ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ! 山村智美の『未来ゲーム Travelers』

  • 記事タイトル
    ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ! 山村智美の『未来ゲーム Travelers』
  • 公開日
    2025年04月04日
  • 記事番号
    12776
  • ライター
    山村智美

ゲームやエンタメの最新の話題を伝える月刊連載コラム『未来ゲーム Travelers』です。

4月となりました。

新年度ですねー。

以前からこの時期は「寒暖差に気をつけて~」的なトークを使い倒してきたものですが、今年の寒暖差はえげつなくて。

東京都心では3月に3回目の夏日となるのは150年の観測史上で初めてだそうで。急に暑い日が増えたかと思えば雨の日は10度以下になったりで、もう大変ですよ。

ちなみにこれだけ平均気温が変わってくると桜の木も変化していくそうで。平均気温が高くなると、東北など北日本では開花が早くなり、そのほか関東から九州あたりまでの西~東日本では逆に開花が遅くなるのだとか(気温が高いと逆に成長が遅くなるそうです)。

また、開花するにしてもまばらにポツポツと咲いたり、そもそも開花しなかったりで、わかりやすい“満開”はならなくなるという懸念もあるそうですよ。

これまでの時代のゲーム中には桜が満開なシーンもよくありましたが、遠い未来には桜が満開の景色は「失われた景色」として夢のような世界の描写に使われるようになるのかもしれませんね。

程度の差はあれど世界は今しか見られないかもしれないものばかり。しっかり見て、しっかり記録して、しっかり楽しんでいきましょう。

それでは、今月の曲~。

新しい生活、卒業、桜の季節。これらキーワードといえばやはり『ペルソナ』シリーズでしょう。
ライブツアー2024の映像が収録されたBlu-ray「PERSONA LIVE TOUR 2024-more ahead-」の3月31日発売を記念して、収録映像から「キミの記憶-Reload-」の一部動画が公開されています。ゲームをプレイした人なら、この動画が3月5日に公開されているところにも反応せずにはいられないところです。

続いてもう一曲。こちらは公式自ら「※本動画の一部に本作のネタバレを含みますので、ゲームクリア後の視聴を推奨します。」とした上で公開しているという珍しいミュージックビデオ。
大人気作品となったミステリーアドベンチャー『都市伝説解体センター』の主題歌「奇々解体」をゲーム中映像たっぷりで楽しめるものになっています。本作をまだ未プレイでプレイ予定な人はくれぐれも、ゲームプレイ前には視聴しないようにお気をつけを。

 

『Nintendo Switch 2』 6月5日、53,980円! “新しい遊びを実現するため「器」を大きくする”後継機

© Nintendo

「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 – 2025.4.2」発表内容の詳細はこちら

ついにすべてが発表されました「Nintendo Switch 2」!

任天堂の情報番組「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 – 2025.4.2」は、約60分というボリュームたっぷりで配信されましたが、同時視聴数は300万を超え、翌日にはアーカイブの再生が1,000万を超えました。圧巻の注目度の高さ。

【発売日と価格】

・2025年6月5日発売

・「日本語・国内専用」版が49,980円[税込]
・「日本語・国内専用 マリオカート ワールド セット」が53,980円[税込]
(本体同時発売ソフト『マリオカート ワールド』ダウンロード版同梱)
・「多言語対応」版が69,980円[税込]マイニンテンドーストア限定

【予約について】

マイニンテンドーストアで抽選販売。応募条件は以下のとおり。

・2025年2月28日時点でNintendo Switchソフトのプレイ時間が50時間以上(体験版・無料ソフト除く)
・応募時点でNintendo Switch Onlineに累積1年以上の加入期間があり、応募時も加入中。
・ファミリープラン加入の場合は利用券購入者のみが対象。
・ニンテンドーアカウントの「国/地域」設定が「日本」の方のみ応募・購入可能。
・全国のゲーム取扱店やオンラインショップでは4月24日以降、準備が整い次第、順次予約または抽選受付開始。
・マイニンテンドーストアの応募受付詳細は4月4日午後以降に公開予定。

気になるNintendo Switch 2の発売日は、6月5日。価格は「日本語・国内専用」版が49,980円という、あえて日本だけのリージョンロック版を出すという方式で海外との価格差を調整するという提供方式になりました。これは、他業種の製品でも昨今では見受けられる方式だそうです。

何しろ円安の状況下なので、海外から「日本版を買って輸入したほうが安い」と思われる状況になると転売されてしまい、日本の本当に欲しい日本のユーザーが買えないという状況になります。

それを今回は、完全に日本語でしか使えず日本版のゲームだけが動く、いわゆるリージョンロック版を用意して、その価格だけは日本の経済バランスに沿った控えめなものにしたというわけです。逆に言えば、多言語版の69,980円が“本来の販売価格”と言ってもいいかもしれません。

本体スペックにドックの性能も考慮すると、日本版の53,980円はかなり安い……というより赤字設定なのではと思えるところです。

【本体スペックが大幅アップ】

・7.9インチ広色域液晶ディスプレイ(1080p、1920×1080ピクセル)、スイッチ(HAC-001)と比較して画面サイズが約1.6倍(面積比)、ピクセル数が約2倍。最大120fps、VRR(可変リフレッシュレート)対応でなめらかな動きを実現(※ゲームによる)。HDR10対応で鮮やかな表示。
・本体の厚さはスイッチと同じ13.9mm。サイズは縦116mm×横272mm。
・本体上部にUSB Type-C端子を追加し、充電しながらプレイ可能。別売のUSBカメラを接続してビデオチャットも楽しめる。
・重量は約401g(Joy-Con 2装着時:約534g)。スイッチ(約398g)と比較して約100g重い。
・ドック接続で最大4K解像度(3840×2160ピクセル、60fps)、1080p/1440p選択時は120fps対応。HDR10対応(※テレビとゲームによる)で高精細な映像表現が可能。
・ドックに冷却ファンを内蔵し、発熱を抑えて安定した性能を維持。
・CEC(自動電源ON/入力切り替え)およびALLM(ゲームモード自動切り替え)に対応し、対応テレビで快適な接続を実現。
・フリーストップ式スタンド(最大150度)で自由な角度調整が可能。テーブルの高さに合わせて見やすい角度でプレイできる。
・ストレージ拡張 microSD Expressカード専用で高速読み書き対応。スイッチで使用していたmicroSD/microSDHC/microSDXCカードは非対応。
・本体内蔵マイクと振動機能 マイクやHD振動2を活用した遊びが追加(例:『スーパーマリオパーティ ジャンボリー + ジャンボリーTV』)。

