餅月あんこのゲーセンに行きたい!
第20回「カリー・ザ・ハードコアさんとアストロシティミニで遊びたい!(後編)」
祝「アストロシティミニ」発売!
アストロシティ稼働タイトルの『ファイティングバイパーズ』や『ラストブロンクス』などがお好きとよく発信されてる、東京は大久保駅前(2021年4月28日、雑司ヶ谷駅近くに移転)にある『カリー・ザ・ハードコア』さんにお邪魔して、店主の喜多さんと一緒に「アストロシティミニ」で遊びながら、色々とお話をさせていただきました!
前編は、こちら。
思い出のゲームがたくさん!
カリー・ザ・ハードコア店主 喜多さん(以下『ハ』):『ぷよぷよ』と『ぷよぷよ通』も入ってるんでしたっけ。すごいですね。『エイリアンシンドローム』もこの間ミカドにあったんでやったんですけど、想像以上におもしろくって。『ゲイングランド』も池袋ミカドにあったんじゃないかな(※2021年1月現在稼働中だそうです)……うわぁ~、『コラムス』! 苦手だったな~……『アラビアンファイト』!? えっ、これ、あの『アラビアンファイト』ですか!? 入ってたんだ!!
―― 気になるタイトルは、やってみてください。
ハ:ウワァ~!! これは、出会いは、今でも覚えてますよ。小学校6年生のときの修学旅行で。大阪は伊勢に行くんですけど、志摩のミキモト真珠島ってところの近くの、ご飯を食べるドライブインみたいなでっかい施設があったんですけど、そこのゲームコーナーにこれが置いてあるのを見て、「何このゲーム!!」って。
―― でも修学旅行中だからできなかったんですか?
ハ:でもやってて(笑)。
―― えっすごっ。
ハ:これ画期的で、奥に行くとキャラが小っちゃくなって。
―― あああほんとだ、すごい(笑)。
ハ:アニメーションで飛びかかってくる敵とか。魔法がアニメーションするんですよ。「なんだこのゲームは!」って思って。おみやげに使うお金をつぎ込んでやりましたね。
―― (笑)。
ハ:これ入ってないと思ってた、さすがに。これ2Dの3D演出ですよ。うわぁ、すげぇ。これ、「ゲームがアニメみたいになってる!」と思って、衝撃を受けて。……うわぁ~! わりと連続攻撃をすると割り込まれる……。敵とのラインが最初わかりにくいんですけど、奥行きが広いんで、パンチを振ってたら敵が近づいてくるじゃんと思ってたら、わりとAI頭良くて、離れるんすよ(笑)。
―― あっ、ほんとだー!
ハ:ナナメに近寄って来るんすよ(笑)。だから今までのベルスク(ベルトスクロールアクション)の常識が通用しなくて衝撃を受けましたね。あとちゃんとラインが合ってないと連続技が最後まで入んなかったんじゃないかな。
―― わりとシビア!
ハ:めちゃくちゃ難しい。2面で終わらせにくる(笑)。ああ、すごいなこれは。あのときの衝撃が蘇って、ヤバイ(笑)。小学生だったからお金が自由にできなくて、「やりたいな、やりたいなー」で諦めてたゲームが自由にできるんですもん。……あっ、クレジット音がイイ! 今のゲームってめちゃくちゃユーザーライクじゃないですか。
―― はいはい。
ハ:だから、今のゲームしか知らない人こそ、やると、めっちゃおもしれぇんじゃねえの、って感じですよね。お店の常連さんも「アストロシティミニ」予約してるって言ってて。「何目当てなんですか?」って言ったら、「『ダークエッジ』やりたい」って。あとは僕、目があんまり良くないんで、小っちゃい画面だとどうなんだろうって思ったけど、本体のディスプレイでも全然気にならないっすね。画面メチャクチャ綺麗だからか!
買います(笑)
ハ:『スペースハリアー』か! これは今でもゲーセンでやりますね。あ、全然違和感ない。すげえ! まさか『スペースハリアー』まで入ってるとは。……そうか、こうやってやってると、開発した人の意図がわかりますね。
―― 何ですか?
