ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ! 山村智美の『未来ゲーム Travelers』
ゲームやエンタメの最新の話題を伝える月刊連載コラム『未来ゲーム Travelers』です。
あっという間に10月ですね。
だんだん寒くなって夏は通り過ぎていきます。
今月の本連載は、毎年恒例の“東京ゲームショウの総まとめ”の回になるわけですが、それにしても9月は東京ゲームショウ2026だけでなくいろいろなことがありましたね。
「ゼルダの伝説40周年 Direct」と「Nintendo Direct」の2夜連続の配信で盛り上がったかと思えば、翌週にはコジマプロダクションが手掛ける新作タイトル『PHYSINT』へのSIEからの資金提供が停止されたと突如として伝えられ、世界中のゲームファンの物議を醸しました。
そんな中で、なだれ込むように開幕した東京ゲームショウは30周年を迎え初めての5日間開催だったのですが、こちらもまた“嵐”に乱されるということに。
近年は、メモリやSSDなどのハードウェア高騰、ゲーム開発が長期化しリリースペースが落ちていることの顕在化、世界中の開発スタジオのレイオフなど、まさに激動の時代と言えるわけですが、
今年の東京ゲームショウもまた、そうした時代に起きた出来事のひとつとして記憶に残るものになった感があります。
そんなわけで、明るい話題も複雑な話題も織り交ぜられて激しい1か月だったなと思います。ゲームは本当にたくさんの苦労の末にユーザーの皆さんのもとに届けられているということを実感できる昨今です。
ただそれでも新しい良いゲームは登場し続けています。『Big Walk』や『WARDOGS』は非常に素晴らしいですし、TGSに出展された新作にも期待は高まりますよね。
厳しい時代をどうにかこうにか乗り越えた先にきっと、新しい魅力的なゲームが見せてくれる空があると思いますよ。
というわけで、今年もTGS特別回をお届けしていきましょうー。
では、今月の曲~。
9月8日に公開された「ゼルダの伝説40周年 Direct」で、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクの発売日が2026年11月5日と発表されました。先月のこの連載では「TGSあたりで明らかになるかも」と書いていましたが、そのちょっと手前で発表となりましたね。
また、来年のゴールデンウィーク時期、2027年4月30日には実写映画「ゼルダの伝説」も控えています。こちらは噂レベルだと『時のオカリナ』ベースの内容になるのではと囁かれていますが、同Directではそれを察してか、「本映画に副題はありません。ない理由は映画を観れば納得していただけるはず」と説明されました。こちら真意も気になるところ。
というわけで、Youtubeの任天堂公式チャンネルより「ゼルダの伝説40周年 トライフォースメドレー」です。こちらのメドレーを聴きつつ期待を高めて11月のリメイクと来年の映画を待ちましょう。
東京ゲームショウ2026レポート – 中国ゲーム大手の出展がなくなったが、会場はよりグローバルで日本メーカーの存在感もアップした光景。台風で幻になった5日開催は来年に持ち越しへ


9月17日(木)から幕張メッセで開催されました東京ゲームショウ2026。30周年を迎えた今年のテーマは“史上最長、遊びづくしの5DAYS”と初めての5日間開催を前面にアピールしたものだったのですが、実施できたのは17日から20日までの4日で、5日目の21日(月・祝)は台風25号の影響で中止に。一部の公式番組だけオンラインで配信ということになりました。
自然の猛威だけはどうにもならないですね。
実際に21日の千葉県の雨量はかなりのもので電車などの交通に影響が出ていて、もし強行開催していたら帰宅困難者を出す可能性がかなり高かったと思えます。中止は英断だったなと感じるところです。
幕張メッセがある海浜幕張駅からの京葉線は、かつては強風ですぐに運行が止まってしまうことがあり(2012年に改修工事がされて改善されたそうです)、実際に昔のTGSでも閉場後の20時頃から台風の影響が強まり、京葉線が止まってしまって、ビジネス関係者やプレス関係者が帰れなくなるという事態もありました。
というか、そのときに帰るのに苦労した1人がまさに自分だったりするわけですが。
TGSは昔から、天候、特に台風の接近による交通機関への影響に気をもんできたところがありますし、それが今年は初の5日間開催の5日目というすごいタイミングにやってきてしまって。関係者各位、かなり苦労されたのではと思えます。
5日目に予定されていたイベントなどを楽しみに来場する予定だった人もとても残念だったと思います。チケットの払い戻しが開始されていますので、そちらをお忘れなく(10月9日(金)23:59までとなっています)。
さぁ、そんなわけでビジネスデイ2日と一般日2日の4日間に今年もなったわけですが、自分はなんだかんだで4日間全部を取材させていただきました。
今年の来場者数は以下の画像のようになっています。
来場者数としては去年とほぼ横ばい。今年は天候の影響や開催予定だった5日目だけ来場予定だった人もいることを考えると、多少昨年より来場者減ではありますが、直接比較するには前提条件が異なりすぎますね。
出展社数は昨年の1136社とほぼ同等の1138社ですが、出展の国や地域は昨年の47から53へ増えて、海外598社に対して国内540社という内訳で、より国際色が豊かになっています。

