ゲーム・エンタメの最新の話題を伝えるぞ!
山村智美の『未来ゲーム Travelers』
目次
ゲームやエンタメの最新の話題を伝える月刊連載コラム『未来ゲーム Travelers』です。
ついに来てしまいました。12月です。年末です。2024年最後の輝き。
今年はどんなことがあったっけなーと思い返してみると、「今年は暑い日がとにかく多かったなぁ……」ということばかり浮かんできちゃうわけですが。
何しろ今年は9月後半の東京ゲームショウでも暑かったですからね。以前ならTGSはジャケットを着てても夜に帰るときにはちょっと肌寒い日もあったのに、今年はほぼ夏のままみたいなTシャツ姿で行きましたから。
ゲームのほうはというと、今年はRPGタイトルが実は多かったのかなという印象です。
『風来のシレン6』
『ペルソナ3 リロード』
『ファイナルファンタジーVII リバース』
『ユニコーンオーバーロード』
エルデンリングDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』
『真・女神転生V Vengeance』
『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』
『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』
『メタファー:リファンタジオ』
『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』、
こんな感じで、一部アクションRPGやシミュレーションRPGもありますが、コンスタントに話題になっていたタイトルはRPGが多かったなと。
来年は、今期中にアナウンス予定という任天堂の次世代機に、かねてより2025年発売予定とされてきた大型タイトルがやってきます。
そんなわけで今回は、一年の振り返りをしつつ、それから来年の楽しみについてもまとめていきましょう~。
それでは、今月の曲~。
12月なのでやはりクリスマスソングは欠かせません。
クリスマスソングの大定番のひとつWham! の「Last Christmas」は数多のアーティストがカバーしていますが、ぜひ聴いてみてもらいたいのが北米のカバーバンドFirst To Elevenがさらにカバーしたもの。
テイラー・スウィフトがカバーしたバージョンをさらにロックアレンジしたというもので、かっこよさが突き抜けています。
First To Elevenは他にも多数の楽曲をカバーしていますので、興味の湧いた人はぜひ調べてみてください。
今年もやってきましたThe Game Awardsのゲーム・オブ・ザ・イヤー! ノミネート作品は日本のタイトル多数、コンテンツクリエイターに兎田ぺこらさんも
今年もいよいよこの季節がやってまいりました。いわゆるひとつのゲーム・オブ・ザ・イヤーです。
例年説明していますが、世界に無数あるGOTYのなかでも世界四大GOTYは、
“Golden Joystick Award”(ゴールデンジョイスティックアワード)
“The Game Awards”(ザ・ゲームアワード)
“D.I.C.E. Awards”(DICEアワード)
“Game Developers Choice Awards”(GDCアワード)
となっており、発表の豪華さやエンタメ感においてGOTY四天王の中でも最強とされているのがThe Game Awards(ザ・ゲームアワード、TGA)です。
全世界の100を超えるメディアやインフルエンサーの投票によってノミネート作品を選び、その後に審査員の投票とファン投票で受賞作品を決定。
毎年12月にその受賞作品を主催者兼司会のGeoff Keighley氏が大々的なステージイベントで発表するこのThe Game Awardsは、2014年に始まってから今年で10年目となります。
今年のノミネートの対象になるタイトルは2023年11月18日から2024年11月17日までに発売・公開されたゲーム。受賞作品の発表セレモニーは、日本時間の12月13日09:30頃から開始予定。
約30の部門がありますが、今年のノミネート作品は以下のようになっています。
・ゲーム・オブ・ザ・イヤー
アストロボット
メタファー:リファンタジオ
Balatro
黒神話:悟空
エルデンリング Shadow of the Erdtree
FF7 リバース
・ベストゲームディレクション
アストロボット
黒神話:悟空
エルデンリング Shadow of the Erdtree
FF7リバース
メタファー:リファンタジオ
・ベストナラティブ
FF7リバース
龍が如く8
メタファー:リファンタジオ
サイレントヒル2
Senua’s Saga: Hellblade II
・ベストアートディレクション
アストロボット
メタファー:リファンタジオ
エルデンリング Shadow of the Erdtree
黒神話:悟空
Neva
・ベストスコアアンドミュージック
アストロボット
FF7リバース
メタファー:リファンタジオ
サイレントヒル2
