餅月あんこのゲーセンに行きたい！
第71回 バーガータイムで遊びたい！
踏んで、落として、ハンバーガーを作っていくよ～
今月の指令はなんだろう…ピリピリ（編集部からの封筒をやぶる音）…なになに、「『バーガータイム』で遊んで記事にせよ」！
『バーガータイム』は、おなじみハムスターさんの「アーケードアーカイブス」で遊ぶことができる、1982年にデータイーストからリリースされたゲームですね。
ピーン！ はは～ん、12/7発売の書籍、「ALL ABOUT DATA EAST データイーストのすべて」（ゲーム文化保存研究所・著）のフェアだな！
ってこの本、A4サイズの大型本で256ページの鈍器だー！ 表紙もバーガータイムをイメージしたハンバーガーで、このゲームの主人公のドット絵でめちゃくちゃポップでかわいいデザインですね。ではさっそくプレイしてみましょ～。
シェフのいでたちの主人公はピーターペッパーさん。元ネタはマザーグースの早口言葉の「Peter Piper」でしょうか。
敵はハンバーガーの具に足したら美味しそうなウインナーとピクルスと目玉焼き。ピーターペッパーさんは、その名のとおりペッパーで攻撃することができます。
ピーターペッパーさんは上下左右に移動して、ハンバーグのバンズ、レタス、パティを踏みつけて下のお皿に落としてすべてのハンバーガーを完成させるとステージクリアです。
追いかけてくる敵に触れるとやられてしまうので、うまいこと逃げたり、ペッパー攻撃で一定時間動けなくしたり、ちょうどいい場所に来たときに具材を落とすとやっつけることができて得点がもらえてうれしい！ それにしても具材に追いかけられつつ食材を踏みつけていくというシュールな図です。
敵を具材と一緒に落として高得点＆あと具が増えて美味しそう
曲がり角で1ドットか2ドット、わずかにズレていたために曲がれずにグッ、と止まってしまって敵に追いつかれてやられる事故が多発したんですけど、近年のゲームはこのだいたいの位置を良しとして曲がれるようにしたんだなぁとか、ゲームの細かい進化も感じたりしながらウインナーにやられておケツを見せる私のピーターペッパーさんです。
2ステージ目のオープニングのファンファーレのような音楽がいかにもまだ操作できないような感じなので、のんきに聞いていると敵がわさわさわいてきてしまうので、すみやかに動くよう心がけたいです。
これは右側のバンズにウインナーを乗せた状態で落としたところです。普通に具材を落とすと１段しか落ちないところ、敵が乗っていると重さがあると考えられるため、下のほうまで落ちてくれてお得です。攻撃のペッパーは数が限られているので有効に使いたいのですが、緊急攻撃的な使い方ではなくて、上手な人は高得点が狙える場所で使うんだろうなと思われます。敵もうまく具材の下に誘導したい……など、かなり戦略性が高いです（敵の動きをある程度予測すべくよく観察してみたのですが、どうもピーターペッパーさんが後ろに来ても直線の途中や曲がり角でＵターンはしないというところまではわかりましたが忙しくてなかなか誘導するところまでいかない！）。
そんなポップでおもしろい『バーガータイム』、『ALL ABOUT DATA EAST』を読みつつ、ぜひプレイしてみてください！
また、2006年にフィーチャーフォン向けにリメイクされた版の『バーガータイム』がNintendoSwitchに移植され、G-MODEアーカイブスから発売中です。いろんな種類のハンバーガーを作ってメニューリストをコンプリートしていくという要素もあって、何しろメニューリストのグラフィックが美味しそうでハンバーガーが食べたくなる！
©G-MODE Corporation / ©2020 HAMSTER Co.