【Nintendo Switch 2(単体での携帯モード)の仕様】

ディスプレイ: 7.9インチ広色域液晶、1080p(1920×1080ピクセル)、静電容量方式タッチスクリーン
フレームレート: 最大120fps、VRR対応(最大120Hz)
HDR対応: あり(HDR10対応)
グラフィック性能: 720p~1080p、30~120fps(バッテリー優先)
ストレージ: 256GB(システム予約分を除く、microSD Expressカードで拡張可能)
サウンド: ステレオ(独立エンクロージャー構造で自然でクリアな音質)
接続端子: USB-Cが2個(下部は充電用、上部は周辺機器接続や充電用)
ネットワーク: Wi-Fi 6(802.11ax、最大80MHz帯域幅)、Bluetooth
冷却性能: 内部ファン(低負荷向け、静音設計)
バッテリー駆動時間: 約2~6.5時間(タイトル依存)
内蔵バッテリー: リチウムイオンバッテリー、容量5220mAh
サイズ: 縦116mm×横272mm×厚さ13.9mm(Joy-Con 2装着時)
重量: 約401g(Joy-Con 2装着時:約534g)。
その他: 赤いカートリッジ採用、後方互換性あり(一部非対応あり)。NFC対応(右Joy-Con 2に搭載、amiibo使用の可能性あり)

【ドック接続時(TVモード)の仕様】

ディスプレイ: 最大4K(3840×2160ピクセル、60fps)、1080p/1440p選択時は120fps対応
フレームレート: 最大120fps(4K時は60fpsに限定)
HDR対応: あり(HDR10)
グラフィック性能: クオリティモード(4K/60fps/HDR)、パフォーマンスモード(1080p/120fps/HDR)
ストレージ: 256GB(システム予約分を除く、microSD Expressカードで拡張可能)
サウンド: 空間3Dサウンド(Dolby Atmos対応)、リニアPCM 5.1ch対応
接続端子: HDMI 2.1、USB-Cが2個(1個は電源供給用、1個は予備)、USB-A
ネットワーク: Wi-Fi 6、ギガビットLANポート搭載(有線接続で低ラグ)
冷却性能: 強化冷却ファンで発熱抑制
バッテリー駆動時間: なし(電源供給で動作)
重量: ドック重量約300g
その他: 赤いカートリッジ採用、後方互換性あり(一部非対応あり)。NFC対応(amiibo使用の可能性あり)
 

【新機能】

【Joy-Con 2】

マグネット式接続で着脱簡単、側面センサーでマウス操作対応(左右両対応)、Cボタン搭載、SL/SRボタン大型化。
左右スティックが大型化し、操作性、精度、静音性、耐久性が向上。
ストラップは着脱が簡単で、マウス操作時の滑りを改善。
HD振動2で弱い振動から強い振動まで精密に表現。
NFC対応(右Joy-Con 2に搭載)。
 

【ゲームチャット】

本体内蔵マイクでボイスチャット可能、Cボタンで起動。ゲーム画面共有やビデオチャット(別売カメラ使用)対応。同一画面でフレンドとボイスチャットが可能で、周囲がうるさくても声を拾い、スムーズな会話が楽しめる。
マイクはゲーム音や雑音を自動除去、声の大きさを自動調整。
別売の「Nintendo Switch 2 カメラ」(発売日:2025年6月5日)を接続すればビデオチャットも可能(※一部機器は動作不安定の場合あり、動作チェック機能あり)。
2026年3月31日まで無料(以降はNintendo Switch Online加入が必要)。
「みまもりSWITCH」機能に対応し、保護者がゲームチャットの使用設定を管理可能。
 

【おすそわけ通信】

1本のソフトで最大4人プレイ可能(ソフトを持っていないプレイヤーも参加可)。
スイッチ2がソフトをおすそわけし、スイッチ2またはスイッチで受け取ってプレイ可能。ただし、スイッチはソフトをおすそわけすることはできず、受け取るのみ。
ローカル通信でスイッチにも対応し、無料アップデートで利用可能。
インターネット経由ではスイッチ2同士のみ対応。
ゲームチャット中も利用可能だが、スイッチはスイッチ2ソフトのおすそわけを受け取れない。
おすそわけしてプレイできるのはおすそわけ通信の利用中に限られる。
マウス操作とジャイロ操作: Joy-Con 2をマウスとして使用可能で、直感的な操作を実現(例:『Drag x Drive』)。接地面によっては反応が不安定な場合あり。
 

【Nintendo Switch 2 エディション】

Switch用タイトルのアップグレード版を提供。解像度やフレームレートの向上に、タイトルによってはSwitch 2の機能を使った新機能の追加も。なお、Switch 2 エディションではない従来のSwitch用タイトルの動作も向上する。

© Nintendo

【Nintendo Switch Online】

Nintendo Switch Online + 追加パックに加入している人は、Nintendo GameCubeタイトルのプレイが可能に。(例:『ゼルダの伝説 風のタクト』、『ソウルキャリバーII』、『F-ZERO GX』)。GameCubeラインナップ向けに、オリジナルGameCubeコントローラーを模した専用コントローラーも発売。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition』と『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition』のアップグレードが無料で利用可能。
 

