ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ!
山村智美の『未来ゲーム Travelers』

  • 記事タイトル
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    山村智美の『未来ゲーム Travelers』
  • 公開日
    2023年10月06日
  • 記事番号
    10349
  • ライター
    山村智美

10月になりました。

もう秋ですねー、行楽シーズンですね、お出かけしやすいですねー!

……って言いたいところなんですけど、

まだまだ結構、暑いんですよねー。

今年は残暑が長くて厳しいって言われてましたけど、天気の良い日は本当に暑い。

先日、東京ゲームショウ 2023が開催されましたが、

ビジネスデー初日はよく晴れていたこともあり、幕張メッセ内めちゃくちゃ暑かったんですよね。

ボクは初日はちょっとしたお仕事で幕張メッセに隣接しているホテルにいたんですけど、

会場にいる人はどんなことをつぶやいてるのかなとSNSを見たら、

「暑い!」「暑すぎる!」「この暑さはやばい!」といった感じで、みんな暑い暑いしか書いてなくて、「いったいどうなってるんだ!?」とビビってました。

そのあと遅めに入場したらマジで暑かったです。

例年どおりの空調設定では今年の残暑には合わなかったんでしょうねー。

まぁ、さすがに10月も半ばになれば少しずつ涼しくなっていくとは思うんですけど、

というか、涼しくなってほしいんですけど、

この残暑からの季節の変わり目は気温差がエグそうですし、みなさんも体調を崩さないようにお気をつけください。

では、今月の曲~。

まずは、9月6日に発売されたベセスダ・ソフトワークスの新規オープンワールドRPG『Starfield』より、ベセスダ公式チャンネルで公開しているオフィシャルサウンドトラックのミュージックビデオ「Starfield – Lofi Girl Remixes」。Lofi Studioによるアニメで宇宙船のコックピットと人型探査ロボット「ヴァスコ」が描かれています。
   

   
続いて2曲目は、井上拓さん×星街すいせいさんのユニット「Midnight Grand Orchestra」による、「夜を待つよ」。井上拓さんは、2018年までバンダイナムコスタジオ所属で『鉄拳』シリーズ、『リッジレーサー』シリーズ、『アイドルマスター』シリーズなどで多数の楽曲を手掛けてきたサウンドクリエイター。その系譜を継いできた井上拓さんの最新曲、ゲームファンは要チェックですよ。
   

4年ぶりに幕張メッセ全館使用のフル開催となった東京ゲームショウ! そこには新世代に向けた変化が

今年も東京ゲームショウが開催されましたー。

今年は4年ぶりに幕張メッセ全館を使ってのフル開催となって、完全復活という感じでしたねー。

ただ、4年の変化は大きいもので、いろいろと様子が変わっていました。

会場内の内訳的には、まずは2021年以降ブース出展をしていないSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が、フル開催となった今年も出展していないということですね。

メインの4つのホールはざっくり言うと、

・「カプコン、スクエニ、バンナム、コーエーテクモ、コナミ、セガ」といった大手メーカーのブースが集結しているホール、

・「Twitch Japan」のブースとゲーミングPCハードウェアのブースが集まっているホール

・「ゲーム専門学校系」、「NetEaseやHoYoverse」などの中国ゲーム会社ブースがあるホール

・インディーズゲーム、物販のホール

という感じでした。

かつてのTGSは家庭用ゲーム機を主戦場にしたブースが集まっていましたが、今年の比率で言えば、そのホールは1つぶんというところ。

SIEをはじめプラットフォームホルダー不在で、新作ゲームの発表や出展も、その多くはオンライン配信で発表することが主流となっています。

新作ゲームを出展する、いわゆるゲーム見本市としては、だいぶ縮小していると言わざるを得ないところがありますね。

……ですが、今年のTGSの来場者は24万3238人。2019年は26万2076人でしたので、それに肉薄するぐらいの来場者数になっています。

もちろんこれには、コロナ禍を経ての久々のフル開催というところもあるとは思いますが、

それ以上に“来場する人のお目当てが変化してきている”ことを感じましたネ。

ブースで行われるステージイベントには、かつては芸能人や声優さんが中心でしたが、今年はそれ以上に、“ストリーマー”が出演しているところが目立ちました。いわゆる人気の配信者さんですね。

