ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ! 山村智美の『未来ゲーム Travelers』
ゲームやエンタメの最新の話題を伝える月刊連載コラム『未来ゲーム Travelers』です。
いよいよ9月になりましたね。
ゲームシーンは古来より9月から12月までが一番熱く盛り上がるわけですが、
今年は非常に特殊な年で、9月と10月にタイトルの発売ラッシュが集中しています。
というのも、13年ぶりの新作となる『グランド・セフト・オートVI』が11月19日に発売で、11月はその他の大型タイトルがほぼ発売されないため。
本来なら1年で最も激しい発売ラッシュで嵐のような騒がしさになる11月が、今年はたった1本の超大型タイトルの存在によって、静かな平原に1本だけ大樹がそびえているような光景になっているわけで、今後このようなシーズンはなかなか見られないと思えます。ゲームファンなら今年はとても貴重な時代をリアルタイムに生きているんだと自覚してもいいかもしれませんね。
12月までに発売予定の中から特に大型なタイトルをピックアップすると、
『鬼武者 Way of the Sword』
『ファイアーエムブレム 万紫千紅』
『Control Resonant』
『SILENT HILL: Townfall』
『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア4』
『ギアーズ・オブ・ウォー:E-Day』
『グランド・セフト・オートVI』
『ドラゴンクエストモンスターズ4 枯れ木の国のビアンカ・フローラ』
このようになりますが、
ここに、いまだ2026年発売予定のままの任天堂『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイク、そしてフロム・ソフトウェアの『The Duskbloods』と、Switch2タイトルが入ってくることになります。
さらに、9月17日(木)~21日(月・祝)は東京ゲームショウ。初の5日間開催となります。
おそらくはTGSのあたりには、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクやフロム・ソフトウェアの『The Duskbloods』の発売日も明らかになってくるのかなとは思いますが、どうなるのかはまだわからないですね。
プレイする時間が絶対的に足りないのがもう明らかで、嬉しい絶望感が漂っているところもありますね。『グランド・セフト・オートVI』をひたすらやりこんでいれば、それだけで年末になりそうな気配すらありますが、
遊びたいゲームがたくさんあること、そして10年規模のビッグタイトルがついに登場することのワクワク感は、やはり最高。
がっちりプレイできるように、筋トレを増やして体力づくりをしておこうと考えていますよ。
では、今月の曲~。
今月はもう、これです。『グランド・セフト・オートVI』のExtended Look Trailerの締めを飾った、Elderbrookの「Inner Light」。以前に『FIFA 22』のメニューなどで流れる曲としてもゲームファンの心に刻まれている曲ですが、今回、『グランド・セフト・オートVI』のExtended Look Trailerの締めくくりである、まるで開発チームから世界中のファンへメッセージを届けるようなシーンに使用されたことで大きく注目されています。まずは曲を聴きつつ、『グランド・セフト・オートVI』の発売を楽しみに待ちたいですね。
『グランド・セフト・オートVI』のExtended Look Trailerが見せた“今世代の最高到達点”に世界が湧き、すべてが変わった
8月28日、『グランド・セフト・オートVI』のExtended Look Trailerが公開されました。
トレイラーの内容は、序盤から中盤のミッションを実際にプレイしている様子。
荒れたアパートでの違法な光景。突入してきた警察との銃撃戦。
小さな店の強盗、
銀行強盗ラウルを乗せてのカーチェイス、
富裕層アンドレスの警護
今作の舞台であるレオニダ(フロリダ風)Vice Cityの街並み、
エアボート、カヤック、スキューバ、ジェットスキー、ダートバイク/ストリートレース、ベンチプレス、ベースジャンプ、スクーター、ストリップクラブなどの様々なアクティビティ。

すべてが圧倒的。
そしてこれらのすべてが「PlayStation 5のゲームプレイ映像のみを使用している」ということが、世界中のゲームファンや開発者を驚かせました。
ライティングがあまりにも素晴らしく、オブジェクトの質感も量もとてつもなくて、そして、それらがオープンワールドとして大きなスケールで広がっている。パラシュート降下のシーンで広がる光景のすべてに、それらが詰まっているのだと思うと、目眩がするほど。
NPC一人ひとりの容姿や髪も凝っていて、通りがかる人ですら個性が強い。ジェイソンたちが会話するNPCたちの身振り手振りが信じられないほど生々しい。
これがノーマルのPS5で動作しているなんて、本当に信じられないと思えます。
かつて2013年にPS3で『GTA V』をプレイしたときにも同じように信じられないと感じたものですが、あれから13年後。PS5で『GTA VI』を動かして見せてきたことで、また同じ衝撃を与えられました。