【Nintendo Switch 2 Proコントローラー】

ゲームチャットを呼び出せる「Cボタン」、好きなボタンを割り当てられる「GL/GRボタン」、ヘッドホンマイクジャックなどを搭載。Joy-Con 2と同様のHD振動2にも対応。
 

【紹介されたソフトウェアラインナップ(※これ以外にも発売予定タイトルはあります)】

 
本体と同時発売(2025年6月5日)

『マリオカート ワールド』: シリーズ完全新作、オープンワールドでの24人プレイ
『Nintendo Switch 2のひみつ展』: Switch2の機能紹介ソフト。Joy-Con 2の仕組み解説&機能を活かしたミニゲーム。ダウンロード専用 990円
『ブレイブリーデフォルト HDリマスター』: 倍速機能、UI刷新、マウス操作のミニゲーム追加
『龍が如く0 ディレクターズカット』: 新シーン追加
『DELTARUNE』: トビー・フォックス氏の新作、チャプター1~4収録
『シャインポスト Be Your アイドル!』: オリジナルストーリー、アイドル育成ゲーム
『アーケードアーカイブス2 リッジレーサー』: 1993年のレースゲーム移植
『スプリット・フィクション』: ふたり協力プレイ専用タイトル
『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』: オープンワールドRPG
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』: ストラテジーシリーズ最新作、マウス対応
『ストリートファイター6』: amiibo(ルーク、ジェイミー、キンバリー)も同時発売、Switch 2専用モード追加
『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』: マウス操作対応、エクストラコンテンツ「畏界遷宮」追加
『ホグワーツ・レガシー』: グラフィックス向上、シームレスなエリア移動
『HITMAN World of Assassination』: IO Interactiveのステルスアクションゲーム
『サバイバルキッズ』: 無人島脱出ゲームシリーズの新作

© Nintendo

 
2025年6月26日

『たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!Nintendo Switch 2 Edition』: マウス操作対応の新「おみせ」追加。

 
2025年7月17日

『ドンキーコング バナンザ』: 破壊アクション、3Dプラットフォーム、地下世界を突き進む新作。

 
2025年7月24日

『スーパーマリオパーティ ジャンボリー + ジャンボリーTV』: Switch 2エディション、マウス操作やカメラ対応の遊び追加

 
2025年7月25日

『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』

 
2025年8月28日

『星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド』: グラフィック向上、追加ストーリー実装

『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール Nintendo Switch 2 Edition』: 高解像度/高フレームレート対応

 
2025年9月5日

『デモンエクスマキナ TITANIC SCION』:

 
2025年夏

『Drag x Drive(ドラッグ アンド ドライブ)』: マウス操作をメインにした対戦ゲーム、3×3バトル

『オバケイドロ2』: 非対称型対戦ゲーム、新舞台「ニッポン」で幽霊や妖怪が登場

 
2025年(具体的な日付未定、4タイトル)

『メトロイドプライム4 ビヨンド』: マウス操作対応、4K60fps HDRクオリティモード選択可能
『カービィのエアライダー』: 桜井政博氏が手掛ける22年ぶりの新作
『ボーダーランズ4』: 人気アクションRPGシリーズ最新作
『ELDEN RING Tarnished Edition』: DLC、新武具、トレントの見た目変更機能搭載

 
2025年冬

『ゼルダ無双 封印戦記』: 『ティアーズ オブ ザ キングダム』でも触れられた封印戦争のストーリー

 
2026年

『The Duskbloods(ダスクブラッド)』: フロム・ソフトウェア新作、最大8人マルチプレイのPvPvE

『Enter the Gungeon 2』: ローグライク弾幕STG、3Dビジュアルダンジョン

 
発売日未定

『FF7 リメイク インターグレード』: Switch 2対応版
『ポケモンレジェンズZ-A』: 解像度とフレームレート向上、HDR対応
『HADES2』: ローグライク・アクションRPG
『Project 007』: 若き日のジェームズ・ボンドを描く、『ヒットマン』シリーズIO Interactiveの新作
『WWE 2K』: プロレスゲームシリーズ最新作
『NBA 2K』: バスケットボールゲームシリーズ最新作

【開発者に訊きましたNintendo Switch 2編も公開】

© Nintendo

開発者に訊きましたNintendo Switch 2はこちら

Nintendo Switch 2の開発初期からの経緯や設計においての考え、各所の工夫や特徴などが詳しく語られています。Nintendo Switch 2の名称についてや、「Switch2にはSwitchのハードが入っていないため、ソフトエミュレーターとハード互換の中間技術を採用し、リアルタイムでデータを変換して動かしている」など、興味深い内容も語られています。

© Nintendo

このようにNintendo Switchの後継機としてついに全貌が明かされたわけですが、斬新なギミックを備えた未知の新ハードではなく、『Nintendo Switch 2』の名称のとおり、本体性能のアップと、堅実な新機能の拡張を主にしています。

新機能の「Cボタンによるチャット」と「Joy-Conのマウス機能」は、どちらも一定以上は定着することはほぼ間違いないだろうと思えるものでした。

Cボタン呼び出しのチャット機能は、先行してゲーミングPCやモバイルで「Discord」がゲーマー層には活用されていて、ほぼそのままのものをNintendo Switchに搭載してきたと言っていいものです。もちろん使う人とあまり使わないという人が分かれる機能だとは思いますが、便利な基本機能のひとつとして定着することは間違いないと思えます。

Joy-Conのマウス機能はちょっと限定的に、“特定ジャンルのゲームプレイには定着する”のではと思えます。言うまでもなく、FPSやストラテジーなどマウス操作が非常に便利なジャンルで活用されると思います、何しろマウス操作はマウスを滑らせる平らな場所が必要なわけでプレイする場所や姿勢が限定されます。携帯モードで気軽にゴロ寝で楽しみたいという人には合わないですし、操作をパッドとマウスでころころ変えながら同じゲームをプレイするというのも器用さが結構いる話。人それぞれ操作はどれかに落ち着くのではと思います。

