マイ・ベスト・アーケードゲーム Vol.06 おくむら なつこ(ゲーセン女子)

ゲームクリエイターやゲーム情報通でもあるゲームライターといった業界関係者が、個人的に好きだったアーケードゲームをランキング形式で選ぶマイ・ベスト・アーケードゲーム」。
第6回となる今回は、ゲームセンター(以下、ゲーセン)を盛り上げるため「ゲーセン女子」としてゲーセンのPR活動をしているおくむらなつこさん。全国のゲーセンを巡り何百ものタイトルをプレイしている”百戦錬磨”のおくむらさんが選ぶベスト10とは?

おくむら なつこ(ゲーセン女子)
年間330日ゲーセンに通うOL。「ゲーセン女子」として「ゲーセン文化」を広める活動をしている。ブログ「ゲーセン女子」、雑誌「ゲーセンさんぽ」発行、各メディアへのゲーセンのプロモ―ション・PR活動・マーケティング支援、テレビやイベント等への出演などを通し、ゲーセン文化を盛り上げる。WCCFガール(初代)。鉄拳女子部2代目部長。株式会社トライバルメディアハウス 所属。
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No.1 『平安京エイリアン』(1980年/電気音響)

▲ゲーセン女子の活動の原点ともなった作品。2018年にWindows版で復刻された(画像:『平安京エイリアン for Windows』公式サイトより)ⒸMindware

初めてハマったアーケードゲームです。発売は1980年ですので、私が遊んでいる頃にはすでにレトロゲーム扱いでした。

おもしろすぎておもしろすぎて家に持って帰りたくて。でも筐体買えない…。なので、自宅のマイコンのBASICを使ってプログラムしたほどです。家に自作ゲームがあったのに、結局はゲーセンに行って本作をプレイしていました。でも、同級生たちが本作にあまり興味を示していないことが不満でした(笑)。

『平安京エイリアン』によってアーケードゲーム、引いてはゲームセンターが大好きになったことを考えれば、今の活動(ゲーセン女子)の原点となったゲームといえます。

No.2 『ハングオン』(1985年/セガ)

▲バイクレースゲームの始祖(画像:公式サイト「セガアーケードゲームヒストリー」より引用) ⒸSEGA

体感ゲームの元祖ともいえるゲーム。家庭用ゲーム機では真似できない、アーケードだからこそのスリルとスピード感。本作で体感ゲームのおもしろさにハマってしまい、それ以降、体感ゲームは遊びつくしました。

▲バイク型の筐体は実際にバイクを運転しているかのような操作感が素晴らしかった(画像:公式サイト「セガハードストーリー」より引用) ⒸSEGA

『ハングオン』は座ってプレイする筐体とバイクにまたがる筐体の2タイプがありました。当時、まだちびっ子だった私は、大人の真似をして本物さながらのバイク筐体にまたがってプレイする方が好きでした。周りにギャラリーがいるとさらに盛り上がりました。大人になってからプレイしたら、バイク筐体の小ささに驚きました(笑)。

No.3 『魂斗羅(コントラ)』(1987年/コナミ)

▲アクションシューティングゲームの真骨頂(動画はハムスター社公式YouTube動画より、2016年発売の「アーケードアーカイブス」PS版)

飽きることなく、同級生とずーっと遊んだアクションシューティングゲーム。当時は攻略っていうことがまだよく分からず、やみくもに武器を拾っていました。
縦スクロールと横スクロールが両方入っていたのも楽しかったです。本作からシューティングゲームにも夢中になり、最近では『星と翼のパラドクス』(2018年/スクウェア・エニックス)がお気に入りです。

No.4 『ミサイルコマンド』(1980年/アタリ)

トラックボールをこすってターゲットに合わせるという操作がムズおもしろかったです。町を必死に守るドキドキ感!! 攻略情報を集めるため、いろんな人たちに声をかけました。そういえば、この頃からゲーセン仲間というものができるようになりました

No.5 『フィーバーチャンス』(1983年/カプコン)