Stellar Blade
・最も期待されているゲーム
グランドセフトオート6
Ghost of Yotei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)
モンスターハンターワイルズ
Death Stranding 2: On The Beach
メトロイドプライム4 ビヨンド
・ベストインディペンデントゲーム
Balatro
Animal Well
Neva
Lorelei and the Laser Eyes
UFO 50
・ベストオーディオデザイン
アストロボット
サイレントヒル2
FF7リバース
Call of Duty: Black Ops 6
Senua’s Saga: Hellblade 2
・ベスト・アダプテーション
龍が如く
トゥームレイダー:The Legend of Lara Croft
Fallout
Arcane
Knuckles
・ベストパフォーマンス
Briana White (FF7リバース)
Luke Roberts (サイレントヒル2)
Hannah Telle (ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー)
Humberly Gonzalez (スター・ウォーズ 無法者たち)
Melina Juergens (Senua’s Saga: Hellblade 2)
・ベストパフォーマンス
Briana White (FF7リバース)
Luke Roberts (サイレントヒル2)
Hannah Telle (ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー)
Humberly Gonzalez (スター・ウォーズ 無法者たち)
Melina Juergens (Senua’s Saga: Hellblade 2)
・ベストデビューインディーゲーム
Balatro
Animal Well
Manor Lords
Pacific Drive
The Plucky Squire
・ゲームフォーインパクト
Indika
ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー
Closer the Distance
Neva
Senua’s Saga: Hellblade II
Tales of Kenzera: Zau
・ベストロールプレイングゲーム
メタファー:リファンタジオ
龍が如く8
FF7リバース
ドラゴンズドグマ2
エルデンリング Shadow of the Erdtree
・ベストアクション・アドベンチャーゲーム
アストロボット
サイレントヒル2
スター・ウォーズ 無法者たち
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠
・ベストアクションゲーム
ヘルダイバーズ2
Stellar Blade
黒神話:悟空
Call of Duty: Black Ops 6
Warhammer 40K: Space Marine 2
・ベストストラテジーゲーム
フロストパンク2
祇:Path of the Goddess
ユニコーンオーバーロード
Manor Lords
Age of Mythology: Retold
・ベストスポーツ・レーシングゲーム
F1 24
WWE 2K24
NBA 2K25
EA Sports FC 25
Top Spin 2K25
・ベストマルチプレイヤーゲーム
ヘルダイバーズ2
鉄拳8
スーパー マリオパーティ ジャンボリー
Call of Duty: Black Ops 6
Warhammer 40,000: Space Marine 2
・ベストファイティングゲーム
ドラゴンボール: Sparking! ZEROド
グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-
鉄拳8
Marvel vs Capcom Fighting Collection: Arcade Classics
MultiVersus
・ベストオンゴーイングゲーム
Destiny 2
ヘルダイバーズ2
ディアブロ IV
フォートナイト
FF14
・べストコミュニティサポート
バルダーズ・ゲート3
ヘルダイバーズ2
FF14
フォートナイト
No Man’s Sky
・ベストモバイルゲーム
Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)
ゼンレスゾーンゼロ
AFK:ジャーニー
Balatro
Wuthering Waves
・ベストVR/ARゲーム
バットマン:アーカム・シャドウ
Metro Awakening
Asgard’s Wrath 2
Arizona Sunshine Remake
Metal: Hellsinger VR
・ベストファミリーゲーム
アストロボット
プリンセスピーチ Showtime!