SNS等ではビジネスデイの来場者が多いし、インフルエンサーパスが多いのではという主旨のポストが見受けられました。
自分も初日に来場して最初に感じたのは「何かあんまりビジネスデイらしい空気じゃないなぁ」というものではあったのですが、
自分は例年、会場ですれ違う人のパスを何気なく観察するクセというか、いつもやっていることがあるのですが、今年のビジネスデイで見かけたパスはほぼ9割がゴールドパス。残り1割が出展、プレス、インフルエンサーのいずれかというところでした。少なくともインフルエンサーさんが多いという印象はないんですよね。
では、ゴールドパスとは何かというと、ゴールドパスは商談を行うための事前審査ありの有料パスです。出展社から登録コードをもらっている人は2万7,500円、コードなしの人は4万4,000円支払うと取得できます。ゴールドパスだと商談をするスペースのビジネスラウンジと来場者同士のアポイントが利用できて、いわゆるインフルエンサーパスとは別ものですね。
事前審査を通過できて、かつパスの支払いもできる人で、さらに言えば海外の人がゴールドパスを取得して、平日のビジネスデイに訪れるようになっているのではと。海外出展国数が昨年よりもさらに増えていますし、その分、海外のメーカーやインディースタジオさんが日本の大手メーカーと商談の機会を得られるゴールドパスの需要が増加しているのかもしれない、という想定ができます。
ただ、そのゴールドパス取得でビジネスデイに来場した人がもし、ノベルティの転売なんかをしていたならば、重く考えるべきポイントでしょうね。

出展ブースの様子はというと、今年最大のポイントは、中国ゲーム大手の出展がなくなったことです。
政治的背景もあってか、昨年は中央に大型ブースを出して存在感を放っていたテンセント、ネットイース、パーフェクトワールド、ハイパーグリフといった中国ゲーム大手の出展がなくなり、その結果、PlayStation、スクウェア・エニックス、カプコン、コナミといった日本の最大手のメーカーのブースの巨大さが際立つ光景になりました。
一方で、出展の国数は増えていて、中国は抜けているものの国際色はより豊かになったというのが、今年の変化となっていました。
昨年のTGSについては中国やアジア方面の存在感から“ネオアジア化が進んでいる”と表現しましたが、今年はそこから方向性が大きく変わり、国際色が豊かな光景でありつつも、日本メーカーの存在感も強くて“全体のレベルが高まったTGSになった”という印象です。


大手各社のブースでは“インパクトがある巨大なオブジェ”が目を引いていましたね。
一番インパクトがあったのはカプコンの等身大のモンスターのスクリーン。
『モンスターハンターワイルズ アセンダンス』の試遊を大きく展開したカプコンでは、ブースの正面に巨大な横長スクリーンを設置し、そこに等身大の古龍が歩いている映像を出していました。来場者がハンターの目線になれるという映像ですが、あまりに巨大で「こんなのを小さい剣でカンカン叩いてもびくともしないよねー」と思ったよ。
スクウェア・エニックスブースでは『ファイナルファンタジーVII リベレーション』を大きく展開。ブース中央にはタイトルロゴにもある巨大なメテオを浮かべ、世界崩壊の危機を演出。
また、フォトスポットでも、セフィロスが空中から迫る「忘らるる都」でのあのシーンのフォトスポットや、『ロマサガ3 ディスティニーユナイテッド』では怪傑ロビンと一緒に撮れるフォトスポットも。ちょっと太っちょなロビンも登場していたのが原作ファン興奮ポイントでしたね。