ステージイベントがほぼないビジネスデーにはさほど感じなかったのですが、一般日は来場している層がとても若くて、その人たちがストリーマー出演イベントが始まると一気に人が集まってくるんですヨ。

ボクもなんだかんだTGSを長く見てきましたが、ビジネスデーと一般日とで、これほど差を感じたのは初めてかもしれません。

今年はビジネスデーだけを覗いても本当のシーントレンドは掴めないTGSだったと思いますヨ。ほんとに。
   

もちろん、新作ゲームの出展なども十分に人気でしたが、それ以上に熱量があったのは、そうしたストリーマー由来のもの、およびストリーマー界隈でプレイされているゲーム、ゲーミングPCなどデバイスやプレイ環境で、一般日にその盛り上がりが見られたというのが印象的でした。

そうした今の10代~20歳前後ぐらいまでのゲームファンの人は、家庭用ゲーム機もある程度触ってはいますが、それ以上に『Apex Legends』や『VALORANT』などストリーマーで主流の基本無料FPSをプレイしていることが多く、よく見ているストリーマーにならって、ゲーミングPCやデバイスを購入しているという流れがあります。

スマホアプリ全盛世代な30代前後、アーケード・家庭用で育った40代以降とは、また違う新しい世代のシーンが構築されていて、今回のTGSはそうした若いストリーマーファンの祭典の場となりつつある側面が見られました。
   

こうしたストリーマー人気に対して思うところがある人もいるとは思いますが、

ボクとしては、“ゲームを楽しむ、一緒に楽しむ”というゲーム好きとして自然な姿がありきで、ゲームを楽しむコミュニティの中継地点、いわばオンラインのHubのような存在としてストリーマーがいるという見え方をしています。

そうしたストリーマー人気で集まった人も、一緒に新作ゲームやデバイス、インディーゲームを見てくれますし、あまりゲームプレイが得意でない人でも物販でグッズを買っていくということがありますので、それはそれでありかなぁと思いますヨ。

このように4年ぶりのフル開催で様変わりしつつあるのを感じたTGSでした。
と言っても、これはあくまでまだ部分的なもので、今回のTGSはホールごとにそうした世代やターゲットを変えているような、そうしたブースレイアウトになっていることが、これまで以上に強く感じられました。

来年以降はどういう方向になっていくのか。そうしたところも楽しみですネ。
   

TGSメインステージでとてつもない盛り上がりを見せた「CRカップ」! プロ格闘ゲーマーとストリーマーの化学反応が見せる激闘

©SAMURAI KOBO CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

ストリーマー人気や企画の強さが最もわかりやすかったのが、

TGSのメインステージで行われた「CRカップ」ですね。

プロゲーミングチームCrazy Raccoonが主催する大会で、『ストリートファイター6』での有観客ライブが開催されました。

この大会は、プロ格闘ゲーマー1人を大将に、人気ストリーマーやインフルエンサー、VTuberをチームメイトにした「5on5のチーム戦」であることが最大の特徴。

この日のために、イベント発表から連日、大将のプロ格闘ゲーマーが格闘ゲーム経験が浅いチームメイトに、勝つためのコーチングを行っていきます。

もちろんその様子はチーム練習としてそれぞれが配信しているので、プロゲーマーが格ゲー初心者にどのように教えていくのか、短期間でどれぐらい上達するのか、その様子も見られるわけです。

