本日もHey日和 29日目 ~Heyの連射装置について~
古いアーケードゲームを遊ぶと、ボタンの連射を求められる場面が多々あります。
そんなときは連射装置の出番です! Heyでは遊びやすさを考えて多岐にわたるゲームに連射装置を設置しています。
※店内や筐体の写真などは、お店の許可をいただき撮影しております。

連射装置とは?
連射装置とは、ボタンを押し続けることで自動的に連射してくれる装置のことです。
古いゲームをたくさん設置しているHeyでは、シューティングゲームやアクションゲームを中心に、様々な種類の連射装置を設置しています。
Heyの2、3階で遊んだことがある人なら、「15/sec」や「30/sec」と書かれたボタンに見覚えがあるのではないでしょうか?
あれが連射装置のボタンです。
連射装置には大きく分けてふたつ、シンクロ連射装置(以降シンクロ連)と、ボリューム(アナログ)連射装置(以降ボリューム連)があります。
Heyで主に利用されている連射装置はシンクロ連です。
シンクロ連はゲーム基板から出力される60分の1秒(1フレーム)単位の信号を利用して連射を行います。

そしてシンクロ連より数は少ないですが、ボリューム連も設置されています。
ボリューム連は可変(ボリューム)抵抗を調整することで、連射速度をアナログ式に変更することができます。
シンクロ連のように連射速度を正確に決められないものの、シンクロ連より安価で、セッティングしやすいというメリットがある、と店員さん談。

初心者は連射装置をどう使えばいい?
連射装置がひとつだけある場合は、迷わずそれを使いましょう!
ただし、Aボタン(ショットボタン)に15連と30連など、複数の連射装置が用意されている場合どれを使うか迷いますよね。
筆者のオススメは、とりあえず速度が速いほう(30連など)を使って遊んで、弾切れが起きたら遅いほう(30より数字が少ないほう)に押し変えます。
30連だと弾が密集して出たあと、次の発射まで間隔が開くゲームでは、遅めの連射装置を使うこともあります。
ゲームによって最適な連射の速度は異なりますが、ライトユーザーな筆者には難しいことはよくわからず、これまで前述の使いかたで特に困らず楽しく遊んでいます。
あとは、単純にボタン配置で押しやすいほうの連射ボタンを選ぶのも手です。
連射装置に頼ると攻略が圧倒的に楽なので、うまく使って遊びたいですね。
連射装置の具体例


あえて連射装置ナシの台も

ふしぎな連射装置いろいろ



どういう基準で設置しているの?
―― 古いゲームを新たに稼働させるとき、設置する装置はどうやって決めるのでしょうか? 「この基板にはこの装置を付けてね」といった指示があったりするんですか?
特に指示などはないので、毎回手探りです。
だいたいは15連と30連を付けて稼働させてからお客さまの様子を見て、要望があればそれに応じて変えることが多いです。
できるだけ常連の方の要望に沿うようにしています。
―― 手探り、それは大変ですね! プレイヤーの要望に応じてきた結果、それぞれのゲームの環境ができあがったと。
そうですね、熱心なプレイヤーさんがいなくなると衰退していく可能性もあります。
―― Heyの今の環境は、お店側とプレイヤーとで作り上げてきたんですね。
そうですね、超アナログですね(笑)。
要望は伝えてOK!(ただし必ず叶うとは限りません)
最後に気になっていたことを伺いました。
今ある装置ではどうしても物足りない、これに変えてもらいたい、といった要望を店員さんに伝えて良いのか?
答えは「OK」でした!
どの店員さんでも要望を伝えれば、装置に強い店員さんに届けられるとのこと。
ただし状況によっては必ずしも要望が通るとは限りません。
連射装置のストックがなかったり、店員さんが他の業務で多忙な時期と重なったりと様々な事情で現状維持となる場合もあるので、そこはご了承くださいとのことでした。
今回たくさんの台を調べましたが、連射装置はゲームの攻略と密接に絡み、奥が深くておもしろいです。改めて深堀り紹介できればと思います!