スーパー マリオパーティ ジャンボリー
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
The Plucky Squire
・イノベーションインアクセシビリティ
ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者
プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠
ディアブロ IV
Call of Duty: Black Ops 6
スター・ウォーズ 無法者たち
・ベストeスポーツゲーム
カウンターストライク2
Dota 2
Valorant
League of Legends
Mobile Legends: Bang Bang
・ベストeスポーツチーム
Bilibili Gaming (League of Legends)
Gen.G (League of Legends)
T1 (League of Legends)
NAVI (カウンターストライク)
Team Liquid (Dota 2)
・ベストeスポーツプレイヤー
33 – Neta Shapira
Aleksib – Aleksi Virolainen
Chovy – Jeong Ji-hoon
Faker – Lee Sang-hyeok
ZyWoO – Mathieu Herbaut
ZmjjKk – Zheng Yongkang
ノミネート数の多いタイトルとしては、『アストロボット』と『ファイナルファンタジーVII リバース』が、それぞれ7部門でノミネート。次いで『メタファー:リファンタジオ』が6部門、『Balatro』と『SILENT HILL 2』が5部門となっています。
パブリッシャーとしては、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が最多となる16ノミネート。
全体的に日本のゲームが非常に多くノミネートされている傾向が強いですね。
昨年は『バルダーズ・ゲート3』や『Marvel’s Spider-Man 2』、『ディアブロIV』など大型の海外タイトルがありましたが、今年はかなり少なくなった印象です。というよりも全体にゲームの大型タイトル自体が少ない一年ではあったのですが。
そんな中、異質なのは『Black Myth: Wukong(黒神話:悟空)』。
中国のゲーム開発会社・Game Scienceが開発・発売したアクションRPGで、中国での人気を中心に2100万本の販売本数を記録。
中国のAAAタイトル(莫大な開発費を投じたゲーム)の売上高で過去最高記録となっています。
四大GOTYのひとつ『Golden Joystick Awards 2024』が11月22日に発表されましたが『黒神話:悟空』がGOTYを獲得しています。
これまでは海外タイトルといっても北米・欧州が中心でしたが、日本以外のアジアのタイトルも今後さらに伸びていく予感がありますね。
・コンテンツクリエイター・オブザ・イヤー
ゲーム以外のところで驚かされたのは、コンテンツクリエイター部門に日本のバーチャルYouTuber兎田ぺこらさんがノミネートされたことですね。
アメリカ在住ゲーム系YouTuber・フリーライターの、いーさん氏(https://x.com/asacre45)の解説によれば、ノミネートの選出は世界中から100団体以上が提出していますが、日本のメディアは5つのみ。
組織票などの可能性はなく、しっかりと海外認知度や人気がなければ、ここにノミネートされることはありえないということです。
見事に受賞なるか。こちらも結果が楽しみですね。
2024年もいろいろありました。今年話題になったゲームや出来事を振り返り
2024年最後の回ですので、毎年恒例の今年一年のゲームやゲームシーンを振り返りをやっていきましょうー。
まずは、本連載の2024年1月~11月までの見出しをズラッと並べていきましょうか。これはボクがその月々に“これ”という話題を厳選したものですので、これを見るのが本連載的には手っ取り早いというわけです。
■ 2023年ラストを飾ったのは、『グランド・セフト・オートVI』&『モンスターハンターワイルズ』2大ビッグタイトルのサプライズアナウンス!
■ “今年はどんなゲームが発売される?”今年は期待度大の新規タイトルが発売予定
■ NES『TETRIS』のエンドレスモードを13歳の少年が人類で初めて完全攻略!
■ 1月は『風来のシレン6』、『鉄拳8』、『龍が如く8』が25~26日に発売!
■ 『風来のシレン6』が期待以上に楽しい! 『鉄拳8』、『龍が如く8』も楽しみ
■ モンスター収集サバイバルオープンワールド『パルワールド』が大ヒットも、ゲーム作りにおける論争も大ヒットの事態に
■ 中止になってしまったイベント『Nintendo Live 2024 TOKYO』の音楽ライブが配信決定!