まるで運動部の部活のような光景を配信で楽しめるんですね。

また、視聴者側で格闘ゲーム初心者や未経験な人もゲームに興味を持ちますし、その練習配信でプロが教えてくれることを自分も参考にしていけるという良さもあります。

そうして練習を重ねた先の本番を、自分の目で生で会場で応援したくないですか? と言われたら、

……そりゃあ見たくなっちゃうわけです。

ストリーマーさんがガチで挑みつつエンタメとしても盛り上げたあと、一番勝敗に関わる部分にプロ格闘ゲーマーがいることで、大将戦の緊張感がグッと高まるという、ものすごく上手い構成をしているんですよね。

また、その大将のプロ格闘ゲーマーに相手チームの副将が挑むというチャレンジマッチもあって、一発逆転のドラマも生まれやすくしています。

このエンタメとガチ対戦の両方がドラマティックに楽しめる、バランス感覚に優れた構成を作った人はすごいですよ。

CRカップはTGSの入場とは別チケットで観覧できるものですが、ステージをぎっしり埋め尽くす人気っぷりでした。

オンライン配信の方でも、本配信と、出場メンバーそれぞれの生配信を合わせると50万人以上は軽く超えているであろうという同時接続数を叩き出していました。

まさに一大イベントになっていましたね。

©SAMURAI KOBO CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

この模様をミラー配信していた他のプロ格闘ゲーマーさんらも、「格ゲーの国内イベントでこの盛り上がりは見たことない」と、感動混じりにコメントしていたほど。

客層も、男女比は1:1ぐらいと、女性ファンの人がとても多かったようです。そのあたりはやはりストリーマーさんの人気ですね。

実際の試合の模様は配信のアーカイブが見られますので、ぜひご覧ください。すごい大歓声に驚かされること間違いなしですよ。
   

TGS2023 x Crazy Raccoon Cup STREET FIGHTER 6 Day1

    

TGS2023 x Crazy Raccoon Cup STREET FIGHTER 6 Day2

    

そんなsasatikkさんの勝利で繋がったチームの勝敗を賭けて、相手チームの副将と対戦するかずのこさん。この人気ストリーマーさんらの努力や期待を背負いに背負って対戦するというのは、他の大会では味わえない、とんでもないプレッシャーですね。かずのこさんも気迫の表情ながら顔色は真っ白でした

フルーツにキレる若者続出!? 謎の中毒性で話題の『スイカゲーム』

「そこのサクランボさぁー! ちょっとーマジでー!」

といった感じに、謎にサクランボやイチゴやブドウにキレる若者が続出しているんです。

ニンテンドースイッチの低価格パズルゲーム『スイカゲーム』が流行ってるんですヨ。もう、みんなやってます。マジで。

もともとこの『スイカゲーム』、照明一体型のプロジェクター「popIn Aladdin」に内蔵されていたゲームだったそうで、それが2021年にニンテンドースイッチ版として発売されていました。

そんなちょっとしたミニゲームをストリーマーの人が見つけ、プレイしたところ瞬く間に大流行してしまったというわけ。

ただ、ストリーマーの人がプレイしたから流行ったということではなくて、ゲームそのものが手軽ながらとんでもない中毒性を秘めた、ものすごい良ゲーであること、そんなゲームが240円という低価格であることがポイントなんです。

いわゆる落ちものパズルゲームで、上から出てきたフルーツを落とし、同じフルーツ同士がぶつかると合体してより大きいフルーツになります。画面がいっぱいになってフルーツが溢れてしまったらゲームオーバー。ハイスコアを狙っていくというもの。

フルーツは合体させることで、さくらんぼ→いちご→ぶどう→といった感じに進化していきます。その最終段階がスイカなんですね。

フルーツが合体するときに「ポンッ!」と弾けるような音が鳴るのが気持ちよく、また合体するときに少し衝撃が出てフルーツが跳ねるので、予測不能な動きや連鎖をすることがあるんです。

連鎖をしたときは気持ちいいんですけど、逆にとんでもない軌道を描いて不意にフルーツが飛び上がってゲームオーバーになることもあったりで、そんな突発ゲームオーバーを喰らったときには、「おい!」と思わず声が出てしまうほど。

