KONAMI「アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション」発売を記念して、新たな特集企画が始動
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- 記事タイトル
- KONAMI「アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション」発売を記念して、新たな特集企画が始動
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- 公開日
- 2019年04月18日
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- 記事番号
- 988
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- ライター
- IGCCメディア編集部
目次
老舗ゲームメーカーのKONAMIが今年、グループとして創業50周年を迎えた。KONAMIといえば、黎明期からビデオゲームの歴史を支え、これまでに数え切れないほどの傑作タイトルをリリースしている。
そのKONAMIがこのたび、50周年を記念して往年の名作・人気ゲームをセットにしたシリーズ「アニバーサリーコレクション」を発表。その第1弾として、選りすぐりのアーケードタイトルを収録した「アーケードクラシックス」を2019年4月18日に発売した。これに伴い、当サイトで「KONAMI 50周年アニバーサリーコレクション記念特集」を企画。2019年5月より、収録8タイトルを各記事で詳しく紹介していく。
今回は、特集企画公開に先駆けて「アーケードクラシックス」の魅力をお伝えする。
伝説のアーケード8タイトルがまとめて楽しめる!
「アニバーサリーコレクション」第1弾の「アーケードクラシックス」に収録されているのは、以下の8タイトル。どれも意義深い作品ばかりだ。各タイトルの魅力をそれぞれ振り返ってみよう。
収録タイトル | リリース年 |
スクランブル | 1981年 |
ツインビー | 1985年 |
グラディウス | 1985年 |
沙羅曼蛇(サラマンダ) | 1986年 |
A-JAX(エー・ジャックス) | 1987年 |
悪魔城ドラキュラ | 1988年 |
グラディウスⅡ GOFERの野望 | 1988年 |
サンダークロス | 1988年 |
故きを温(たず)ねて新しきを知る『スクランブル』
1981年リリースの『スクランブル』は、シンプルながら後のゲーム業界に大きな影響を及ぼした往年の名作。サイドビューのシューティングゲームで、空中と地上の敵それぞれを攻撃するため、2種類の武器を使い分けて進んでいく。
単なるレトロゲームと侮るなかれ。この『スクランブル』こそが、傑作『グラディウス』の原点とも呼べる作品なのだ。そういった視点で改めてプレイしてみると、『グラディウス』のみならず、他社のシューティングゲームにとっても多くの点で「始祖」的な役割を果たしていることが分かってもらえるはず。
2人で遊べば楽しさ2倍!?『ツインビー』
メタリックな色調の、リアルなグラフィックの路線が主流だった当時のシューティングゲームにおいて、『ツインビー』のポップな世界観はひときわ目を引く存在だった。
武器を使い分けて、空中と地上の敵を攻撃しながら進んでいく当時のトレンドを踏襲しながらも、敵の弾で自機が負傷したり、雲の中に隠れているベルを取ると自機をパワーアップさせられるなど、たくさんの新機軸を搭載。2人同時プレイができることでも話題となった。
それから忘れてはいけないのが、ゲームを彩るBGM。今でも、つい聞き惚れてしまうほどだ。
今でも色あせない永遠の名作『グラディウス』
「KONAMIといえば『グラディウス』!」と断言する熱心なファンもいるほどの傑作シューティングゲーム。パワーカプセルを取るごとにパワーメーターが増加するという、プレイヤーの好みにパワーアップさせられる戦略性の高さが衝撃的だった。
さらに、そのパワーアップの派手さはプレイヤーたちの度肝を抜いた。ステージごとに異なる世界が用意されていることも特徴の一つで、モアイや逆火山などの想像を超えた展開に多くのプレイヤーが虜となった。久しぶりに名曲ぞろいのBGMに胸を高鳴らせてみるのはいかがだろうか。
ど派手な演出がウリの一作『沙羅曼蛇(サラマンダ)』