ハ:インカムを出さなきゃいけないじゃないですか。だから「こんぐらいまでは楽しめて、こんぐらいから難しくなりますよ」っていうのが。
―― 最初はそんなに簡単に長くはできないけど、絶妙にもう1回やりたい感じですね。
ハ:ゲーセンのゲーム、僕が今やってる『バトルガレッガ』ってゲームもそうなんですけど、やっててうまくなっていくとおもしろいですよね。けっこう昔のゲームって難しいって言われるけど、頑張りさえすれば、攻略できるじゃないですか。あとは子供のときはがむしゃらにやってただけだけど、大人になってからやると「ああ、そういうことね」感が……ムズイ!(笑) ……すげえサイケデリックな世界観ですよね。
―― 『スペースハリアー』とか『ファンタジーゾーン』とか、セガさんのゲームってよくピンクが使われてる印象ありますよね。
ハ:なんか、ティム・バートンみたいな不思議な世界感ありますよね。……これ、テレビの企画とかで「アストロシティミニ全部クリアするまで帰れま10(テン)」やってほしいですね。みんなどこで地獄を見るか……。
―― アハハ(笑)。
ハ:『ゲイングランド』とかだいぶキツそうですよ(笑)。こうやって「アストロシティミニ」に入ってるゲームを見てみたら、「あっ、知ってる!」ってなるし、さっきやった『アラビアンファイト』もそうだし『忍者プリンセス』もそうだし、なんも知らずにやってみると、「難しい! もうちょっとやろうかな」みたいな感じになりますね。『クラックダウン』もそうだし。心が刺激されるゲームがたくさん(笑)。『コラムス』とか落ちゲーが好きな人もバシバシにできるし。『タントアール』は、パーティゲームとしては完璧っすよね。これダメだ、家にあるとずっとやりますね(笑)。
―― やります?(笑) 買う予定はないですか?
ハ:いや、買います買います(笑)。これは買うしかないじゃないですか、もう。今、お店のためにやらなきゃいけないことがあるんで、いろんなゲームをあんまり買わずにいるんですけど、これはねぇ、もう、運命ですね(笑)。コンパネのほうも触ってみていいですか。……おおお、イイ! やりやすい。没入感も凄いですね。すげぇな……これがセガ……。
―― 今日ちょっと押し売りみたいに(笑)。
対戦格闘パックを!
―― あと何か「アストロシティミニ」に入ってるゲーム以外でも語りたいゲームがあればぜひ。
ハ:喋りたいゲームはやっぱり、「アストロシティミニ」が発表されたときに入ってほしいと思った、『ラストブロンクス』と『ファイティングバイパーズ』かもしれないです。
―― ぜひ。次回作に入れてほしいですよね。
ハ:僕、お店のツイートするとき、好きなゲームのことばっかり喋ってた時期があって。先生たぶん(エムツーの)堀井さんのリツイートからうちのこと知ってくれたと思うんですけど。
―― そうですね、うんうん。
ハ:そのときに『ラストブロンクス』のこと書いたら速攻でフォローしてくれた人がいて。その人が今常連さんになってくれてるんですけど、『ラストブロンクス』現在進行形ガチ勢がいて。ミカドでフリプ(フリープレイ)のイベントがあるんですけど、お金を払うと、希望の台を入れますよ、っていうサービスをやってて、毎回『ラスブロ』を入れてる人がいて。
―― へぇ~!
ハ:で、その人に誘われて、ひさしぶりに対戦しに行ったりしたんですけど。もうなんだろうな……3Dゲーの爽快感に激振りしたゲームじゃないですか、『ラスブロ』も、『バイパーズ』も。
―― うんうん。
ハ:あのわかりやすさはホント最高だし、当時コスプレするかた、みんなハニーやってたし。あれがもう1回世の中に出てほしい……対戦をしたいですね。対戦ツールとして非常に良くて。セガの格ゲーを集めた地獄の「バーサスシティ」を出してほしいですね、次は(笑)。
―― あ、明石家サンマンさん(ファイティングバイパーズ全国大会優勝者)ともTwitterでまさにそういう話してました。
ハ:いいですね(笑)。『ファイティングバイパーズ』も衝撃だったというか。『バーチャ』ってストイックな雰囲気だったけど、キャラがバンカラの男で、名前もBANで、「何なんだこれは!?」って。あとギターでぶん殴るラクセルとか、スケボーでぶん殴るとか。
―― ピッキーですね。
ハ:あとアーマーぶっこわれるのが、いちいち3回リプレイじゃないですか。バカーン、バカーン、バカーン、って(笑)。あれが爆笑して。「何だ、こんなゲームがあっていいのか(笑)!」って、凄いやりましたね。昔のゲームって練習するじゃないですか。それがおもしろいなと思って。その中でも『バイパーズ』と『ラスブロ』は、コンボ練習から始まって、CPU戦のタイムアタックして、あとは対戦ですよね。「あそこの高校にヤベエ奴がいる」「おぉ、やってやらぁ!」って。
―― 漫画みたい(笑)。
ハ:堺市から「みんなで遠征に行こう!」って行くと、みんな鬼みたいにボコボコにされて終わるみたいな。
―― あっ、堺市なんですか。土屋昇平さんの奥さまのSATOMIさんも堺っておっしゃってました。堺は大阪の中でもゲーセンが多いんですか?