ちなみにこのゲーム、“小さいフルーツほど重い、大きいフルーツほど軽い”という巧妙なシステムをしているんです。

なので、とりあえずのつもりで置いた小さいサクランボやイチゴが下へと滑り落ちていって、後々に大きいフルーツ同士がくっつくのを絶妙に邪魔してくるんですよ。

しかも下に落ちてしまっているので、あとから処理できない。

軽い気持ちで置いたフルーツに後に致命的な逆襲を喰らうこととなり、「どうしてあのサクランボを適当に置いてしまったんだ……!」と、悔やむことになるんです。

フルーツを上に積んでいくのに対して、小さい取りこぼしのフルーツは下へ下へと滑っていくので、ジワジワと確実に追い詰められていくんです。

あと一歩でメロンが、そしてメロン同士がくっつけばスイカができる……そういう場面になったとき、そのあと一歩の合体を絶妙に邪魔をしてくるのが見捨てられたサクランボやイチゴたち。

そのとき人は、「このサクランボがーーーー!」と、怒りの叫びをあげてしまうんですね。

そうしてあと一歩が叶わないままゲームオーバーを迎えると、無言でリトライを押すのです。

1種類だけあるBGMは、妙にシンセサイザーが尖った音をしていてピアノ伴奏もノリノリ。集中しているプレイヤーを明るく洗脳するかのよう。

時間をあっという間に溶かしてしまう危険なほどの魅力と中毒性。

『スイカゲーム』……恐ろしいゲーム。

……ちなみに、デコポンの次のフルーツは「オレンジ」なのか「みかん」なのかという論争があって、ボクは最初「たまねぎ?(フルーツじゃない)」なんて思ったのですが、公式SNSによるとデコポンの次の果物は「かき(柿)」だそうですヨ。

・スイカゲーム ダウンロード版 – マイニンテンドーストア
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000043363.html

10月の注目は『マリオ』『スパイダーマン』『フォルツァ』! MGSコレクションも発売!

2023年10月の注目タイトルです!

9月に発売された大型タイトルを今もプレイ中という人も多いと思いますが、10月もいろいろと発売されますよ!

特に注目は、10月20日発売の『Marvel’s Spider-Man 2』と『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』でしょうか。

PC/Xboxからは、『Forza Motorsport』がいよいよ登場です。

また、10月24日『メタルギア ソリッド: マスターコレクション Vol.1』も発売されるので、久しぶりにMGSをプレイしたいという人はこちらも注目ですね。

ちなみに、9月28日にリリースされた3vs3の基本プレイ無料チームバトルロイヤル『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』Nintendo Switch/PlayStation4/STEAM/Xbox Oneもかなりの人気です。
   

   

というわけで、以下に注目タイトルをピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください。

それでは、良いゲームライフを!

   
『アサシン クリード ミラージュ』

2023年10月5日発売
[PS5][PS4][Xbox Series X/S][Xbox One][Windows PC(Epic Games Store / Ubisoft Store)]

   
『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』

2023年10月6日発売
[Nintendo Switch]

   
『Forza Motorsport』

2023年10月10日発売
[Xbox Series X|S][Windows PC]

   
『ダウンタウン熱血物語SP』

2023年10月12日発売
[PS4][Nintendo Switch][Windows PC(Steam)]

   
『ソニック スーパースターズ』

2023年10月17日発売
[PS5][PS4][Xbox Series X/S][Xbox One][Nintendo Switch][Windows PC(Steam)]

   
『Marvel’s Spider-Man 2』

2023年10月20日発売
[PS5]

   
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』

2023年10月20日発売
[Nintendo Switch]

   
『ジャストダンス2024エディション』

2023年10月24日発売
[PS5][Nintendo Switch][Xbox Series X/S]

   
『メタルギア ソリッド: マスターコレクション Vol.1』

2023年10月24日発売
[PS5][PS4][Xbox Series X/S][Nintendo Switch][Windows PC(Steam)]

   
『Alan Wake 2』

2023年10月27日発売
[PS5][Xbox Series X/S][Windows PC(Steam)]

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