「小樽・札幌ゲーセン物語展2」関連トークイベント・オンライン配信

  • 記事タイトル
    「小樽・札幌ゲーセン物語展2」関連トークイベント・オンライン配信
  • 公開日
    2021年08月03日
  • 記事番号
    5881
  • ライター
    藤井昌樹

北海道小樽市の市立小樽文学館にて、2021年7月17日(土)から10月3日(日)までの会期で開催されている「小樽・札幌ゲーセン物語展2」。その関連トークイベントがオンライン配信されることが決定しました。
  

「いま、ビデオゲームのアーカイブ活動がおもしろい」

2021年8月17日(火)18時~20時までLIVE配信。
録画されたアーカイブ映像を後から視聴することも可能。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から無観客でのイベント開催となります。

1980年代、ナムコで『バラデューク』、『パックランド』、『トイポップ』など数々のアーケードゲームの開発に携わった「きっしぃ」こと岸本好弘さんをゲストにお招きしてのトークイベントを開催します。
岸本さんは現在、ゲームアーカイブ活動の一環として1980年代のビデオゲーム開発手法をオーラルヒストリー(*01)として残す取り組みをされています。
そんな岸本さんの活動と『小樽・札幌ゲーセン物語展2』を関連付けて、ビデオゲームのアーカイブ活動について語り合います。

登壇者:岸本好弘

1982年ナムコ入社。『パックランド』、『バラデューク』といったアーケードゲームを手掛けた後、1986年に家庭用ソフトとして発売されミリオンセラーとなった『プロ野球ファミリースタジアム』とそのシリーズの開発に携わる。2001年ナムコ退社。
2017年よりナムコ開発資料アーカイブプロジェクト研究員として、開発者側からビデオゲームを文化遺産・産業遺産として後世に残す活動に関わる。

聞き手:藤井昌樹

1980年代から現在まで現役のゲームファンでありプレイヤー。「小樽・札幌ゲーセン物語展」、「小樽・札幌ゲーセン物語展2」、「ゲーム雑誌・攻略本・同人誌展(仮)」(2022年開催予定)の企画構成に携わる。

  

ビデオゲームが40年を越える歴史を重ねるに至り、失われつつあるその歴史の初期における資料を文化・産業資産として後世に残す取り組み・アーカイブ活動が重要視されつつあります。
岸本さんはゲーム開発者という視点からこの取り組みを行なっています。
一方、ゲームファン・プレイヤーの個人コレクションが展示されている『小樽・札幌ゲーセン物語展』はゲームファン視点からのアーカイブ活動と言えるかもしれません。

それぞれの立場から行なわれるビデオゲームのアーカイブ活動が今後どのような意味を持ってくるのかを探ります。そしてアーカイブ活動そのもののおもしろさ・楽しさもトークイベントの中で紐解いていきます。

  

配信URLは市立小樽文学館の告知ページ・Twitterで後日公開します

■市立小樽文学館『小樽・札幌ゲーセン物語展2』告知ページ
http://otarubungakusha.com/exhibition/2021073971

■市立小樽文学館・公式Twitter
https://twitter.com/otabun_otaru

脚注

脚注
01 歴史研究のために関係者から直接話を聞き取り、記録としてまとめること。

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