■ 2月の注目は『グラブル リリンク』、『ペルソナ3 リロード』、月末には『ファイナルファンタジーVII リバース』も
■ 『Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2024.2.21』で新たな注目作が続々
■ エルデンリングのDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』6月21日に配信決定!
■ 自由は負けない! オンライン協力型TPS『HELLDIVERS 2』が人気過ぎてサーバー増強が追いつかない事態に
■ 『ストリートファイター6』の世界大会『CAPCOM CUP X』開催! 優勝賞金100万ドルを獲得したのは?
■ 3月の注目は、『ユニコーンオーバーロード』、『ドラゴンズ ドグマ 2』、『Rise of the Ronin』!
■ オープンワールドRPG『Fallout』実写ドラマが4月11日からPrime Videoで配信!
■ 『スーパーマリオ』映画の新作が2026年4月に公開予定! 『ゼルダの伝説』実写映画も制作中
■ 大手インディー発表イベント『Triple-i Initiative』、『8番出口』の続編『8番のりば』も
■ 4月の注目は“あのゲーム周辺機器メーカー ホリ”が放つギター『ギターライフ』
■ 『EVO Japan 2024』格闘ゲームの今が200%わかる祭典が開催! 有料イベントとなったが来場者は過去最多を更新
■ 『EVO Japan 2024』会場に今後発売されるレバーアケコン/レバーレス、独自開発中の最新ボタンなど、注目のデバイスが集結!
■ 5月の注目は日本語化&CS版発売の『Wizardry』! 各タイトルの大型アップデートも注目
■ 『Summer Game Fest』を中心にした“ゲーム新作発表ウィーク”が今年もスタート!
■ 『State of Play』で『モンスターハンターワイルズ』最新情報に『真・三國無双 ORIGINS』が登場!
■ 6月の注目はダークRPG! 『真・女神転生V Vengeance』、『ELDEN RING』DLCが発売!
■ ニンテンドーダイレクトでHD-2D『ドラクエ3』『ドラクエ1&2』、さらに『ロマサガ2』リメイクが発表!
■ 格闘ゲームの祭典『EVO』が今年も、そしてサウジアラビアの『Esports World Cup』が開幕!
■ 国内イベントも盛りだくさん『モンスターハンター20周年-大狩猟展-』やインディーゲームの祭典『BitSummit Drift』が開催
■ 7月の注目はカプコンの完全新作アクションストラテジー『祇 – Path of the Goddess -』
■ 格闘ゲームの祭典『EVO 2024』開催! 今年もたくさんのドラマが生まれました
■ 『鉄拳8』やっぱり平八復活! 他の格ゲーに続々と新キャラ・ゲストキャラが参戦
■ 物議を醸す『アサシン クリード シャドウズ』問題
■ 8月の注目は約17年ぶりの新作となる『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』
■ 『gamescom 2024』、『Nintendo Direct 2024.8.27』で注目タイトルが多数発表
■ プレイステーション5本体が3度目の値上げに
■ 任天堂の歴史を、見て・体験して・遊ぶ! 『ニンテンドーミュージアム』が10月2日にオープン
■ 9月の注目タイトルは『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』!
■ 今年の東京ゲームショウ 2024は、海外出展・海外来場者が増えてビジネスデイの来場者が大幅増加。日本にアジア・中東がミックスされた“ネオアジア”なゲームショーへ変化していく兆しが感じられる年に
■ 10月のオススメタイトルはペルソナチーム最新作『メタファー:リファンタジオ』! ほかにも注目のビッグタイトルが多数発売でプレイする時間が圧倒的に足りない!
■ 『桜井政博のゲーム作るには』最終回! 明かされた秘密に視聴者が震撼
■ PS5 Proが11月7日、30周年エディションが11月21日にいよいよ発売
■ スマホでWiz。『ウィザードリィダフネ』が不具合多発ながらもおもしろい
■ 11月のオススメタイトルはHD-2Dリメイクされた『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』!
