本日もHey日和 24日目 番外編

  • 記事タイトル
    本日もHey日和 24日目 番外編
  • 公開日
    2025年03月14日
  • 記事番号
    12582
  • ライター
    きらり屋

完全新作『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』発表会リポート

去る1月30日(木)、渋谷の東京カルチャーカルチャーで『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』の新作発表会が開催されました。
プレスとファンを招いて行われたこの発表会はトークショーあり、ミニライブありで最後まで熱く盛り上がりました!

左からMASAKIさん(タイトーサウンドチーム「ZUNTATA」所属)、豊田萌絵さん(『グルーヴコースター』リンカ役声優)、川島零士さん(『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』閃道カケル役声優)、Ryu☆さん(コンポーザー) 、花形琢真さん(『グルーヴコースター』シリーズプロデューサー) 。

当日、生配信された内容はこちらからご覧いただけます。

【特別生配信】『グルーヴコースター』シリーズ 新作発表会、トークショー、ミニDJライブ
https://www.youtube.com/live/GFjzOyelUzg

様々な新要素にファンが沸いた新作発表会

発表会の第一部は、MC担当の豊田萌絵さんとシリーズプロデューサーの花形琢真さんが登壇して、2025年の発売が決定したNintendo Switch用『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』の内容が発表されました。

MCの豊田さんは「NESiCA」を携帯してゲーセンに行って、アーケード版『グルーヴコースター』を遊び込んでいたというグルコスファンでもあります。

花形さんの「新作映像を持ってきました!」と言う声に会場からは「ウオー!」と声が上がり、映像の中で新要素が登場するたびにどよめきや歓声が上がるなど、最新作に対する期待の高さが伺えました。
特に楽曲紹介、ストーリーモード紹介の辺りで、ひときわテンションが上がっていた様子。

そのストーリーモードの、閃道カケル役声優の川島零士さんが壇上に加わって、さらにくわしい内容紹介へと進んでいきました。

ゲストの川島さんも音ゲーはいろいろと遊んでいるものの、ドライアイでいつも目薬を差しながらプレイしているとのこと。うっかり目薬を忘れるとスコアが落ちるそうで(それはツライ!)。

花形さんから、フューチャーパフォーマーズというサブタイトルに込めた想いが語られました。
従来の作品と異なって1からデザインし直した完全新作であるため、すべてが新しいという意味で未来(フューチャー)のグルーヴコースターであることと、本作の特徴を表すワードを組み合わせたとのこと。
『グルーヴコースター』のコンセプトである音楽の世界を駆け抜ける唯一無二の爽快体験、これを操作、ビジュアル、音楽においてさらに進化させたのが本作です――との説明に、期待を高めたファンからは歓声が上がりました。

選べるふたつのプレイスタイルと新しいノート

花形さんから、熟練度に合わせてふたつのプレイスタイルを選べるという説明がありました。

・いきなり楽しい「ベーシック」

ノートは4種類のみのシンプルな譜面で、片手だけでも操作できます(※一部例外もあり)。従来なかった新要素「スクエア」は、人差し指を使ってL、Rボタンを押すという家庭用ならではの操作。新しい操作が追加され、今までに無かった体験もできつつ手軽に楽しめます。

・何度でも楽しい「アドバンスド」

ベーシックの4種類に加えて5種類のノートが登場。両手で操作する従来のノートのほか、新要素のレフト(ライト)サークル、レフト(ライト)アローは、右手左手それ限定で操作しなくてはならないため、これまでに無かった攻略が楽しめるとのこと。

この他、通常のノートと操作方法は同じで判定はゆるく高得点を獲得できるスペシャルノート、片手で長押ししながらもう片方の手で短押しする操作のコンビネーションが紹介されました。

この辺りをわかりやすく説明するため、「チルノのパーフェクトさんすう教室」のベーシックとアドバンスドのデモプレイ映像が流れました。

なるほどベーシックは片手だけでも楽しめる爽快さと気持ちよさが楽しめそう、アドバンスドは片手だけで操作するノートや両手を同時に使うノートが増えて、深く遊び込めそう、ということが確認できました。

花形さんから、簡単に遊びたい人はずっとベーシックで攻略を続けられるし、やり込みたい人はアドバンスドの攻略を、と説明がありました。

そして、ビジュアル面の進化についてふたつの目玉要素が紹介されました。

・広い視野角で没頭できる「横置きフル画面表示」

元々がスマホ版で縦画面だったため、家庭用ゲームに移行したときに横をトリミングしてフルでは楽しめなかったところを、今回はスイッチの携帯モードでも家のテレビでも全画面で遊べるところを目指したとのこと。
画面すべてがプレイフィールドになるため、音楽の世界により深く没頭できる、との説明も。

川島さん曰く、「横画面だと本当にミュージックビデオみたいに映像が映えてるのがいいですね」。

・推し曲にもっとハマれる「映像表現」

MVをただ流すだけでなく、3Dの表現と動画の映像を組み合わせたり、オブジェに立体感や今まで出せなかったエフェクトをつけるなど、更に表現力を増すことによって音楽の中に飛び込んでいる感じを高めている、と花形さんが解説すると、豊田さんも「ジェットコースター感が増しますね!」とのコメント。

収録曲とアーティスト紹介では、スライドが登場するたびに会場から大きな歓喜の声が上がりました。

シリーズ初のストーリーモードで目指せ「グルーヴ杯」優勝!