プレイステーションブースでは『グランド・セフト・オートVI』のシアターが最も人気に。こちらは300インチの画面で8月27日に公開されたAn Extended Look Trailerを観るというものですが、訪れた人にはオリジナルのTシャツがノベルティとしてもらえるということで、開場から数分で予約が埋まるという人気ぶりでした。

バンダイナムコは発売間近な『エースコンバット8』と、2027年3月5日に発売予定の『GUNDAM ROGUE ORBIT』を中心に出展。『GUNDAM ROGUE ORBIT』ではヘリックスのコックピットを再現した特別席が注目を集めました。
コナミは『悪魔城ドラキュラ』シリーズの最新作となる『Castlevania: Belmont’s Curse』を国内初のプレイアブルで出展。レベルファイブは『レイトン教授と蒸気の新世界』の試遊を42台並べ、ブースの空中には蒸気で飛ぶ船のオブジェがあってファンタジックな雰囲気を作っていました。
セガ/アトラスは『STRANGER THAN HEAVEN』と『ペルソナ4 リバイバル』を大きく展示。セガタイトルのサウンドをたっぷり聴かせるDJステージに、『ペルソナ4』のダンスステージなど、音楽でのエンタメステージで盛り上げていたのが印象的。ブース裏には『クレイジータクシー:ワールドツアー』の実車のフォトスポットをド派手に展示して注目を集めました。




TGS初出展となったサンリオゲームズ。耳の形の巨大なアーチで、ステージではサンリオのキャラクターがたくさん登場する歌とダンスのライブステージを行っていたのですが、海外の来場者さんにも高い知名度があるキャラクターたちだけに、かなりの人気ぶりとなっていました。日本のストリーマーさんやインフルエンサーさんはどうしても国内人気に限られる一方で、TGSは海外来場者が増加していることもあり、海外来場者に人気があるIPやブランドが出展すると費用対効果が高くなるかもしれませんね。

オールドゲームファンの注目を集めていたのは『PLAION REPLAI』ブース。
往年のNEOGEOを忠実に再現した「NEOGEO AES+」の実機が世界初のプレイアブルで出展されていました。『NEOGEO AES+』はSNKのライセンスを取得した復刻ハード。実際にブースで試遊させてもらい本体も見させてもらったのですが、外観も手に取った質感も当時のNEOGEOそのものという印象で、アーケードスティックの感触も良好でした。巨大なカートリッジが挿さっているあの迫力もオリジナル機そのまま。ゲームカートリッジもハードの発売に合わせて順次復刻発売されていくということですが、当時のカートリッジでのプレイも可能とのことです。
2026年のTGSの会場に大きくNEOGEOロゴが描かれたブースが存在しているあの迫力、その中にはたくさんの人がNEOGEOのあのアーケードスティックをカチャカチャと動かし笑顔でプレイしている光景が広がっていて、なかなかの異次元空間でした。本機の発売はもともとは2026年11月12日に予定されていたのですが、メモリチップ需要の急増による部品供給不足のため2027年9月16日に延期されています。


またこちらも、まるで30年前みたいな光景を作っていたエディアブース。『闘神伝COLLECTION(仮称)』や『彩京 Memories(仮称)』の試遊ができたほか、未開封のパッケージなどの当時のアイテムも展示されていました。

UAEのRed Dunes Gamesのブース中央で存在感抜群だったのは日本で1990年に放映されたアニメ『キャッ党忍伝てやんでえ』のオリジナル新作ゲーム『キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!』。リメイクではなく完全新作でこのTGSが世界初のプレイアブル出展。開発はオランダのBlast Zero、発売はUAEのRed Dunes Gamesで、日本の90年代アニメを海外スタジオが原作愛たっぷりにゲームを作るという、TGSの国際色がある意味で一番わかりやすい出展となっていました。