もちろんプロコンなどのゲームパッドでのプレイスタイルが常に考慮されるハードでもあり、Nintendo Switchではジャイロ操作も活用されてきましたので、マウス機能は基本的には特定ジャンルのゲームプレイに便利なものとして選択肢のひとつにとどまってくるのかなと思います。例えば『スプラトゥーン』シリーズのようなゲームでは今後、ジャイロエイムとマウスのどちらがいいかというところに発売後は焦点が集まっていくのではないでしょうか。

もちろんマウスは“あったほうが便利”な機能なのは間違いないので、それ以上にマウス機能が喜ばれるには、任天堂がマウスとジャイロを組み合わせた遊びをどれぐらい生み出せるのかが、ポイントになるかと思えます。

子どもでも気軽にマウス機能を使うという意味では、例えば太ももやフローリングの床で滑らせるぐらいの荒っぽいスタイルでもそれなりに使えるかは気になるところです。

価格と販売方式においては、上にも書いたとおり、日本版と多言語版を用意して価格差を2万円近くつけるという方法を打ち出してきました。

本体スペックにドックの性能も考慮すると、日本版の53,980円は安いとも思えるのですが……、これはゲームマニアな自分の視点であり、正直なところNintendo Switchのメインといえるライトなゲーム好きの層からすると5万円超えはやはり悩むところでしょう。

Nintendo Switchの普及率は非常に高く、Switchを所有している人からすると「Switch 2ならではのゲームや体験」がどれぐらい魅力的かというところが購買意欲のポイントになりますが、人によっては、あともう一声、任天堂の大型タイトルがローンチ付近に欲しかったと感じたかもしれません。

ローンチには『マリオカートワールド』、翌月には『ドンキーコング バナンザ』、年内には『メトロイドプライム4 ビヨンド』、『カービィのエアライダー』が発売され、『ポケモンレジェンズZ-A』もありますし、人気タイトルがよりハイスペックな環境でプレイできるSwitch 2 Editionもあるわけですが、

それでもローンチ付近は『マリオカートワールド』と機能紹介ソフトの『Nintendo Switch 2のひみつ展』のみで、それ以外はサードパーティの他ハードで発売済みタイトルの移植が中心となっていて、他のハードでもいろいろなゲームをプレイしているような人だと、ちょっとプレイ済み・所有済み率が高そうなところ。

代表的な任天堂タイトルがもう1本ローンチ付近にあったら「Nintendo Switch 2 絶対に買うぞーーーー!」となるのですが、価格も考慮すると、「しばらくはSwitchのままでもいいかなぁ?」と考える人も結構いるのではと感じます。もちろん贅沢な悩みとは思いますが。

ただ、このあたりは任天堂さんも承知の上で、Switch 2に緩やかに移行してくれればいいと考えているのではとも思えるところです。

サードパーティのソフトラインナップでは、スペックが高くなったことで例えばスクウェア・エニックスの『FF7リメイク』やフロム・ソフトウェアの『ELDEN RING』といった、現行のNintendo Switchでは移植が厳しかったのではと思われるタイトルが出てきたのが大きなところ。複数ハードに同時発売されるゲームにNintendo Switch 2も加わるという流れが、ゲームシーンの要求ハードスペックがさらに高まっていくまでは続くでしょう。

Nintendo Switchというハードのサイクルはさすがに厳しくなりつつありますが、Switch 2によって延長されるというのが明確になりました。Switch 2は、未知のハードでワクワクによって爆発的な人気を生むということはなさそうですが、ローンチに飛びつく人も多いながらも全体としては緩やかに移行し、Nintendo Switchシリーズの安定感を堅実に伸ばしていくのではないでしょうか。

ついに全貌が明らかになった、明確なスペックアップと実用性の高い新機能を搭載した後継機。今後にどんなゲームが出てくるのか、最初の予約ではどれぐらい欲しい人にいきわたるのか。いろいろと目が離せないですね。

「Nintendo Direct 2025.3.27」 意外なタイトルの新作が発表! 任天堂の今後の方針が視えてくるところも

4月2日に「Nintendo Switch 2」のニンテンドーダイレクトがくるぞーと構えていたら、その直前にソフト紹介をする「Nintendo Direct 2025.3.27」がやってきて、「えぇ!? ダブルニンテンドーダイレクト!?」と慌ただしくなった3月末でした。

任天堂さんは、インパクトの与え方が上手いですよねー。

というわけで、Nintendo Direct 2025.3.27を振り返ってまいりましょう。

【発表タイトル一覧】

『メトロイドプライム4: ビヨンド』
発売日:2025年 価格:未定

『ドラゴンクエストI&II リメイク』
発売日:2025年 価格:未定

『サガフロンティア2 リマスター』
発売日:2025年3月27日(Nintendo Direct終了後に即発売) 価格:5,610円(税込)

『スーパーロボット大戦Y』
発売日:2025年 価格:未定

『ポケモンレジェンズ Z-A』
発売日:2025年秋 価格:未定

『リズム天国 ミラクルスターズ』
発売日:2026年 価格:未定

『パタポン リプレイ1+2』
発売日:2025年7月10日 価格:未定

『みんなのゴルフ ワールド』
発売日:2025年 価格:未定

『グラディウス オリジンコレクション』
発売日:2025年8月7日 価格:6,380円(税込)