『GTA』と言えばゲーム中に使用される楽曲も注目ですが、このトレイラーでは以下の曲が確認されました。
- Birdman & Lil Wayne – Pop Bottles
- Sexyy Red & Tay Keith – Pound Town
- Kodak Black – Skrilla
- The Bellamy Brothers – Let Your Love Flow
- Def Leppard – Love Bites
- Depeche Mode – People Are People
- Captain & Tennille – But I Think It’s a Dream
- Prefab Sprout – Cars and Girls
- !!! – Off The Grid (ft. Meah Pace)
- Cliff Richard – Devil Woman
- Chimbala x Omega – Se Me Nota
- Phil Collins – Against All Odds
- Aluna & Jayda G – Mine O’ Mine
- Elderbrook & Bob Moses – Inner Light
楽曲のチョイスは、「Pop Bottles」、「Pound Town」、「Skrilla」、「Se Me Nota」からは犯罪や街の荒々しさやレオニダという地域の色を感じさせるものがあり、
「Let Your Love Flow」、「But I Think It’s a Dream」、「Devil Woman」、「Love Bites」、「Cars and Girls」、「People Are People」、「Against All Odds」は、70~80年代ポップやカントリー、バラードで、まるで現地のカーラジオから流れてくる名曲のよう。
そして、トレイラーの終盤にある「Off The Grid」、「Mine O’ Mine」、「Inner Light」は、現代のナイトライフやクラブ感があって、新しいVice Cityであり新しい『GTA VI』であることを強く印象付けています。
これらの楽曲は各種の音楽配信サービスでも聴けるので、曲を聴きつつ発売を待つのがいいかもしれません。ファンメイドのプレイリストも多く公開されています。

トレイラーの25分ごろからの最終シーン。
「Inner Light」が流れるとともに、主人公ジェイソンの友人カル・ハンプトンが彼に語りかけている言葉が流れます。
“今この瞬間を楽しめ”という本作のテーマを象徴するライン。
それは、すべてのゲーマーに伝えられているメッセージのよう。それを受け取った世界中のファンからの興奮と感動の声がSNSには溢れていました。
言葉は以下のものです。
【原文】
Might not feel like it, but these are your glory days, the salad years. You know, nothing is going to beat who you are now. You can’t see all the fucked up shit that’s looming on the horizon.
Enjoy this dude. If this right now was all that there is all the time, it would be perfect. Just trust me.
【日本語訳】
そう感じないかもしれないけど、君は人生で最高の時間を生きているんだ。
まさに全盛期。今の君を超えるものはない。
地平線の向こうに待ち構えてるろくでもない未来は、まだ見えていない。
楽しめよ、今この瞬間を。もし今がずっと続くのなら —————— 完璧だ。
俺を信じろ。

——————『グランド・セフト・オートVI』は、11月19日に発売されます。
gamescomで期待のタイトルの続報が続々。『ウィッチャー3』リマスター発表&無料アプデ! 『Fragmentary Order』のゲームプレイ映像も初公開