周辺機器メーカーの最古参、HORIのブースでは、レバーと8ボタンだけでなくトラックボールやパドルなどのユニットを着脱できる「HORI Arcade Classic Pro for Nintendo Switch 2」が注目を集めました。アーケードアーカイブス・シリーズの中でも入力デバイスが特徴的だったタイトルに対応できるアケコンの決定版となりそうな予感。受注販売となります。
11月5日発売の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクに合わせて発売される「エレクトリック 時のオカリナ」。電子楽器のオカリナで、吹き口がタッチセンサーになっていて肌を当てると音が出る仕組み。ゲーム中の楽曲の自動演奏も複数収録されています。


今回のデバイス関連の出展の中でも、特に人気と話題になったのはmoimateブースが販売した「BlocPad」。コントローラー型で実際にゲームプレイにも使えるキーホルダーで、1個2500円。カラーの組み合わせが豊富にあって、実は自分も事前にSNSで写真を見て「ちょっと欲しいかも」なんて思っていたのですが、同じように興味を持った人が多数いたのか、何と連日すぐに売り切れてしまったそう。ネット通販でも購入可能とのことなので、ぜひチェックしてみてください。


毎年ちょっと変わった雰囲気のブースを出展している達成電器×Pioneerブース。今年は薄型ディスプレイでもガンシューティングをプレイできる『G’AIM’E』を出展するということもあり、ブースを戦場の野営地風に。スタッフさんが身につけているリグなども本格的で、お話を伺ったところ、担当の人の私物とのことでした。



専門学校系もインパクトのあるブースが増加。国際理工カレッジでは実際に座れるコックピットと、胸にモニターが付いた赤いロボットに、来場者が思わず足を止めていました。


ゲーミングチームやチーム所属のストリーマーさんの人気も盛況。
3年連続の出展となった「ZETA DIVISION」ではセガの代表的キャラクターであるソニックがZETA DIVISION所属となって挑んだTGS。ソニックはこのTGSでZETA DIVISIONから離れるということにはなりましたが、ステージを大いに盛り上げていました。
ある意味、今回のTGSで最も“変わったブース”だったのがSPYGEAブース。ストリーマーSPYGEAさん個人のブースで、麦わら帽子を被った本人のパネルが遠くからでもわかるぐらい巨大で、ブースには下にはユニフォームや活動の履歴などが展示。さらにブース中央には高身長で知られるSPYGEAさん本人のパネルもありましたが、そのあまりの大きさに来場者はみな「デカ過ぎんだろ」とツッコミながら写真を撮っていました。



というわけで、今年のTGSもなんだかんだで終わってしまったわけですが、雑感としては、正直に言うと“肝心のゲームタイトルの出展でもっと驚きたい”という気持ちがあります。
注目タイトルは例年どおりそれぞれのメーカーにたくさんあるものの、SummerGameFestやgamescomなどのイベントで伝えられているタイトルが、順当に試遊できたり最新情報を公開しているというものに留まっているので、驚きや興奮はちょっと物足りないかなーとなってしまうんですよね。まぁもちろんビジネス的な観点からしても贅沢な話とは思うのですが、TGSの会場に行ったら知らないタイトルがあるという、いわゆる隠し玉的な驚きがあったら、より話題性も持続するのではないかなと思うところ。
また、海外の来場者さんの感想をSNS等で見ていると、やはりちょっと物足りなさを感じるところがあるようで、近年のTGSはストリーマーさんやインフルエンサーさんに会えるというステージイベントやブースが増えてはいますが、海外の人だとそこはちょっと難しいですよね。TGSとしては日本人のコミュニティやファンにリーチしている傾向があるものの、出展国の増加など、場内の国際色は増していて、そこにギャップが出てしまっているかもしれません。初出展ながらサンリオゲームズが海外の人にも人気だったところは注目したいですよね。
まぁいろいろと考えていかないポイントもあるとは思いますが、個人的には、会場で来場者の若いゲームファンと思しき人が、新作を友だちと一緒に試遊をして笑顔になっていた光景を今年もたくさん見ることができたので、やっぱりこういう場所は大事だなと、嬉しくなりましたね。
これからは今よりも遥かに多くのAIコンテンツがネットに溢れることが想定できるからこそ、会場の現地で、自分の眼で観る、体験するというライブ型の価値がより高まっていくと思えます。単純な宣伝であれば配信などで十分に伝えられる時代ではありますが、ライブ体験ならではの魅力を、さらにグローバルに、さらに楽しく広げていくことができるのか。TGSとそこに出展するブースがどんな進化を遂げるのか。