ストーリーモードは、『グルーヴコースター』が高校の部活として採用されたミライの世界を舞台に、大会を巡る陰謀に巻き込まれながら「グルーヴ杯」優勝を目指すグルーヴコースター部の生徒たちの物語とのこと。

同じ学校の仲間や顧問教師、他校のライバルなど、豊富なキャラクターが登場し、インターハイとか甲子園のような熱い展開が期待できそうです。

虹宮(にじみや) 高校
テーマソングアーティスト/Ryu☆
閃道(せんどう)カケル/CV:川島零士
テーマソングアーティスト/Somari
響華(きょうか) 女学院
テーマソングアーティスト/かねこちはる
氷芽川アリア(ひめかわ)/CV:佐倉綾音
テーマソングアーティスト/40mP
フワッフ/CV:白上フブキ
テーマソングアーティスト/ナユタン星人
シャルシャ/CV:さくらみこ
テーマソングアーティスト/サツキ

各学校やキャラクターにテーマソングが用意され、そこに様々なアーティストに参加してもらっています、と花形さん。ストリート系の学校ならストリート系といったそれぞれの系統に合わせたイメージの音ゲー曲を作ってもらっているそうです。

マスコットたちの役割りがカケルたちの顧問の先生であることを花形さんが明かしたとたん、川島さんと豊田さんが驚いて
「先生なんだ!」
とハモりました。会場、動画視聴者の皆さんも心の中でハモった方が多かったことでしょう。

メインテーマソングアーティスト/はるまきごはん(『グルーヴコースター』初参戦)
その他テーマソング楽曲/ COSIO、REDALiCE、TAG、Tatsh、打打だいず、MASAKI(ZUNTATA)
メインキャラクターデザイン・イラスト/そゐち
マスコットキャラクターイラスト/麦田このみ

現行版Nintendo Switch用『グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!』のお知らせもありました。
花形さんからは、しっかり完結させるために現在新たなDLCオリジナルパック10(ファイナルボス特集)を制作中で、描き下ろし新曲の3曲はどれもvs MASAKI曲となっている(『グルーヴコースター』シリーズではvs MASAKI曲は高難度の超ボス曲)ので、やり込んでいる方々はお楽しみに、とのことでした。

また、『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』より「Groove High」が先行配信。こちらは無料アップデートにて追加され、豊田さんのトランペット生演奏が爽やかなリンカちゃんたちによる応援ソングとのことです。

最後に川島さんからはSomariさんと熱意を込めて収録した様子が語られ、カケルの熱いセリフで締めました。
花形さんからは、「みんなが楽しめる『グルーヴコースター』を目指してるのでよろしくお願いします!」。
豊田さんからは、「頑張リンカちゃんがリストラにならなくてよかったです(笑)。引き続き『グルーヴコースター』をよろしくお願いします!」。
ということで第一部が終了しました。

聞き所満載のトークショー&ミニDJライブ

第一部の豊田さん、花形さんに加えて、Ryu☆さんとMASAKIさんが登壇しました。

人生で一番最初に作った曲はどんな曲ですか? というトークテーマに対して、Ryu☆さんMASAKIさん共に高校生のときだったということが判明し、「高校同士ですね」とコンポーザートークが始まりました。

Ryu☆さんは「さくらさくら」のリミックスをPC98ミュージ郎で打ち込んだのが最初だった、と明かしました。影響を受けたパロディー満載のシューティングゲームが、主にクラシックをアレンジした曲が多かったためだそうです。

MASAKIさんは、高校2年の最後の音楽の課題でピアノソロを作って披露したところ、それまでゲームの音楽をやりたいという進路希望に辛口だった音楽の先生から初めて
「頑張ればいけるかもね」
と言ってもらえた、というエピソードを披露しました。

他にもスランプの抜け出し方など、なかなか聞けない本音のコンポーザートークが繰り広げられました。

最後にRyu☆さんによるDJライブが始まると、場はクラブへと一変!
『グルーヴコースター』の楽曲が次々とあふれ出し、会場は盛り上がりすぎてフロアの揺れが実感できるほど。これはビックリです!

途中MASAKIさんも加わり「Athena/void (Mournfinale) vsMASAKI」を初披露して熱く盛り上がる中、約1時間半に渡る『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』新作発表会は幕を下ろしました。

当日来場者にプレゼントされた『グルーヴコースター』特製グッズはこんな内容でした。また、当日ハッシュタグ付きで新作発表会の感想をポストした人にもプレゼントが当たる、プレゼントキャンペーンが行われました。
こちらはタイトーステーション 新宿南口ゲームワールド店に設置されている『グルーヴコースター 4MAX』。独特の操作感が気持ちいいアーケード版もまだまだ各地に設置されているので、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。

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