日本時間8月26日未明、ケルンから「gamescom Opening Night Live 2026」が配信されました。Summer Game Festやthe Game Awardでおなじみジェフ・キーリー氏がホストとなり約2時間で40本以上のタイトルが紹介されました。ここでは特に注目度の高いものをピックアップします。
アニメ調の現代都市を走り回る、いわゆる“アニメ版GTA”といえる都市オープンワールド『無限大ANANTA』の発売日が2027年1月15日に決定。
スクウェア・エニックス『ファイナルファンタジーVII リベレーション』の新映像が公開。ルビー、エメラルド、アルテマウェポンの姿、召喚獣ではテュポーン先生の姿も。ハイウインドやウータイも確認できる内容で、ディレクターの浜口直樹氏が現地に登壇して紹介しました。2027年春予定。
Paradox InteractiveとIceflake Studiosは『LEGO Skylines』を初公開。『シティーズ:スカイライン』の系譜にレゴを載せた都市建設で、Steam / PS5 / Xbox Series / Switch 2。発売日は未定。レゴらしいキャッチーな見た目と、都市をじっくり作っていける『スカイライン』の魅力が融合しているのが想像できる映像で、場内の反応もよく、SNSでの日本のゲームファンの感想も、その組み合わせに好意的に反応しているポストが見られました。
日本に植民地化された“昭和66年”のアメリカが舞台の『昭和米国物語』の新映像はこの日の発表の中でもインパクトで言えば一番。刀や素手だけでなく星条旗やドリルまで武器にして戦うぶっ飛んでいる戦闘と、ゲーセンで遊んでいたりの日常が紹介。奇妙な世界観は発表当初から変わっていませんが、主人公・千草蝶子は日笠陽子さん、ほかにも石川英郎、大塚芳忠、緑川光、ナレーションは中田譲治と豪華声優陣の声が入ったことで一気に作品の姿が見えてきました。PS5 / Steamで発売予定。
『ギターヒーロー』開発元・RedOctane Gamesの新作リズムゲーム『STAGE TOUR』。発売日が12月10日に決定。プレイヤーはギター、ベース、ドラム、ボーカルなどのバンドの一員となって演奏するスタイルで、4人のセッションプレイも可能。トレーラーはMötley Crüeの「Kickstart My Heart」で、収録は90曲超。ギブソン系の実機コントローラー同梱も発表されています。PS5 / Xbox Series / Switch 2 / PCで発売予定。
4A Gamesの『メトロ2039』は新ゲームプレイトレーラー『反逆者』を公開。核戦争後のモスクワ地下鉄が舞台のシリーズ最新作。主人公の「ザ・ストレンジャー(The Stranger)」がファシスト独裁政権「フューラー(Fuhrer)」と戦っていく、非常にダークな物語になっているという。映像は地上と地下、ステルスと戦闘を見せる実機映像でクオリティの高さを示しています。発売は2027年2月。PS5 / Xbox Series / PC。
この夜を締めくくって一番の盛り上がりを生んだのは、何とCD Projekt REDの『ウィッチャー3 ワイルドハント』。
2015年に発売された本作ですが、そのリマスター版を発表。戦闘の新システムやスキルツリーまで刷新している本格的なリマスターですが、何と本作の所有者には無料でリマスター版にアップグレードすると発表! 9月29日からPC / PS5 / Xbox Series / Switch 2がアップグレードされます。さらに、DLCの『石の心』と『血と酒』も無料で追加。この太っ腹な発表に会場もSNSも大きな盛り上がりとなりました。
さらに、本作に向けた新DLC『追憶の調べ(Songs of the Past)』も2027年配信予定。舞台はダンディリオンの故郷レッテンで、ゲラルトの新たな物語が展開されます。リマスターで土台を整えて提供してから、さらに新しい物語も追加する。そうしてファンを増やしつつ、予定されている新作への流れを継続するというわけで、非常に上手いアプローチだなと感じます。
gamescomのタイミングにはONL以外でも様々なタイトルの続報などが公開されていますが、特に注目したいのは、Rant Gamingの『Fragmentary Order』。
開発の中心にいるのは『Escape from Tarkov』のニキータ・ブヤノフ氏。長年温めていたハードSFを開発中で、ニキータ氏は本作を“宇宙版タルコフ”や“extraction shooter”ではなく、“戦闘シミュレーター”だと伝えています。
新たに公開された映像では、宇宙仕様のアサルトライフル、装甲車、閉鎖空間への突入が実機で確認できます。舞台は西暦2251年。戦争そのものが遠隔操作の経済になった世界で、プレイヤーはクローン資産を前線へ送り、契約をこなして生きて戻る。アンリアルエンジン5でDLSS 4.5やレイトレーシングを取り入れたグラフィックスとなっています。
発売日はまだ未定ですが、9月にゲームプレイのディープダイブを公開すると公式からは伝えられています。
9月の注目タイトルは『ファイアーエムブレム 万紫千紅』、『SILENT HILL: Townfall』、『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』、『WARDOGS』! ついに始まる新作ラッシュ。君は遊びつくすことができるか
2026年9月に発売されるタイトルから注目作をピックアップ!
今月は様々なジャンルのファンがそれぞれ満足する大型の期待作ぞろい。
Nintendo Switch 2ユーザーで新作の発売を待っていた人、そしてファイアーエムブレムの新作を待っていた人に待望の『ファイアーエムブレム 万紫千紅』、
Annapurna Interactiveが手掛ける新たなシリーズの挑戦『SILENT HILL: Townfall』、
2019年発売の前作から7年ぶりの新作となる『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』、
3チーム100人でのポイントバトルルールが特徴でFPS系コアゲーマーの注目を集めている『WARDOGS』がSteamで早期アクセス開始、
この他にも今月は『Marvel’s Wolverine』や『CONTROL Resonant』もありますし、他の月なら今月のイチオシの1本として単独でピックアップするクラスのタイトルが並んでいます。冒頭にも書いたようにそれは“あのタイトルの余波”なわけですが。
これぞという1本をしっかり遊びこんでいきたいですね。
それでは、良いゲームライフを!
9月4日(金)
『鬼武者 Way of the Sword』
[Nintendo Switch 2][PS5][Xbox Series X|S][PC]
9月10日(木)
『WARDOGS』
[PC]
9月15日(火)
『Marvel’s Wolverine』
[PS5]
9月17日(木)
『ファイアーエムブレム 万紫千紅』
[Nintendo Switch 2]
9月24日(木)
『SILENT HILL: Townfall』
[PS5][PC]
『CONTROL Resonant』
[PS5][Xbox Series X|S][PC]
9月29日(火)
『ウィッチャー3 ワイルドハント』
[Nintendo Switch 2][PS5][Xbox Series X|S][PC]
10月2日(金)
『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』
[PS5][Xbox Series X|S][PC]