ちょうど1年前、昨年の12月に開催されたThe Game Awardsでは、『グランド・セフト・オートVI』と『モンスターハンターワイルズ』がどちらも2025年発売予定と発表されて大きな話題となったわけですが、
そのときは「一年以上先かー遠いなー」と思っていたものの。あっという間にその一年が経ちました。『モンスターハンターワイルズ』は2月28日に発売予定ともう約3ヶ月ほど。
『グランド・セフト・オートVI』は2025年秋発売予定なので、延期がなければ来年の今頃は寝る間も惜しんでプレイしていることでしょう。2025年の各種イベントでは『グランド・セフト・オートVI』の最新情報や発売日発表に期待がかかっていくのではないでしょうか。
2025年の前半は『モンスターハンターワイルズ』、後半は『グランド・セフト・オートVI』が話題の中心となりそうです。
今年発売されたタイトルでは、
『風来のシレン6』
『鉄拳8』
『龍が如く8』
『Rise of the Ronin』
『HELLDIVERS 2』
『ペルソナ3 リロード』
『ファイナルファンタジーVII リバース』
『ユニコーンオーバーロード』
エルデンリングDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』
『真・女神転生V Vengeance』
『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』
『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』
『メタファー:リファンタジオ』
『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』、
このあたりを本連載でも注目タイトルとして紹介してきたわけですが、こう見ると今年は海外タイトルがかなり少なかったんですよね。
日本のタイトルが非常に強かったのですが、それでもシリーズ作やリメイクが中心となっており、新規作品が少ないのは寂しいところでしょうか。
来年はHD-2Dリメイク『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のシリーズとなる『ドラゴンクエストI&II』も登場します。
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』をこの年末年始に楽しんでいるという人は、引き続いて来年は『I&II』をプレイしていくのではないかなというところです。
映像コンテンツではオープンワールドRPG『Fallout』実写ドラマが4月からPrime Videoで配信され、高評価となりました。
続編も制作中とのことなので、もしかしたら来年はその続編が話題になっていくかもしれないですね。
また、話題になった映像コンテンツという意味では、「桜井政博のゲーム作るには」の最終回も欠かせません。
ゲームクリエイター桜井政博氏がゲーム制作にまつわるあれこれを紹介してきたYoutubeチャンネルで、チャンネル開設から約二年半で260本の動画を投稿してきた同チャンネルですが、何と動画はすべて二年半前には撮り終わっていたこと、その台本は約一か月ですべて書き終えられていたこと、動画制作には約9000万円の費用がかかったものの、収益化をしていないので収入はゼロだということ。それら驚愕の事実が最終回に一気に明かされて大きな話題となりました。
そして、桜井氏はその約2年前から新作ゲームのプロジェクトに携わっているということも明かされました。
そちらも楽しみですよね。
イベント関連では、2024年はサウジアラビアの「Esports World Cup」が初めて開催されました。
前身となるゲームイベントはかねてからあったのですが、サウジアラビアが国を挙げてエンターテイメント事業に力を入れ始め、世界最大規模のe-sportsイベントに進化することとなりました。
二か月にわたって21のゲームタイトルの大会が開催され、世界中のトッププレイヤーがサウジアラビアに滞在したほか、「X JAPAN」のYOSHIKI氏をはじめ著名人も多く現地を訪れるなど、その豪華さや規模の大きさはかなりのもの。
また、「Esports World Cup」は多数のゲームを一気に扱うのでゲーミングチーム単位のポイント争いを実施して上位チームに高額の賞金が贈られたのも特徴的。
ゲーミングチームとしてはできる限り多くのタイトルで上位入賞を狙えるように選手を契約していきたいという側面が出てきます。
