ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ!
妖精ポムの「未来ゲーム Travelers」

  • 記事タイトル
    ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ!
    妖精ポムの「未来ゲーム Travelers」
  • 公開日
    2022年01月14日
  • 記事番号
    6795
  • ライター
    山村智美

新年!

あけまして!

おめでとうございまーす!

2022年ですねー。
2がいっぱいですから、2月22日の20時22分は記念スクショを押さえておきたい感じがしますね!
例えば、2222年に生きている人なんかは「2並びだ!2月22日の22時22分は見逃せないぜ!」とか思ったりするのでしょうか!

その頃にはどんなゲームをプレイしているのか、ゲームは進歩どれぐらい進歩しているのか。
逆に未来の人も、伝説的な名作をリアルタイムでプレイしている現代のボクらを羨んだりすることだってあるのかも。

今年も、そんなゲームの進歩のターニングポイントになるような作品の登場を期待しつつ、それを遊びそびれないように、チェックしていきましょう!

2021年のGame of the Yearは、2人プレイ必須の意欲作『It Takes Two』!

意気揚々と新年のご挨拶をしたものの、実際にこれを書いているのはまだ2021年の12月の上旬なので、まずは2021年の締めくくりや振り返りから行きましょうー。

すっかり年末のゲームシーンの風物詩となった感もある「The Game Awards 2021」の発表授与式がロサンゼルスにて開催されました。
その年の優れたゲームを選出する、いわゆるゲームオブザイヤー(GOTY)を決めるものの中でも代表格のひとつですね。
(GOTYはたくさんのメディアや団体が選出していますが、「Golden Joystick Awards」、「Game Developers Choice Awards」、「D.I.C.E Awards」、「The Game Awards」が特に権威があるとされており4大GOTYとされています)

というわけで、今年のThe Game Awards 2021のGame of the Yearは以下のようになりました!
  

【Game of the Yearノミネート作品】

  
【Winner】『It Takes Two』 (Hazelight Studios/EA)

『DEATHLOOP』(Arkane Studios/ベセスダ・ソフトワークス)
『メトロイド ドレッド』 (Mercury Steam/任天堂)
『Psychonauts 2』 (Double Fine/Xbox Game Studios)
『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』 (Insomniac Games/SIE)
『バイオハザード ヴィレッジ』 (カプコン)

正直なところ2021年は新型コロナウィルスによる影響もあり、大型タイトルが少なく、または発売されたタイトルも調整や最適化不足を感じさせるものあったりと、開発環境への影響を想像させるものが少なからずありました。

それでも、大型タイトルの代表格とも言えるシリーズ最新作のカプコン『バイオハザード ヴィレッジ』 や、19年ぶりの2Dメトロイドにして、しっかりとゲーム性の豊かさやストレスフリーな良さをみせてくれた任天堂の『メトロイド ドレッド』 など、魅力のあるタイトルがGOTYにノミネートされたわけですが……。

何と勝者は『It Takes Two』!!

The Game Awardsの公式サイトより。GOTY以外にも30のカテゴリーで優れた作品が受賞しているので、そちらもぜひチェックしてみてねー。公式サイトはこちら https://thegameawards.com/nominees

これには正直びっくりしましたねー。

『It Takes Two』は、離婚を決断した夫婦がひょんなことから人形に変えられてしまい、協力していくという愛をテーマにしたコメディーアクション。

最大の特徴は“2人協力プレイが必須”となっていることで、画面分割での2人プレイか、招待を送った特定のフレンドとのオンラインプレイが可能です。
昨今では、画面分割タイプのゲームというのはだいぶ少なくなりましたし、何よりも協力プレイ必須で1人では遊ぶことは基本的にできないというスタンスが大胆。

ステージにはたくさんのギミックが仕掛けられていて役割分担は必須。
プレイする2人は声をかけあって本当の意味で協力していかなければいけないから、さぁ大変! でも大変だからおもしろい!

画面分割で協力プレイができるゲームって昔はいろいろあったよねーという人もいると思いますが、そうしたタイトルの多くは“1人でもプレイできるけど協力プレイも可能なゲーム”だったわけですが、『It Takes Two』は“ストーリーもキャラクターもすべてが協力プレイを前提に作られているゲーム”というもので、その設計思想が2人のプレイヤーにもたらすものとはどんなものなのか。
『It Takes Two』が、新しい試みのある意欲作と言えるポイントですね。
  

ここ2年ほどのコロナ禍によって、人の繋がりが薄れ、精神的に分断されている。
そうした時代に、こうしたゲームが登場したことの意義というものも、後押しとなったのではないでしょうか。
もしかしたら、2022年にも辛い時代や出来事はあるのかもしれませんが、ゲームをはじめとしたエンターテイメントが救ってくれること、ゲームが与えてくれることはたくさんあります。
辛いときにはそうしたエンタメから心の栄養をもらって乗り越えていってほしいと思いますよ!

  

「The Game Awards 2021」は、次の新作を発表する機会にもなっているというわけで、2022年に登場予定の期待作の発表がありました!

その中から、いくつかボクが注目しているものをピックアップしていきましょうー!