『Shadow Labyrinth』
発売日:2025年7月17日 価格:未定

『トモダチコレクション わくわく生活』
発売日:2026年 価格:未定

『たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!』
発売日:2025年6月26日 価格:未定

『牧場物語 Let’s風のグランドバザール』
発売日:2025年8月28日 価格:未定

『ライドウ リマスター: 超力兵団奇譚』
発売日:2025年6月19日 価格:未定

『Project:;COLD case.mirage』
発売日:2025年3月27日(Nintendo Direct終了後に即配信開始) 価格:2,970円(税込)

『Witchbrook』
発売日:2025年冬 価格:未定

『ハンドレッドライン -最終防衛学園-』
発売日:2025年4月24日 価格:未定

『伊達鍵は眠らない -From AI:ソムニウムファイル』
発売日:2025年7月25日 価格:未定

『MARVEL COSMIC INVASION』
発売日:2025年冬 価格:未定

このうち注目度の高いタイトルについて補足していきましょう。

『メトロイドプライム4: ビヨンド』

サムスが新たな能力を駆使して未知の惑星ビューロスから脱出を目指すFPSスタイルのアクションアドベンチャー最新作。新要素「サイキック・スキャン」は、敵の弱点や隠された通路を可視化したり、特定のオブジェクトを遠隔操作してパズルを解くことも可能。映像のラストでは、赤と黒の新たなスーツ姿も見られます。

本作は2017年のE3で発表されて以来、開発が難航してきたタイトル。当初に進められていたとされる開発は2019年1月にリセットされ、Retro Studios(過去の『メトロイドプライム』シリーズを手掛けたスタジオ)に開発を移管すると発表されました。

でしが、このリスタート以降も約5年ほど続報がなく、海外のコアなファンからは心配される声があがっていましたが、2024年にサブタイトル『ビヨンド』が発表され、今回のNintendo Directでは2025年発売として具体的な新システムも紹介され、発売が着実に近づいていることが明らかになりました。

長年の開発難航を乗り越えてのファン待望の新作がいよいよ現実のものとなりつつありますね。

『ドラゴンクエストI&II リメイク』

初代と2作目をHD-2Dでリメイク。グラフィックが刷新され、戦闘システムもオートが導入されるなど改良されています。映像とキービジュアルには謎の新キャラクター(サマルトリアの王子の妹?)が登場していて、新たな仲間になる可能性が明らかになりました。

『スーパーロボット大戦Y』

『スーパーロボット大戦』シリーズ家庭用最新作! 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」や「劇場版マクロスΔ」が参戦します。Nintendo Switch(TM)、PlayStation(R)5、STEAM(R) にて2025年発売。

『ポケモンレジェンズ Z-A』

カロス地方を舞台にしたオープンワールド形式の新作。ミレアシティの昼夜の変化や夜に開催される「ZAロワイヤル」が公開されました。3年ぶりのポケモンシリーズ新作です。

『リズム天国 ミラクルスターズ』

シリーズ完全新作が11年ぶりに2026年発売予定! シリーズおなじみのつんく氏がプロデュースする楽曲を多数収録。

ニンダイ後には、プロデューサーのつんくさんが自身のXアカウント(@tsunkuboy)で「念願の最新『リズム天国』のリリース決定! その名も『リズム天国 ミラクルスターズ』です! ここ数年の間、めっちゃ曲をあたためてきたし、愛情たっぷりに仕上がりそう! てか、もっかスタッフ一同で制作奮闘中です! まだまだ頑張るで~! お楽しみに!」と、ファンに向けて意気込みを投稿しました。

『パタポン リプレイ1+2』

リズムアクションゲームがHD化され、Joy-Con操作に対応。『パタポン1』と『パタポン2 ドンチャカ♪』が収録され、2025年7月10日発売。

本作は元々ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がPSP向けに開発・発売していたIPですが、SIEからバンダイナムコにIPがライセンス供与されNintendo Switchに登場となります。

『みんなのゴルフ ワールド』

『みんなのゴルフ』シリーズ最新作。オンラインマルチプレイ(最大4人)に対応し新モードも搭載。2025年発売予定。

『みんなのゴルフ』シリーズも元々は1997年以来ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がPlayStation向けに展開してきたIPですが、『パタポン』同様にバンダイナムコエンターテインメントがライセンス供与を受けた形でNintendo Switchに発売していきます。

『グラディウス オリジンコレクション』

家庭用ゲーム機に初移植となる『グラディウスIII AMショーVer.』を含む全7タイトル18バージョンを収録。完全新作となる『沙羅曼蛇III』も収録されます。

『グラディウスIII AMショーVer.』は1989年のAMショーで展示された幻の『グラディウスIII AMショーバージョン』とのことで、『レーザー系4連射・6連射』、『ダブル2連射』『リデュース+フォースフィールド併用可能』といった強化されたビックバイパーが特徴。

また、エディットモードではホーミングミサイルや通常スプレッドが充実していて、1面の砂丘ステージは砂が流れる豪華な背景アニメーションが追加。処理落ちも軽減されているとのことで、たった2日間のみ稼働したマニア涎垂のバージョンということですよ。

Nintendo Switch、PlayStation5、Xbox Series X|S、Steamにて2025年8月7日に発売予定。

『Shadow Labyrinth』

パックマン45周年作品として“ダーク”に攻める探索型2Dアクションを開発中と昨年より公表されていたわけですが、今回のニンダイでついにお披露目となりました。敵を捕食するダークなパックマンが特徴。2025年7月17日発売。

『トモダチコレクション わくわく生活』

Miiを使った生活シミュレーションが進化して登場。2026年発売予定。

『牧場物語 Let’s風のグランドバザール』

2008年のDS版をフルリメイクした牧場経営シミュレーション。パートナー候補や声優情報も公開されています。2025年8月28日発売。

『ライドウ リマスター: 超力兵団奇譚』

『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』のリマスター版。戦闘システムを中心に要素を徹底的に改善。ファストトラベル機能や難易度設定オートセーブ機能、さらにリマスターならではの要素も追加されているとのこと。Nintendo Switch、PlayStation5/4、Xbox Series X|S、Steamにて2025年6月19日発売。

