【続報】市立小樽文学館にて3月28日まで「小樽・札幌ゲーセン物語展」を開催中
目次
※以前掲載した情報がアップデートされましたので、改めて【続報】という形で告知させていただきます。
北海道小樽市の市立小樽文学館で、2021年1月16日から開催されている「小樽・札幌ゲーセン物語展」。
1980~90年代のゲームセンターとアーケードゲームをテーマにした展覧会で、2月20日から会期後半に入ります。
当時のゲームセンターで使われていたポスターやチラシ・パンフレットなどのグッズ類、ゲームの紹介やハイスコアを掲載していた雑誌、ゲームサウンドを音源化したレコードやカセットテープ・CDといった関連アイテムのほか、実際にゲームをプレイできる筐体も展示されています。
会期終盤・第9週以降のスケジュールは、往来自粛要請期間のゲームの再展示という意図で決めています。
それでもすべてを展示することは難しいため、家庭用に移植されていなかったり、あまり出回らなかったレアタイトルを優先させていただくことにいたしました。
(『沙羅曼蛇』が再展示されないのはそのためです。また『フラック・アタック』は基板付け替え時に動作が不安定になるため、こちらも選外となりました。ご了承ください)
失われつつあるゲーム文化を後世に伝えたい
当時のアーケードゲームの一部は配信サービスによって今でもプレイ可能ですが、昔ながらのスタイルのゲームセンターという場所はどんどん減少しています。
北海道では昨年、80~90年代のクラシックゲームをプレイするコーナーを擁していた「ディノスパーク札幌中央店」が閉店し、多くの道民プレイヤーにとっては当時のゲーム文化が消えていくという意味で象徴的な出来事に感じられ、喪失感にも繋がっています。
そうした想いを受けて、様々なゲームファンの有志の協力を得て作られているのが今回の展覧会の特徴でもあります。
筐体や基板も含めた大半の展示品は、札幌圏に住むゲームファンのコレクションをお借りしています。
会期後半からはコナミのゲームが実際に遊べる形で多数展示
今回の展覧会では、タイトー・テーブル筐体とセガ・ニューアストロシティ筐体で実際にゲームをプレイできます。
ゲームの基板は、サイト「UPL墓堀り人」の管理者と、コナミ・ファンサークル「コナ研」のメンバーが所有しているものからお借りしています。
会期前半はUPLのゲームが多く展示されましたが、後半からはコナミのゲームが加わります。
ゲームのプレイアブル展示にあたって、株式会社タイトー、株式会社コナミアミューズメント、UPL・NMKのゲームの権利を所有している株式会社ハムスターの許諾とご協力をいただいております。
プレイアブル展示・スケジュール
実際に遊べるゲームは、週単位で基板を入れ替えて展示します。
会期後半は、以下のスケジュールとなっています。
◎第6週:2月20日(土)~2月26日(金)
沙羅曼蛇(コナミ・1986年)
フラック・アタック(コナミ・1987年)
◎第7週:2月27日(土)~3月5日(金)
サンダークロスII(コナミ・1991年)
出たな!! ツインビー(コナミ・1991年)
◎第8週:3月6日(土)~3月12日(金)
忍者くん 阿修羅ノ章(UPL・1987年)
出たな!! ツインビー(コナミ・1991年)
◎第9週:3月13日(土)~3月19日(金)
宇宙戦艦ゴモラ(UPL・1990年)
XXミッション(UPL・1986年)
◎第10週:3月20日(土)~3月26日(金)
とべ!ポリスターズ(コナミ・1997年)
XXミッション(UPL・1986年)
◎3月27日(土)
鋼鉄要塞シュトラール(UPL・1992年)
出たな!! ツインビー(コナミ・1991年)
◎3月28日(日)
サンダークロスII(コナミ・1991年)
ヴォルフィード(タイトー・1989年)
当時のゲームセンター情報をアーカイブ化
この展覧会と連動した取り組みとして、札幌と小樽にかつて存在したゲームセンターの情報を広く集めてWikiに記録するサイト「札幌・小樽のゲーセン情報リスト」が制作されています。
2021年2月現在、札幌市195件、小樽市27件のゲーセン情報が登録されていますが、まだ記載されていないゲーセンも多く、引き続き情報を募集しています。
展覧会では、それぞれのプレイヤーが当時のゲーセンに抱いていた「思い出」も展示する予定です。
※札幌・小樽のゲーセン情報リスト
https://seesaawiki.jp/satsuotagacen/
トークイベントを開催・動画のオンライン配信も
展覧会と関連したオンライントークイベントを下記日程で開催します。
トークイベント『80~90年代のゲーセンを物語る』
日時:2021年3月20日(土・春分の日)18時~20時
動画の生配信を行ないます。アーカイブの後日視聴も可能。
80~90年代当時のプレイヤーが、それぞれの記憶と思い出から各人の「ゲーセン物語」を語り合う。
ビデオゲームとの出会い、居場所としてのゲームセンター、プレイヤー間の交流、雑誌やゲームミュージックとの関わりなどを個別のプレイヤー視点から物語として振り返る。
登壇者:
藤井昌樹(「小樽・札幌ゲーセン物語展」企画、80年代プレイヤー)
NAGATA(90年代プレイヤー)
※配信URLは小樽文学館『小樽・札幌ゲーセン物語展』告知ページにて後日掲載します
http://otarubungakusha.com/next/2020103844
【展覧会情報】
会場:市立小樽文学館
〒047-0031 小樽市色内1-9-5
電話 0134-32-2388
休館日:月曜日・2月24日(水)・3月23日(火)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
入場無料
※小樽文学館『小樽・札幌ゲーセン物語展』告知ページ
http://otarubungakusha.com/next/2020103844
※新型コロナウィルス感染症対策として、来館の際はマスクの着用をお願いします。また発熱・体調不良時は来館をご遠慮ください。展示品に触れる前後、会場に設置した消毒液で十分に手指を消毒してください。なお状況によっては会期途中で展示を中止する可能性もございます。あらかじめご了承ください。
※2021年2月19日現在、小樽市より「感染をさらに抑え込むため、2月28日(日)まで、引き続き、感染リスクが回避できない場合の「不要不急の外出自粛・市外との往来自粛」の措置の継続は必要であると判断しました。」との発表が出されています。日程の調整が可能なかたは、外出・往来自粛要請が解除になってからのご来館をご検討くださいますようお願いいたします。
関連リンク
■市立小樽文学館(会場)
http://otarubungakusha.com/yakata
■UPL墓堀り人(基板・展示品提供)
http://upl-gravedigger.boo.jp/
■コナ研(基板・展示品提供)
http://www.konaken.com/
■GAMERSBAR lettuce702(展示品提供)
https://twitter.com/gblettuce702
■G-Baoa.g(展覧会チラシ設置)
http://www9.plala.or.jp/ftp59722/baoa.html
■ディノスパーク札幌手稲(展覧会チラシ設置)
https://www.sugai-dinos.jp/park/teine/
■e-REVO(展覧会チラシ設置)
https://e-revo.online/
■MAXIM HERO(展覧会チラシ設置)
http://maximhero.com/
■株式会社ハムスター
http://www.hamster.co.jp/
■株式会社タイトー
https://www.taito.co.jp/
■株式会社コナミアミューズメント
https://www.konami.com/amusement/