【続報】市立小樽文学館で「小樽・札幌ゲーセン物語展」開催 1月16日~
目次
北海道小樽市の市立小樽文学館で、2021年1月16日から3月28日までの期間、「小樽・札幌ゲーセン物語展」が開催されます。
1980~90年代のゲームセンターとアーケードゲームをテーマにした展覧会です。 当時のゲームセンターで使われていたポスターやチラシ・パンフレットなどのグッズ類、ゲームの紹介やハイスコアを掲載していた雑誌、ゲームサウンドを音源化したレコードやカセットテープ・CDといった関連アイテムのほか、実際にゲームをプレイできる筐体も展示されます。
※以前掲載した情報がアップデートされましたので、改めて【続報】という形で告知させていただきます。
失われつつあるゲーム文化を後世に伝えたい
当時のアーケードゲームの一部は配信サービスによって今でもプレイ可能ですが、昔ながらのスタイルのゲームセンターという場所はどんどん減少しています。
北海道では昨年、80~90年代のクラシックゲームをプレイするコーナーを擁していた「ディノスパーク札幌中央店」が閉店し、多くの道民プレイヤーにとっては当時のゲーム文化が消えていくという意味で象徴的な出来事に感じられ、喪失感にも繋がっています。
そうした思いを受けて、様々なゲームファンの有志の協力を得て作られているのが今回の展覧会の特徴でもあります。
筐体や基板も含めた大半の展示品は、札幌圏に住むゲームファンのコレクションを借りて用意されています。
実際にプレイできるゲームはUPLのゲームをメインに展示
今回の展示で実際にプレイできるゲームの基板は、サイト「UPL墓堀り人」の管理者が所有しているものから借りています。
UPLのゲームの権利を所有している株式会社ハムスターの協力も得られたことで、多くのUPLゲームをプレイアブル展示できることになっています。
同じく株式会社ハムスターが権利を所有しているNMKのシューティングゲーム『はちゃめちゃファイター』もラインナップに含まれています。
また、株式会社タイトーの許諾が得られたため、小樽文学館所蔵の『ヴォルフィード』もプレイできます。
プレイアブル展示・スケジュール
実際に遊べるゲームは、週単位で基板を入れ替えて展示します。
第4週目までのスケジュールが決まっており、第5週以降は決定次第、小樽文学館の告知ページにてお伝えします。
◎第1週:1月16日(土)~1月22日(金)
はちゃめちゃファイター(NMK・1991年)
ヴォルフィード(タイトー・1989年)
◎第2週:1月23日(土)~1月29日(金)
ミュータントナイト(UPL・1987年)
ヴォルフィード
◎第3週:1月30日(土)~2月5日(金)
鋼鉄要塞シュトラール(UPL・1992年)
XXミッション(UPL・1986年)
◎第4週:2月6日(土)~2月12日(金)
宇宙戦艦ゴモラ(UPL・1990年)
XXミッション
※小樽文学館『小樽・札幌ゲーセン物語展』告知ページ
http://otarubungakusha.com/next/2020103844
当時のゲームセンター情報をアーカイブ化
この展覧会と連動した取り組みとして、札幌と小樽にかつて存在したゲームセンターの情報を広く集めてWikiに記録するサイト「札幌・小樽のゲーセン情報リスト」が制作されています。
2021年1月現在、札幌市181件、小樽市15件のゲーセン情報が登録されていますが、まだ記載されていないゲーセンは多く、引き続き情報を募集しています。 展覧会では、Wikiに集まった情報を元にした、それぞれのプレイヤーが当時のゲーセンに抱いていた「思い出」も展示する予定です。
トークイベントを開催・動画のオンライン配信も
会期中、会場である小樽文学館から展示にちなんだトークイベントを開催します。
感染症対策をふまえ、オンライン配信も行ないます。
日時は現在、調整中。会期後半(2月下旬以降)になる予定です。決定次第、小樽文学館の告知ページにてお伝えします。
また、2月11日に株式会社ハムスターによる小樽文学館からの番組配信を予定していましたが、関東圏での緊急事態宣言を受けて中止となりました。状況が落ち着いた場合、後日改めて配信を行なう可能性があります。
こちらも決定次第、告知ページにてお伝えします。
【問い合わせ先】
市立小樽文学館 電話 0134-32-2388
※小樽文学館『小樽・札幌ゲーセン物語展』告知ページ
http://otarubungakusha.com/next/2020103844
【展覧会情報】
会場:市立小樽文学館
〒047-0031 小樽市色内1-9-5
電話 0134-32-2388
休館日:月曜日・2月12日(金)・24日(水)・3月23日(火)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
入場無料
※新型コロナウィルス感染症対策として、来館の際はマスクの着用をお願いします。また発熱・体調不良時は来館をご遠慮ください。展示品に触れる前後、会場に設置した消毒液で十分に手指を消毒してください。なお状況によっては会期途中で展示を中止する可能性もございます。あらかじめご了承ください。
関連リンク
■市立小樽文学館
http://otarubungakusha.com/yakata
■UPL墓堀り人
http://upl-gravedigger.boo.jp/
■株式会社ハムスター
http://www.hamster.co.jp/
■株式会社タイトー
https://www.taito.co.jp/
■札幌・小樽のゲーセン情報リスト
https://seesaawiki.jp/satsuotagacen/