タイトル紹介だけでなく、新機能『バーチャルゲームカード』も発表されました。

ダウンロードソフトをバーチャルゲームカードに置き換える新システム。別の本体で遊んだり貸し出しが可能で、4月下旬の本体更新で対応予定。Switch 2にも対応するとのこと。

バーチャルゲームカードは物理的なゲームカードの利便性をデジタル環境に取り入れた機能で、Nintendo Switch、Nintendo Switch Lite、Nintendo Switch – OLED Model、Nintendo Switch 2に対応。

・デジタルゲームを「取り出し」て別のシステムに「挿入」する感覚で管理可能
・Nintendo Accountに紐づく最大2台のシステム間でゲームを移動可能(初回ペアリング時にローカルWi-Fiとインターネット接続が必要)
・ファミリーグループメンバー間で2週間限定の貸し出しが可能(貸し出しは1人につき1ゲームのみ)
・一部のNintendo Switch Online会員限定ゲームやデモ版は非対応
・Switch 2専用ゲームはSwitch 2でのみ動作する

といったものになるとのこと。

さらに、アプリ『Nintendo Today!』も発表。
こちらは任天堂情報を日めくりカレンダー感覚で届けるスマホアプリ。4月2日以降はSwitch 2情報も配信予定。

ニンテンドーダイレクトでは宮本 茂さんが登場してこちらのアプリを紹介したわけですが、その翌日、「Nintendo Today!」で伝えられた情報は何と、実写映画「ゼルダの伝説」の劇場公開日! 映像事業に注力しているという宮本さんがアプリを紹介したのは、こういうことだったんですね。

実写映画「ゼルダの伝説」は全世界で2027年3月26日に劇場公開されるとのことです。

今回の「Nintendo Direct 2025.3.27」は、約30分という短い時間ながらも密度が高く、任天堂ファンはもちろん、幅広いゲーマーにとって非常に満足度の高い内容となっていましたね。

海外にもコアなファンの多い『メトロイドプライム4: ビヨンド』ではサムスの新たな冒険と新能力「サイキック・スキャン」によるゲームプレイの進化を紹介。ファン待望のタイトルにふさわしい仕上がりとなりそうです。

一方で、コミカルな映像で「……これは何だろう?」と思わせてからの上手い見せ方で紹介されたリズムゲームの金字塔『リズム天国 ミラクルスターズ』は、11年ぶりの完全新作としてリズムゲームファンにとって見逃せないサプライズタイトルです。

さらに、10年ぶりの新作となる『トモダチコレクション わくわく生活』も意外性のあったサプライズタイトルですね。『リズム天国』に『トモコレ』と、GBA、DS、3DS世代が大反応するタイトルですよね。

SIEからバンダイナムコにライセンス供与された『パタポン リプレイ1+2』と『みんなのゴルフ ワールド』の登場は、任天堂ハードでの意外な展開として話題を呼びました。『パタポン リプレイ1+2』は14年ぶりにHD化されJoy-Con操作に対応したリズムアクションとして、『みんなのゴルフ ワールド』は8年ぶりの新作としてオンラインマルチプレイを強化し、カジュアルゲーマーにもアピールする内容となっています。

レトロゲームファンには『グラディウス オリジンコレクション』が大きなサプライズとなりました。完全新作『沙羅曼蛇III』や幻の『グラディウスIII AMショーバージョン』を収録し、現代的なアップデートを施した本作は、シューティングゲームの歴史を振り返りつつ新たな挑戦を楽しめる一作と言えるでしょう。

『リズム天国 ミラクルスターズ』と『トモダチコレクション わくわく生活』の発売予定は、ともに2026年発売予定と少し先ではありますが、この来年にもNintendo Switchでプレイ可能なタイトルをこのタイミングで発表するところには、任天堂がNintendo Switch 2でNintendo Switchの流れを継続して発展させる意向を持っていることを感じさせます。

また、新機能「バーチャルゲームカード」も同様で、ダウンロード版をまるでカートリッジのように貸し借りできる画期的なシステムですが、ファミリーグループへの対応として大きな利点があります。Nintendo Switch 2が発売されれば、複数台のNintendo Switchを持つユーザーが増えることが予想され、この機能を活用する機会がさらに増えることが想像できます。

任天堂がNintendo Switchで築いた基盤を活かしながら進化させていくという戦略を取っていることが伺えるところです。次のステップへと進むための堅実なアプローチと言えるでしょう。

アプリ『Nintendo Today!』もまた、いま多く使われているSNSや動画サイトなどの告知手段が様々な事情で使えなくなったときに備えて、独自の情報発信ルートを持っておくという考え方も、もしかするとあるかもしれません。こちらからも堅実な姿勢を感じさせます。

全体として、アクション、リズム、シューティング、シミュレーションと多ジャンルにわたるラインナップが揃い、任天堂の強みを存分に発揮した発表となりました。こうしたラインナップに新ハードNintendo Switch 2が加わり、2025年を動かしていくわけで、どんな様相になるかはまだ未知数。ゲーマーにとって印象深い年となりそうですね。

サッカー界のレジェンド「クリスティアーノ・ロナウド」が『餓狼伝説 CotW』にプレイキャラで参戦!