2025年も「Esports World Cup」を開催するとのことなので、このあたりの動向がどうなっていくかも注目ですね。
2024年を振り返ってみますと、2023年は大型タイトルの発売が非常に多かったのですが、その後の2024年は比較するとおとなしめで、特に海外の大型タイトルが少なく、日本からもシリーズ作やリメイクなどの堅実なタイトルが中心となりました。
ゲームが発売されていくサイクル的には谷間の年になっていたかもしれません。
ネガティブな方面ですと、『パルワールド』や『アサシン クリード シャドウズ』など、ゲームづくりにおいて物議を醸すものもあり、年初には脅迫行為によって「Nintendo Live 2024 TOKYO」が中止になるなどもあって、例年にはあまり見られなかった不穏な話題もあったという印象です。
一方で盛況な様子を見せたのはやはりサウジアラビア関連。
「Esports World Cup」だけでなく東京ゲームショウなどの日本国内イベントにも同国のエンタメ推進企業キディヤゲーミングが華やかなブースを出展するなど、アジアのゲーム関連のなかでも次第に存在感を高めています。
来年ですと、任天堂が次世代ゲーム機についてのアナウンスを今期中に行うと公表していますので、順調にいけばまず新ハードの年になることは間違いないでしょう。
PSやXboxにおいても据え置き新ハードではなく何らかの動きがあってもおかしくはないのかなと思います。
今年は堅実なタイトルやあまり多くはなかった新規タイトルをじっくり粛々と楽しむ一年となりましたが、来年はまた騒がしい一年になるのかなという予感があります。
12月のオススメはSteam版『風来のシレン6』! 気になっていたゲームの年末セールもお見逃しなく!
2024年12月に発売されるタイトルから注目作をピックアップ!
今月は例年の年末と比べると意外なほど注目タイトルが少ないですね。
発売される本数そのものはNintendo Switch用のアドベンチャーなどを中心にそこそこあるのですが、注目度が高いタイトルはあまりないというのが正直なところ。
そんな中、注目したいのは『風来のシレン6』のSteam版発売。
Nintendo Switchでは2024年1月25日に発売された本作ですが、約11ヶ月後の12月12日にSteam版が発売となりました。
『風来のシレン6』には9月と10月に新たなダンジョンや操作キャラクター「アスカ」が追加されるDLCが配信されていますが、Steam版も12月12日の配信開始時から同DLCが配信されます。
本編はNintendo Switch版で結構プレイしたんだよなーという人も、DLCはSteam版に乗り換えて、より末永く遊び込んでみるというのもいいかもしれませんね。
12月5日に発売される『FANTASIAN Neo Dimension』は、『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親として知られる坂口博信氏が率いるMISTWALKER Corp.が開発を担当。
楽曲を音楽家の植松伸夫氏が手掛けるRPGタイトル。
もともとはApple Arcadeに配信された『FANTASIAN』をベースにしているタイトルなので、気になっていたけど使っているスマートフォンだとプレイできなかったという人はこちらをチェックされるといいですね。
年末年始と言えば寝正月になってしまって正月太りしてしまった……なんてことも。
そんなこの時期に狙いすましたタイミングで『Fit Boxing 3 – Your パーソナルトレーナー –』が発売されます。
Joy-Conを手に本格的なボクササイズができるシリーズもついに3作目。
「来年はしっかり運動するぞ!」と決意している人はぜひ。
年末セールもたくさんあるので、気になっていたけど遊べていないというゲームをこの年末年始休みにプレイしてみるのもいいですよね。
それでは、良いゲームライフを!
そして、良いお年を!
『FANTASIAN Neo Dimension』
2024年12月5日発売
[Nintendo Switch][PS5][PS4][Xbox Series X/S][Windows PC(Steam)]
『Fit Boxing 3 – Your パーソナルトレーナー –』
2024年12月5日発売
[Nintendo Switch]
『風来のシレン6』
2024年12月12日発売
[Nintendo Switch][Windows PC(Steam)]
『超兄貴COLLECTION』
2024年12月12日発売
[Nintendo Switch]