『Pokemon LEGENDS アルセウス』

2022年1月28日に発売予定のNintendo Switch用アクションロールプレイングゲーム。
『ポケットモンスター』シリーズ初のアクションRPGで、遠くまで広がる3Dのフィールドにお馴染みのポケモンたちが歩き回る!
ポケモンの背に乗って大地を駆け巡っていける!
『ポケモン』シリーズについに訪れる進化であり、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
  

『エルデンリング』

2022年2月25日に発売予定、プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam。
フロム・ソフトウェアが贈る最新作です。

昨年11月にはイギリスの「ゴールデン・ジョイスティック・アワード」にて史上最高のゲーム作品に『ダークソウル』が選ばれましたが、『エルデンリング』は、この『ソウル』シリーズに続く新作。
新たな伝説となるのか、はたまた……。
楽しみですね。
  

『StarField』

『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』などオープンワールドの大作RPGで知られるベセスダ・ソフトワークスが、約25年ぶりに展開する新規IPがこの『StarField』。
広大な宇宙を舞台にした次世代のオープンワールドRPGとして、おそらくは2022年最大級の大作と言えるのではないでしょうか。
2022年11月11日発売予定でプラットフォームはPC/Xbox Series X|S。
PCもXboxもないんだよーという人は、何とか発売までにプレイ環境を用意していきましょう!
  

『野狗子: Slitterhead』(やくし)

『SIREN』『GRAVITY DAZE』など、数々のゲームを制作したクリエイター・外山圭一郎率いる「Bokeh Game Studio」(ボーカゲームスタジオ)が制作中の第1作。
こちらはもうトレーラーを観て「怖い! やばい! 楽しみ!」と思ってください。
ジャパニーズホラー、クリーチャー、ベリベリ怖いネー。
対応プラットフォームや発売日、価格などは未定とのことです。
  

『モンスターハンターライズ:サンブレイク』

Nintendo Switch/PC『モンスターハンターライズ』の大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が、2022年夏に登場予定!
『モンスターハンターライズ』は和風テイストでしたが、騎士の姿をした女性とともに海を渡り、エルガドという拠点に赴いている様子がPVで確認できますねー。
  

『Horizon Forbidden West』

かつての文明が失われ、機械の獸が闊歩する世界の物語を描いた『Horizon Zero Dawn』の続編、『Horizon Forbidden West』がPS5/PS4にて2022年2月18日発売!
  

『Dying Light 2 Stay Human』

大量のゾンビがひしめく世界で繰り広げられるスリル満点のサバイバルアクションとして2015年に登場し世界中から高評価を得た『Dying Light』の続編、『Dying Light 2 Stay Human』が2022年2月4日に登場!
プラットフォームは、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC。
  

完全新作『ソニックフロンティア』が2022年冬

オープンワールド的な広大な3Dフィールドをハイスピードに自由に駆けていく!
新しい試みに挑む新世代ソニックがついに登場ですね。
2022年冬発売予定、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PCにて発売予定。
  

さらに!
2022年夏には、映画「ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ」が公開決定!
  

1999年の初代「マトリックス」から、ああ人類はーついにここまで辿り着いたよー

ゲームもいいけど映画もね!

ということで、この年末年始は映画もいろいろと公開されて楽しみですねー。

ボクは、昨年12月17日から公開されている「マトリックス レザレクションズ」に、2022年1月7日から公開されている「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」あたりが楽しみですよ。

と、そんな中、「マトリックス レザレクションズ」の公開にあわせて提供されているコンテンツがゲーム界隈で話題。
PS5/Xbox Series X|S向けに配信されている『The Matrix Awakens』!!
  

『The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience』公式サイトはこちら https://www.unrealengine.com/ja/blog/introducing-the-matrix-awakens-an-unreal-engine-5-experience

こちら、映画『マトリックス』の世界を舞台にした技術デモ。
ゲーム開発用のいわゆるゲームエンジンでおなじみUnreal Engine 5を駆使して、最新世代のゲーム機で動作するオープンワールドなマトリックスの都市を作ったというものです。

これがまぁ、リアルというか実写というかマトリックスの映像世界そのものというか。
実写映像の取り込み系のものと勘違いしてしまいそうになりますが、ちゃんとリアルタイムに処理されているもの。
技術デモならではのものとして、各種の描画処理をその場でオンオフすることもできるので、それをみると、うわーこんな風になっているのかーと驚けること間違いなしです。

PS5もXbox Series X|Sも持ってないよー!という人も、ぜひ下の動画をご覧くださいねー。
  

こちら実際のプレイだとフリーカメラにして都市をひたすら遠くまで自由に観ることも可能で、SNS等ではその広大さに驚く声も多数ありました。

この技術デモのためだけにデータを全て0から作ったとは考えづらいので、おそらくは映画用のデータを流用しているのでは、という考察もありますねー。
逆に言えば、映画用のデータを個人向けの家庭用ゲーム機で動作させられるぐらいに時代は進んだとも言えますね。
  

初代の映画「マトリックス」と言えば、1999年公開で、DVDを翌年2000年に発売されたプレイステーション2で観たという人もたくさんいるのではないでしょうか?

あれから20年ほどで、ここまで辿り着くことができた。
そう考えると、とても感慨深いものがありますねー。
この先はどこまで進んでいくのか。楽しみです。

では、また来月~!

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