタリアのちょっと変わったアーケードシーン

ニコラさんの滞在中に知り合ったクリスさん(ニコラさんの友人で日本在住のイタリア人)もゲーマーで、かつてイタリアで見たおもしろいアーケードシーンを教えてくれました。

約30年前、イタリアのアドリア海に面した人気海水浴場リミニ海岸では、海からごく近い場所に筐体がズラリと並び、『ストリートファイターII』や『メタルスラッグ』、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』などが稼働していたといいます。それらのゲームに海から上がった子どもたちが水着姿で群がり、遊んでいたんだとか。

日本も海水浴場が多いけど、砂浜に筐体が置いてある光景はお目にかかったことがなく、聞いてビックリ! 潮風と砂ですぐに故障しそうだし、普通置かないですよね!?

クリスさんは、空模様が怪しくなってきて、早く帰ろうと急かすお母さんをしり目に、なかなかゲームから離れられなかったそうです。そこはイタリア人も日本人も同じですね、微笑ましい!

「今はイタリアでも子どもたちはゲームセンターよりスマホゲームに夢中、ゲームセンターは大人の遊び場所だね」と話すクリスさんでした。

ニコラさんとクリスさん、また次にHeyで会えたら、ゲームしたり、お互い遊んでいるゲームの話で盛り上がりたいと思います!

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