2025年4月24日に発売される、26年ぶりとなる餓狼シリーズの最新作『餓狼伝説 City of the Wolves』に、

サッカー界のレジェンドプレイヤー「クリスティアーノ・ロナウド」が登場します。

しかも、ちゃんと格ゲーの使用キャラの一人として。

……まぁ、これだけポンと言われても「何を言ってるんだ?」という感じかもしれませんが。

そもそも、2024年の9月には“クリスティアーノ・ロナウドが『餓狼伝説』のシリーズ最新作に何らかの形で参加する”とは発表されていました。

『餓狼伝説』シリーズを開発・販売する日本の株式会社SNKは、2022年11月からサウジアラビアの資本で経営されていて、ロナウドが現在所属しているのもサウジのアル・ナスルFC。
SNKの経営資本も、サウジのアル・ナスルFCも、どちらもゲーム好きとして知られるサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がオーナー。というわけで、そういう繋がりから参戦となったのではないかと推測されます。

……ただ、“何らかの形”という表現からも、例えばステージの背景にいるとか、RPG的なモードにゲストキャラとして登場するとか、まぁそういうものだろうと思っていたんですよね。

ですが、2025年3月27日に発表されたトレーラーにはテリー・ボガードに技やシュートを決めまくる、“がっつり格ゲーキャラ”のロナウドの姿が!

「え、参戦って本当にプレイキャラなの!?」

と世界中がびっくりしたというわけです。

通常技には特殊技にヘディングやステップ、リフティングからのスライディングなど、サッカーの動きやテクニックがしっかり使われています。まぁ、がっつり相手を蹴ったりもしてますけど!

超必殺技はやっぱり渾身のシュート。

超必殺技は2種類あって、

「ステラストライクシュート」はタックルからのヒールリフトで高く上げたボールをボレーシュート!

「ブルーライトニング・スクリュー」は、高速回転してボールを撃ち出す技に見えますが、トレーラーだと射程距離がちょっとわからないですね。

こうした技の数々、

若いゲーマ-なら、「ブルーロックかな? イナズマイレブンかな?」と、

オールドゲーマーなら、「キャプテン翼かな? くにおくんシリーズのサッカーかな?」と思わずにはいられないところ。

リリース後に実際のプレイシーンではたしてどうなるのか。

こうしたコラボキャラというのは昨今だと、“弱すぎると評判が良くないし、かといってコラボが最強キャラというのもあれなので、強キャラの一人”ぐらいが収まりがいい感がありますが。

カインの飛び道具にまったく近づけないロナウドとか、プリチャにQ.E.Dされるロナウド、さらには『ストリートファイター6』とのコラボもありますから、ケンや春麗と戦うロナウドも見られますね。

さらにはこの夏、サウジアラビアで開催されるeスポーツワールドカップの種目にも『餓狼伝説 City of the Wolves』は決定済みなので、ロナウドが万が一かなりの強キャラで、優勝者の使用キャラがロナウドだったりしたら、本人からも何か言葉なりリアクションがあったりもする……そういう未来もあり得るかもしれませんね。

『餓狼伝説 City of the Wolves』のプレイシーンがどんなものになっていくのか。楽しみですね。

「日本はゲームを保存することが必要だという意識がまだまだ不十分」 – 東京藝術大学シンポジウム「文化保存としてのゲームアーカイブ」で語られたのは

2025年3月30日に東京藝術大学に開催されたシンポジウム「ゲームクリエイターをクリエイトする」のプログラム「文化保存としてのゲームアーカイブ」を拝見させて頂きましたので、それのレポートをお伝えしましょう。

テーマは「国内の民間・企業・有志団体でのゲームアーカイブについて」。NPO法人ゲーム保存協会のルドン・ジョゼフ氏、有限会社エムツーの堀井直樹氏、有志団体アーケードゲーム博物館計画のお二人がそれぞれにトークを展開しました。

ゲーム保存協会理事長のルドン ジョゼフ氏は約30年間の活動の経験から「近年はゲームは文化という意識が一般的になった」と述べつつも「だけど、日本はゲームを保存することが必要だという意識がまだまだ不十分」と指摘。

本当にゲームを保存するには「マイグレーション(古いメディアから新しいメディアへのデータ移行)」が必要なことを強調し、「磁気媒体(フロッピーディスクやカセットテープなど)の物理的な保存には高度な専門技術が必要」であることを解説しました。何しろ日本は湿度が高く、カビの問題に常に取り組む必要があるとのこと。

日本のゲームは「約17万~19万と推定されるが、保存されているのは一部に限られ、特にマイナー作品やPCゲーム、アーケードゲームの消失が深刻」とし、ゲーム保存協会の活動資金は「年間350万円」ほどで「資金的サポートが圧倒的に不足」と訴えました。

メディア文化の保管となると管轄は「文化庁」になりますが、文化庁にはゲームの専門知識を持つ人物が少なく、直接的な協力が得られづらいことも指摘。「本来のゲームの情報が保存できていない」ことや「資料自体の収集にはデータベースが欠かせない」ことを含め、今後には、法的な整備とともに国策としてゲーム文化保存に取り組む必要性を語りました。

ゲーム保存協会の理事であり、レトロゲーム移植を多く手掛ける有限会社エムツーの代表である堀井氏は、これまでのエムツーでのビジネス履歴の視点からゲーム保存のアプローチを紹介しました。

まずは「人気タイトルが無限回移植されます」と鉄板ネタから。「やはりビジネス、売れる物こそが正義」としつつ、「我々は同じゲームの移植に何回お金をはらうのか!」とユーザーからいつも言われているくだりをユーモア交じりに紹介して笑いを取りつつも、「資本主義のルールは鉄の掟」と何度目であろうと売れるものが重視されることからは逃れられないと結論。

一方で、「では、マイナーなタイトルに希望はないのか?」という点については、「ないこともないです」と自ら切り返し。マイナーなタイトルを移植していく術として、「人気作の詰め合わせのなかに「こういうのもあるといいよね」系のおかず」として「どさくさに紛れて、こっそり入れ込む」という高等テクニックを紹介した。

移植技術については、「移植だけであれば低コストにはなっていく」とノウハウの蓄積による進歩が効いていることを紹介。また、どうしても好きなゲームを最新環境でプレイできるようにするためのさらなる技として、「自分が有名になって無名なタイトルを紹介すれば売上げ見込みが上がる!」という資本主義を逆手にする裏技を紹介した。