来年のTGSは5日間開催に再チャレンジ! ということで、2027年は9月16日(木)から20日(月・祝)、会場はもちろん幕張メッセとなります。また来年!
コジマプロダクションがXBOXとの連携を拡大。SIEからの突然の出資キャンセルという事情説明に世界中のゲームファンも動揺
TGS2026の開催が間近に迫っていた9月10日、大きなニュースとなる最初の報告がXにポストされました。
発信元はコジマプロダクション公式。
内容は、
本日、9月10日(木)より、コジマプロダクションはXBOXとの連携を拡大しました。私たちはアーシャ・シャルマ(@asha_shar ) CEOとクリエイティブビジョンを共有し、今後『OD』の枠を超え、新世代の“アクション・エスピオナージ・ゲーム”『PHYSINT』の実現に向け、引き続き尽力して参ります。世界中のゲームプレイヤーの皆さまへ、今後の展開にぜひご期待ください。
というものです。
同日、小島秀夫監督本人のXからも詳細が伝えられました。
くわしい内容については、ワシントン・ポストなどの一部の米メディアが小島秀夫監督本人に直接聞いている記事がありますので、詳細はそちらをご覧いただくとして、
SIEからZoom通話があり、用件は事前に知らされておらず、『PHYSINT』への資金提供を終えるという内容が伝えられたとのことです。小島氏とSIEとの関係性は長く、同スタジオはそもそもソニー本社のほぼ隣ぐらいの距離にオフィスを構えるほどの関係性なわけですが(ただ、品川のあのへんは他にもゲームメーカーがいろいろあるのですが)、この通達はかなりドライで驚きがありますね。
小島氏が最初に考えたのは、スタジオをどうするのかだったとインタビューでは語られています。
同スタジオが抱えているタイトルは『OD』と『PHYSINT』の2本。スタジオに関わるスタッフは約200人。資金が停まるなら『PHYSINT』に予定されていたスタッフは宙ぶらりんになってしまう。俳優のスキャンも始まっていたとのこと。『P.T.』のときと同じことはしたくなかったという趣旨も、同インタビューで語られています。
『P.T.』はかつて小島氏がコナミ在籍中に進められていたプロジェクトのプロトタイプのようなもので、ユーザー向けに無料で配信されたもの。ただ、小島氏はコナミを去って独立し、『P.T.』のプロジェクトは進むことなく終わりました。
そこから3か月の間があって9月10日の報告となったというわけです。9月14日にはXboxのアシャCEOが同スタジオを訪れ、小島氏と笑顔で撮った写真も公開されました。
その1週間後にTGSがあり、9月17日のXboxのTGS ファンフェスタには小島監督が登場しました。
かなりセンセーショナルな出来事ですね。この数年、業界の再編がかなりの大きなスタジオにも及んではいますが、まさかコジマプロダクションにもこうした転換が訪れるとは、驚きです。
ちなみに、ここまで流れとしてはSIEとはかなり決別状態に思えますが、後日、スタジオからは「PlayStationとの関係は引き続き強固」というポストが投稿されています。
それにしても、XboxのアシャCEOの手腕に驚かされますよね。XboxではTGS後にも『HALO』シリーズの開発をActivisionが担うといった再編を発表しています。アシャCEOは、ゲーマーが求めているものを出すためにはドラスティックな変化が必要ということを誰よりもクッキリと理解していると思えます。コジマプロダクションの件も含めて判断が速いですし、自身が直接プロモーション効果すら生み出すようなフットワークであり、その見せ方もとても優れています。
というわけで、今回の驚きの報。オールドゲームファンなら、かつて1996年に飯野賢治氏が新作の発表の場でPlayStationのロゴをセガサターンのロゴに変えて、新作タイトル『エネミー・ゼロ』のプラットフォームを移すと宣言したことがあったことを思い出すかもしれません。あれも突然の乗り換えに見えた出来事で、当時の場内はどよめきました。
歴史は周期的に同じような事例を繰り返しながら、少しずつ変化していくというものなのかもしれません。変化のその先に、どんな新しいものが見えてくるのか。
『OD』と『PHYSINT』の2タイトルの続報を楽しみに待ちたいですね。
10月の注目タイトルは『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』、『Gears of War: E-Day』、『Nintendo Switch Sports Resort』! そして……11月5日は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』がくる!
