本日もHey日和 17日目
Heyの汎用筐体イーグレットIIの側面に「謎のボタン」を発見!
これは一体何のためのボタンなのでしょう……?
※店内や筐体の写真などは、お店の許可をいただき撮影しております。
筐体横っちょのボタンの謎
毎月同じゲーセンを紹介してるからそろそろネタ切れだなー、とうつむき加減で店内を歩いていたある日、目の前に現れた謎のボタン。
『ダライアス外伝』の搭載されたイーグレットIIの側面に、ぽつねんとボタンが付いているではあーりませんか!
ネタをありがとう『ダライアス外伝』! とワクワクしながらお金を入れてゲームスタート。
筐体横っちょのボタンに手を伸ばしてみたら、と、遠い!
プレイ中どこにボタンがあるのか見えないし、咄嗟に手を伸ばして押すのは難しい!
そして、何度押しても特に反応があるようには思えません……。
早速店員さんに尋ねてみました。
店員さん:よく気づきましたね! あればボタンとして機能しているわけではないんです。筐体にカードリーダーなどの外部システムを設置する際、コードを通すために穴を開けた痕跡じゃないかと思います。何台かあるんですよ、同じ位置に穴を空けてある筐体が。
筐体設置の都合上、側面が露出していない筐体のほうが圧倒的に多いので、実は穴アリ筐体はもっとたくさん隠れているかもしれませんね。
しかしここで新たな疑問が。
カードリーダーを設置するため開けた穴を、カードリーダーを取り外した後メカクシキャップで塞ぐのは意味がわかります。なぜ『ダライアス外伝』の筐体の側面の穴にはボタンが設置してあるのでしょうか?
店員さん:うーん、たぶんメカクシキャップが足りなくて、当時作業した人が仕方なくボタンで塞いだのではないでしょうか?(穴の大きさが同じだから)
いやぁ驚きました、まさかそんな理由だったとは!
これにはオニキンメもびっくりして切り身になって飛んでっちゃいますね!
他にも不思議な位置にボタン穴が
Heyには他にも不思議な位置にボタン穴を空けてある筐体がありました。
店員さんによると、これはデジタルピンボール用にボタンを設置していた痕跡とのこと。
フリッパーボタンに見立てたボタンをコンパネ左右に設置して、臨場感を高めて遊べるようにしてあったようです。
アーケードのデジタルピンボールは過去様々なメーカーから発売された人気のジャンル。
タイトーからは「パニックロード」(タイトー・セイブ開発/1986年)が発売されました。
デジタルピンボールに少しでも似たゲームを、と探したら『アルカノイド リターンズ』がありました。6月30日時点ではHey3階で遊べます!
店員さんによると、ゲームによっては装飾品が伴う物があり、その装飾品を設置していたのではないか、とのことでしたが、今ひとつピンと来なくて悩んだ筆者はKVC lab.のKVC店長にヘルプを求めました。
KVC店長さん:装飾品と聞いて思いつくのは『レイストーム』や『Gダライアス』などいろいろあるけど、それを設置するためにわざわざ筐体に穴を開けるとは考えにくいので、外部システムやヘッドホン、対戦ケーブルを通すなど、何らかの専用の用途で使っていたんじゃないでしょうか?
まぁ実際のところは、その筐体を使っていたお店に聞かないとわからないよね。
というお話に、そりゃそうだ! と膝を打ちました。
Heyには、全国の店舗で使用されていた状態の良い筐体が集まってくるそうです。ゆえにHeyの店員さんが、前の店舗でどういう使い方をしていたのか直接見たことがない、という筐体も多数存在するのです。
そこで読者の皆さん、実際にこのボタン穴を使って何かを取り付けてあるのを見た、用途を知っている、などの情報があればシェアしてください~! 筆者自身とても気になっています。
以上、タイトーの汎用筐体イーグレットIIはおもしろい、全国から集結したイーグレットIIを稼働させまくっているHeyはすごい。
と、そんな着地点で今回はお開きにしたいと思います。