飛び道具トークを展開しつつも堀井氏は、最終的にはルドン氏と論調をあわせた「国策でエミュレーションするなどアーカイブを進められると良さそう」と政策案をフォローしていた。

堀井氏は最後に「日陰者について(オマケ)」という闇のトークを展開。ビデオゲームの著作権前、『スペースインベーダー』が大ヒットしたあとには、スペースインベーダーのコピー基板や、改造バリエーションが山程あったことを紹介。それもまた人の歴史であり文化であり、「ゲームのカンブリア爆発」だと文化的価値があることを主張。2028年が『スペースインベーダー』の50周年となるにで「そこに合わせて何とかならないか! 遊びたいのあるんです! でもあと3年しかないのか!」と、個人的な思い入れを保管することも含めてアピールしつつ苦悩した。

シンポジウムでは、有志団体アーケードゲーム博物館計画のお二人からも活動の紹介や今後についてが語られましたが、こちらでも何度かは場所に悩まされたこと、ご本人の年齢も考えると今後には収集されたゲームをどう扱うべきかという課題があることが語られました。

これら内容を踏まえて回想してみると、シンポジウムは終始和やかな雰囲気ではありましたが、語られた内容は悲壮なものであったと感じます。

現在のゲーム文化保存の取り組みは一定の成果を上げていますが、限界があり、停滞していると一言にまとめられてしまいます。資金不足は深刻で、エムツーの堀井氏はビジネスアプローチでレトロゲームのマイグレーションを上手いこと進めてはいるものの、それはやはり「売れるもの」に限られ、数万単位のゲームに対しては時間もリソースも足りません。

保存するための費用をまかなうための運用アイデアや挑戦が圧倒的に不足していることも深刻です。持続可能な運用モデルが求められていて、企業とのパートナーシップ、観光資源としての博物館化などのアイデアが必要です。それら活用は海外では先行しているのに対して日本では実現せず、その根幹には日本特有の法的な問題もあることが解説されました。

資金面だけでなく専門知識を持つ人材の不足も問題であり、同時に高齢化というタイムリミットはもう迫っているというか、リミットオーバー現在進行中という様相です。文化保存の基盤を国策クラスで整えて活用していく必要があります。もしそれが実現しなかったり遅れたりするなら、日本のゲーム文化は古いものからその世代とともに消失していき、最終的に海外のビジネスに利用され価値がなくなるまで消費され尽くして終わるだけかもしれません。

日本のゲーム文化の歴史はテクノロジーの加速度的な進化とともにありましたし、非常に魅力の多い題材のはず。これを上手く活用しておもしろさを伝え、これからの未来のゲームを生み出していく源泉になれる場所の登場に期待したいばかりです。

4月は「1990年代かな?」となるようなお久しぶりのタイトルが続々! 新作ももちろん注目

2025年4月に発売されるタイトルから注目作をピックアップ!

今月は長く続いているIPの新作やリマスターが多く発売されます。

・26年ぶりとなる餓狼シリーズの新作『餓狼伝説 City of the Wolves』、

・20年ぶりの新作『テトリス ザ・グランドマスター4』、

・1994年リリースの『スノーブラザーズ2』をリメイクした『スノーブラザーズ 2 スペシャル』、

・1992年発売の『LUNAR シルバースターストーリー』と1994年発売の『LUNAR 2 エターナルブルー』の2本をリマスターしてセットにした『LUNAR リマスターコレクション』、

・1990年代にテクノスジャパンがリリースした12種類のタイトルを収録した『テクノス ザ・ワールド くにおくん & アーケードコレクション』、

といったラインナップ。

「餓狼伝説、テトリス、スノーブラザーズ、LUNAR、くにおくん……90年代かな?」と思わざるを得ないところですよね。

完全新作では、『ダンガンロンパ』シリーズが代表作の小高和剛氏と『極限脱出』シリーズが代表作の打越鋼太郎氏が初タッグを組んだ『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』が4月24日に発売。こちらも注目です。

そんなこんなで4月が過ぎると5月のゴールデンウィークです。早いですよねー。GWの予定とともに、プレイするゲームもスケジュールを立てて、がっちり無駄なく楽しんでいきましょう。

それでは、良いゲームライフを!

2025年4月4日

『テトリス ザ・グランドマスター4』

[Windows PC(Steam)]

 

『SAND』

[Windows PC(Steam)]

 

2025年4月10日

『スノーブラザーズ 2 スペシャル』

[Nintendo Switch][Windows PC(Steam)]

 

『オールインアビス イカサマサバキ』

[Nintendo Switch][PS5][Windows PC(Steam)]

 

『スター・オーバードライブ』

[Nintendo Switch]

 

2025年4月17日

『Rusty Rabbit(ラスティ・ラビット)』

[Nintendo Switch][PS5][Windows PC(Steam)]

 

2025年4月18日

『LUNAR リマスターコレクション』

[Nintendo Switch][PS5][PS4][Windows PC(Steam)]

 

2025年4月24日

『餓狼伝説 City of the Wolves』

[PS5][PS4][Windows PC(Steam)]

 

『テクノス ザ・ワールド くにおくん & アーケードコレクション』

[Nintendo Switch][PS5][Windows PC(Steam)]

 

『ハンドレッドライン -最終防衛学園-』

[Nintendo Switch][Windows PC(Steam)]

 

2025年4月25日

『Days Gone Remastered』

[PS5][Windows PC(Steam、DMM Games)]

こんな記事がよく読まれています

2018年04月10日

ゲームセンター聖地巡礼「1980~1990年代 新宿」前編

今回から、新企画「ゲームセンター聖地巡礼」の連載がスタートします。当研究所・所長の大堀康祐氏と、ゲームディレクターであり当研究所のライターとしても協力いただいている見城こうじ氏のお2人が、1980~1[…]