2026年10月に発売されるタイトルから注目作をピックアップ!
先月に引き続き、今月も粒ぞろいなタイトルが発売されますね。中でも特に注目度が高いあたりだと、
『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』
『Gears of War: E-Day』
『ドラゴンズ ドグマ 2:ダークアリズン』
このあたりが大きいでしょうか。
また、Nintendo Switch 2用のタイトルからは、
『Nintendo Switch Sports Resort』が発売されるので、こちらも注目ですね。
他にも、『◯◯ヴァニア』としてジャンルを築いた悪魔城ドラキュラシリーズの最新作、探索型2Dアクション『Castlevania: Belmont’s Curse』、
スマートフォン向けアプリ『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』をベースにHD-2Dで再構築した『ファイナルファンタジー レゾナンス』、
このあたりも気になっている人は多いのではないでしょうか。
そしてそして、
本連載の次の掲載予定が11月6日となりますので、ギリギリで今月分として紹介しますが、
11月5日には、
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』
が発売となります。この秋冬を彩るビッグタイトルの登場ですよ。
だんだんと気候は寒くなっていくと思いますが、ゲームシーンは熱いタイトルがついに激突。プレイ時間をしっかり確保していきたいですね。
それでは、良いゲームライフを!
10月1日(木)
『真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered』
[Nintendo Switch 2][PS5][Xbox Series X|S][PC]
『レイマン レジェンド リトールド』
[Nintendo Switch 2][PS5][Xbox Series X|S][PC]
『Ghost of Yotei Complete Edition』
[PS5]
『ゼノブレイド2 Nintendo Switch 2 Edition』
[Nintendo Switch 2]
10月2日(金)
『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』
[PS5][Xbox Series X|S][PC]
『Lies of P:コンプリート エディション』
[Nintendo Switch 2]
10月6日(火)
『Gears of War: E-Day』
[Xbox Series X|S][PC]
『スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー』
[PS5][Xbox Series X|S][PC]
10月8日(木)
『デイヴ・ザ・ダイバー COMPLETE EDITION』
[Nintendo Switch][Nintendo Switch 2][PS5]
10月9日(金)
『ドラゴンズ ドグマ 2:ダークアリズン』
[Nintendo Switch 2][PS5][Xbox Series X|S][PC]
10月15日(木)
『Castlevania: Belmont’s Curse』
[Nintendo Switch][PS5][Xbox Series X|S][PC]
『テイルズ オブ エターニア リマスター』
[Nintendo Switch][Nintendo Switch 2][PS5][PS4][Xbox Series X|S]
10月16日(金)
『バイオハザード RE:2/RE:3/RE:4』Switch 2版
[Nintendo Switch 2]
10月22日(木)
『Nintendo Switch Sports Resort』
[Nintendo Switch 2]
『ファイナルファンタジー レゾナンス』
[Nintendo Switch][Nintendo Switch 2][PS5][Xbox Series X|S][PC]
10月23日(金)
『Call of Duty: Modern Warfare 4』
[Nintendo Switch 2][PS5][Xbox Series X|S][PC]
11月5日(木)
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』
[Nintendo Switch 2]