メダルか10円硬貨でルーレットが遊べるメダルゲーム。ルーレットだけでなく中央3つの数字が揃うと当選確率が上がる! これにハマりました。
ルーレット音・結果音・払い出し音などすべて覚えています。今はカプコンのメダル機だと『モンスターハンター メダルハンティング G』(2017年)を遊んでいます。

No.6 『怒 IKARI』(1986年/SNK)

ループレバーの操作性が好きで、ダイヤル式は随分楽しみました。縦スクロールだけど無理にスクロールしなくてもよいところが好きでした。SNKのゲームは基板を買うほど思い入れが強いタイトルばかりで、ネオジオランド※01ネオジオランド : 旧SNKの直営ゲームセンターで、SNKの本社があった大阪府吹田市の江坂駅周辺に3店舗を展開。その後、関東など他県にも進出したが、SNKが2001年に倒産すると、残っていた大阪の3店舗も2005年までに閉店となった。は行きつけのお店でした

No.7 『サブマリン』(1979年/ナムコ)

ビデオゲーム以前のエレメカの代表格である『サブマリン』。『サブマリン』を初めて見たのは、もういつだったのかも思い出せないくらい幼少の頃でした。子供心をくすぐる「潜水艦」というテーマでビデオゲームと違ったおもしろさを感じ、すぐに惹き込まれてしまいました。ちなみに、現在もやっぱり潜水艦にくすぐられていて、『サブマリンレスキュー』(2018年/バンダイナムコ)を遊んでいます。

No.8 『ファイターズヒストリーダイナマイト』(1994年/データイースト)

1990年初期、格ゲー(格闘技ゲーム)人気で『ストリートファイターⅡ』(1991年/カプコン)や『餓狼伝説』(1991年/SNK)が盛り上がるなか、ホームのゲーセンでは『ファイターズヒストリーダイナマイト』が大人気。同作のキャラクターである溝口誠の必殺技「ごっついタイガーバズーカ」をいかにして当てるか? が流行っていました(笑)。格ゲーは今も大会に出るくらい大好きです。

No.9 『R-TYPE(アールタイプ)』(1987年/アイレム)

醍醐味はやっぱり波動砲です。溜めて溜めて一気に撃つ快感! その世界観を表現する音楽、さらにボスのデザインがカッコいい! アイレムM72システム※02アイレムM72システム : 1987年にアイレムより発売されたシステム基板。『R-TYPE』(1987年)や『ミスターヘリの大冒険』(1987年)など名作が揃う。が使われているところも魅力で、手間をかけてでもROM交換をしたくなっちゃいますね。

No.10 『スーパーリアル麻雀PⅢ』(1988年/セタ)

セタが開発した脱衣麻雀。脱衣麻雀とはいっても、小学生の当時はよく意味も分からず、ホームのゲーセンで「隣に座りぃや」と言ってくれる常連のおじさんたちのプレイを見ていました。
スーパーリアル麻雀』シリーズは、1987年より7作が発売されていますが、よく見ていたのがこの『PⅢ』と『PⅡ』(1987年)でした。ここから麻雀ゲームにハマり、今では『セガNET麻雀 MJ』(PC他/2013年/セガ)や『麻雀格闘倶楽部(マージャンファイトクラブ)』シリーズ(2002年~/コナミ)をプレイしています。

アーケードゲームの歴史はゲーセン進化の歴史でもある

エレメカ、体感、ビデオ、メダルゲーム…。アーケードゲームは豊富にありすぎて、本当にどれにしようか迷ってしまいました。
アーケードゲームの歴史は、ゲームセンターの進化の歴史でもあり、今回の企画でいろいろな過去のタイトルを思い出しては、しみじみアーケードはおもしろい! と思いました。そして、自分もそんなゲーセン文化とともに成長してきたんだなぁと実感しました。

ゲーセンは今後も進化をし続けるし、それに伴って文化も広がっていきます。私はそんなゲーセン文化をいつまでも守り、今のお子さんたちにも「あんなゲームがあったなぁ」と振り返ってもらえるように、この文化を未来へとつなげていきたいと思っています。
今後ともゲーセンのPR活動を頑張ります。ご助言・応援、よろしくお願いします!

おくらむなつこ(ゲーセン女子)

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