市立小樽文学館にて3月16日から
「ゲームの中の『物語』 ボードゲームとTRPG展」開催
2014年に開催された『ボードゲームと文学展』では、ゲームの中に組み込まれた「物語」に焦点を当てました。
プレイヤーがゲーム内容をより理解するための演出として組み込まれた物語には、例えば童話や冒険活劇、ファンタジー小説や推理小説と共通しているものが多く、文学との親和性が感じられます。
前回の展示から10年が経ち、ボードゲームのルールや遊び方はさらに多様になり、そこに組み込まれる「物語(ストーリー)」もまた豊かなものになっています。
今回の展覧会では、同様に「物語」がゲームの根幹として存在するTRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)についても展示します。
TRPGにおいてプレイヤーはゲームの中で設定された「物語(ストーリー)」の登場人物を演じることになります。
ゲームの進行役である「ゲームマスター」と会話をしながらゲームを進行していきますが、ゲーム内の行動の選択肢はボードゲームやビデオゲームと比べて自由であることがTRPGの特徴です。
そのため、同じゲームでもプレイヤーによってまったく異なる展開となり、それがTRPGの魅力のひとつとなっています。
ゲーム自体に組み込まれた「物語(ストーリー)」とは別に、ゲームを遊んだプレイヤー個々人に体験を通して生まれる「物語(ナラティブ)」にも展示を通して注目します。
その一環としてボードゲームの大会、北海道内で開催されたTRPGに関する取り組みについても紹介します。
アナログゲームを主体とした今回の展示は、小樽文学館でこれまで主に展覧会を開催してきたビデオゲームと異なる点が多いですが、ボードゲーム・TRPGをモチーフにしたビデオゲームも存在することから、共通点や親和性も多くあります。
ビデオゲームファンの皆さんにも、ぜひ足を運んでいただきたい展覧会となっています。
展示内容
ボードゲームの中の物語
ボードゲームのルールを理解しやすくするためにゲーム内に組み込まれた世界設定や物語について、展示を通して紹介します。
TRPGの中の物語
プレイヤーの自由な発想から物語が紡がれるTRPGの魅力と、北海道におけるTRPGイベントの歴史を展示します。
小樽ゆかりのゲーム
小樽や北海道を題材にしたゲームから地域が舞台のゲームの可能性を紐解きます。
物語を作るゲーム
即興で物語を作って楽しむ『ローリーズストーリーキューブス』を会場で遊ぶことができます。
試遊コーナー
実際にボードゲーム(おばけキャッチ、ラビリンス、どうぶつしょうぎ)を遊ぶことができます。
関連イベント
●ボードゲームイベント
小樽のボードゲームスペース「MarvinGarden_Otaru」のオーナー・大津充敬さん(ラミィキューブ名誉北海道王座)セレクトによるボードゲーム体験イベントです。
ボードゲームを遊ぶ「ラミィキューブ、Dixit」
3月24日(日)、31日(日)各日13時~16時
場所:2F 文学館カフェコーナー 参加無料 申込み不要
ギャラリートーク
3月24日(日)、31日(日)各日16時~17時
場所:2F 文学館展示室 要入館料 申込み不要
解説:MarvinGarden_Otaru 大津充敬
●TRPG体験会「たるコン・リバイバル」
4月29日(月・祝)
80年代後半から小樽で開催され、昨年に小樽文学館で追悼展を行った故・荒木聡さんも企画運営に携わった道内初のTRPGコンベンション「たるコン」が1日限りの復活となります。
札幌で定期開催されている「中高生向けTRPG体験会」を運営されている「北海道アナログゲーム教育研究会」さんの全面的なご協力をいただいています。
TRPGを遊ぶ 10時~15時30分
TRPGをゲームマスターの進行で体験できます。
場所:1F 文学館研修室 参加無料 申込み不要
TRPGデモンストレーション 13時~14時
展示室で実際にTRPGのゲーム卓を設置、
プレイヤーがどのようにゲームを進めるか見学できます。
場所:2F 文学館展示室 要入館料 申込み不要
トークイベント 16時~17時
TRPGコンベンション運営メンバー座談会
場所:1F 文学館研修室
定員:40名 参加無料
申込み:下記URLから
http://logoform.jp/f/rdIOR
※各イベントの詳細は小樽文学館ホームページをご確認ください。
●キンダーリープ号がやってくる!
小樽にあるドイツのおもちゃ屋「ハンズ オン トーイ キンダーリープ」の移動販売車が色内広場(小樽文学館敷地内)にやってきます!
※荒天時などの最新情報は文学館公式X(Twitter)でご確認ください。
3月16日(土)・20日(水・祝)・23日(土)・24日(日)
4月13日(土)・14日(日)
5月3日(金・祝)~6日(月・祝)・19日(日)
時間:9時30分~17時
主催:小樽文學舎
【展示会情報】
会場:市立小樽文学館
〒047-0031 小樽市色内1-9-5
電話 0134-32-2388
公式ホームページ:http://otarubungakusha.com/yakata
公式X(Twitter):https://twitter.com/otabun_otaru
会期:2024年3月16日(土)~5月19日(日)
休館日:月曜日(4/29、5/6を除く)、3/21(木)、4/30(火)、5/1(水)、5/7(火)~10(金)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
入館料:一般300(240)円 高校生・市内70歳以上150(120)円 障がい者・中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
主催:市立小樽文学館
後援:小樽文學舎
企画構成:藤井 昌樹、辻 和彦
協力:ハンズ オン トーイ キンダーリープ
MarvinGarden_Otaru
Tanoshin
冴島鋭士
ボードゲームとスープカリーBAR ドラゴンブレス
北海道アナログゲーム教育研究会
なまらや
舎とまや
VRTRPGサークル「CatsUdon工房」
札幌・SW倶楽部
札幌TRPGFest!RTS
北海道大学RPG研究会
TRPGサークルPlaTeA
DAC北海道
AEX
UNI
TRPG・EXPO
TRY・S
ショウ・タイム
極もの
すするふ会
公認ナビゲーター「おソノさん」 デザイン:なおさん