『沙羅曼蛇』は、一見すると『グラディウス』の続編といった趣だが、実際は多くの点で異なっている。例えばパワーアップは、敵を破壊したときに出現するパワーユニットを取ると、その種類に応じて自機が強化されるというもの。これは、より一層の遊びやすさを考慮した結果なのだろう。グラフィックや演出面も大きく強化されており、特にステージ3の吹き上がる巨大なプロミネンスは圧巻の一言。
ステージクリアごとにスクロール方向が縦、横と変化するのも斬新だった。ステレオサウンドも一聴の価値あり。
ノリノリでプレイできる新機軸シューティング『A-JAX(エー・ジャックス)』
『A-JAX(エー・ジャックス)』も根強いファンを持つシューティングゲームだ。この作品の特徴は、2Dの縦スクロールステージと3Dのステージで構成されていること。特に後者の3Dステージは、画面の回転・拡大・縮小機能をふんだんに活用した派手な演出で多くのプレイヤーの目を釘付けにした。
また、サンプリングを駆使したBGMは、今なお愛聴者が絶えないほどの出来栄え。オーケストラ・ヒットを多用したこの音楽が聴きたくて、ついゲームをプレイしてしまうといった人も少なくなかった。
ハードの制約から解き放たれた!『悪魔城ドラキュラ』
『悪魔城ドラキュラ』といえば家庭用ゲーム機向けのタイトル、と思っている人も多いようだが、アーケードゲーム版もリリースされている。
基本的なシステムは家庭用ゲーム機版と大差ないものの、そこはアーケードゲーム。グラフィックや演出、音楽などが大幅にパワーアップしている。
今春発売予定の「アニバーサリーコレクション」第2弾は『悪魔城ドラキュラ』。1986年発売のファミリーコンピュータ版とともに、『悪魔城伝説』(1989年)などの「ドラキュラ」シリーズで構成されている。第2弾の予習を兼ねて、本作で遊んでみるのもよさそうだ。
シリーズ最高傑作の呼び声も『グラディウスⅡ GOFERの野望』
『グラディウスⅡ GOFERの野望』は、数ある『グラディウス』シリーズの中でも最高傑作として挙げる人が多い超重要タイトル。初代『グラディウス』の3年後にリリースされ、多くの要素を継承しながらも、そのすべてにおいてパワーアップしている。
それはグラフィックやサウンドのみならず、ステージ構成にも及び、遊ぶたびにその練りこまれた要素の数々に惚れ惚れすること請け合いである。末永く楽しめる作りになっているので、常に手元に置いておきたい作品だと言えるだろう。
難易度控えめの作品も収録『サンダークロス』
収録タイトルの最後を飾るのは『サンダークロス』。『グラディウス』と同じサイドビューのシューティングゲームながら、異なる方向性を模索したタイトルだと言える。
特筆すべきは、その遊びやすさ。高い難易度のシューティングゲームが増えつつあった当時にあって、この『サンダークロス』は比較的シンプルなシステムと低めの難易度で一般プレイヤーからの支持を集めた。シューティングゲームは得意じゃないなぁと言う向きは、このタイトルから楽しんでみるのもいいだろう。BGMも評価が高い。
買わない理由が見当たらない!
駆け足で全8タイトルを紹介してきたが、いかがだっただろうか。KONAMIのアーケードゲームの歴史を俯瞰するのに不可欠なタイトルがそろっている上に、これだけのゲームがセットになって3,000円(税別)という価格は、まさに驚きの一言。特に今回の対応ハードで言うならば、プレイステーション4以外では初移植という作品も少なくないので、お気に入りのハードでたっぷりと楽しんでもらえるはずだ。
しかも、「ボーナスブック」として当時の開発資料や開発スタッフのインタビューなどを収録した、大ボリュームのデジタルコンテンツまでついてくるというのだから、これをゲットしない手はないだろう。
さて、本文中でも触れたが、この「アニバーサリーコレクション」は第2弾と第3弾のリリースがすでに決定している。第2弾は家庭用ゲーム機の『ドラキュラ』シリーズ、第3弾はこれまた根強い人気を誇る『魂斗羅(コントラ)』シリーズ(1987年~)をそれぞれ収録したもの。こちらもファン必携のアイテムとなること間違いなし。発売が今から楽しみだ。
緊急告知!
5月より、当サイトでは、このコレクションに収録された各ゲームタイトルの魅力を紹介していく。
日本のアーケードゲームの礎を築いたKONAMIの魅力を再発掘していく。ご期待あれ!
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