ハ:難波とかはもっと多いです。通天閣のあったところに「キューティ」っていう猛者とシューターが集まるやべえゲーセンがあって。
―― やべえゲーセン(笑)。
ハ:あとは、杉本町っていう駅があって、今はなくなっちゃったんですけど、「NASA」っていうやべえゲーセンが。ゲーメストのハイスコア集計してたゲーセンで。そこに行ってましたね。『バーチャロン』やりに行ってたんですけど、ボッコボコにされて。
―― へぇ~。
ハ:今「アストロシティミニ」を買ってしまえばお金気にせずにやれるわけじゃないですか。
―― そうですね~。
ハ:だって今日、もう10回以上やってますよね。換算すると安すぎるな……。筐体つきですもんね。
―― そうですよね~(笑)。
ハ:アーケードゲームだからワンゲームが短いのも気軽にプレイできていいですよね。ぜひ対戦パックを……。
―― ぜひ出してほしいですよねー! ……では、最後にお店のことを教えてください!
ハ:「カリー・ザ・ハードコア」という間借りカレー屋を、新宿区は大久保駅北口から徒歩15秒(←※秒ですよ!)の場所でやっております。Twitterとかnoteで世迷言をガンガン叫んでいるんで、よかったら見てください。おかげさまで最近はけっこう話題になってて、ゲーマーが集う店に……『ファイティングバイパーズ』超上手い人、『ラストブロンクス』超上手い人、『ガレッガ』やたら上手い人……『ガレッガ』を作った人……。
―― (笑)。
ハ:……『ガレッガ』を移植した人、いろんなかたが来てくださる、そういうお店なので、ぜひ食べに来てください。
―― カレーの特徴を教えていただけますか。
ハ:ドイツのシチューを無理矢理カレーにして、一番の特徴はシュマルツっていうラードで作ったバターみたいなやつを入れて、コクを無理矢理出してる感じです。
―― カレーって色々あるじゃないですか、スープカレーとか、インド北部とか。ジャンルでいうと、どこにも属さない感じなんでしょうか。人に説明しようと思っても説明できないんですよ(笑)。
ハ:パキスタンのカレーをベースにしてたんですけど、どんどん離れていって、ドイツ料理ベースになってったんで、ドイツ料理を無理矢理カレーにしたって感じです。
―― なるほどー……じゃあ一言では説明できない感じの、無所属な感じなんですね。
ハ:「ジャンルで言うならハードコアカレーっていうジャンルになっている」って言われてるので、それを信じて、俺はもうそっちでやっていくぞみたいな感じですね(笑)。
―― わかりました(笑)。そんなに激辛でもないですよね。
ハ:激辛ではないです。基本はシチューなんで。
―― あと、こってり系でもないですよね。
ハ:あっさり、シャバシャバなやつです。
―― メインのカレーのレシピは企業秘密かとは思いますが……ベースとか聞いても大丈夫ですか?
ハ:ベースは玉ねぎとトマトです。ドイツのグヤーシュっていうシチューがあるんですけど、そのレシピをベースにしてます。肉の味ですね。骨からも出るんですけど、肉のダシって非常にパンチがあるので、それを前面に持ってくるパワー系ですね。繊細な要素はゼロに近い……。
―― いやいやいや、繊細さは感じますよ! 私から見ると、ロマンチックな感じですよね。
ハ:ハハハ(笑)。スープカレーのようだけど、肉をメインに食べる構成にしてあるんで、「肉のためのソースである」っていうスタンスでやってます。だからあいがけとかをするときも、全部邪魔にならない……いろんなあいがけ、中国の火鍋とあいがけをやったり、豚汁とあいがけにしたりとかあるんですけど、それはもうカレーの包容力を信じつつ。何をやるにしても肉を推していきたいので、肉がうまく食べられるにはどういう風にすればいいのだろうか、っていうのを考えたカレーで。わりとパキスタンのカレーは肉をガンガン食べるんですね。そこのニュアンスを受け継ぎながら、豚肉を使いたいけど、豚肉はムスリムは食べられないので、だったら豚肉を一番うまく使ってる国はどこだ、って探したときにドイツ料理にたどり着いて、それで、じゃあもうカレーのベースもドイツ寄りにしてしまおう、って感じで。シルクロードを逆に渡っていったらそうなったって感じですね。
―― へ~、おもしろい。かなりドイツ要素が強いですね。
ハ:ハンバーグもドイツのフリカデレっていう(ハンバーグの)原型のレシピに近いものでやってます。シュマルツもドイツですね。
―― 今日いらしてたANIさん(デザイナーさん。『ナムコットコレクション』ではユーザーインターフェースなどを担当)もシュマルツに興味を持って、シュマルツってなんだろう、って、あえてググらないで来たっておっしゃってましたね。
ハ:コクが異常にブーストされて、例えると家系ラーメンに脂を足す、みたいなノリで。
―― でもそんなにくどくないというか、いつも私サラッと、あっという間に完食してますけど。
ハ:コクを出すためでもあるし、食べやすくするためのものでもある感じです。
―― 今日も美味しかったです。ごちそうさまでした!
カリー・ザ・ハードコアさん店舗情報
【店舗移転のお知らせ】
2021年4月28日に、副都心線「雑司ヶ谷駅」から徒歩2分の場所へと移転しました。
営業時間、休業日等は、下記のTwitterリンクをご参照ください。
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